古い詩集の新鮮なコトバ

歌謡曲は、歌は世につれ世は歌につれながら次第に古さを纏っていくものですが、時代を反映しながらも、なお新鮮な表現を保つコトバがあります。自分が学生時代に歌謡曲(フォークソングかな)を聴きながら集めた詩集です。当時の現代詩を自作のフォークソングに仕立て直す歌手がいて、そんな興味と書店での立ち読みから、どうしても欲しくなった詩集がかなり我が家の書棚に眠っているのです。白石かずこ詩集「卵のふる街」の空からいろいろなものが降ってくる映像としてのイメージが好きになったり、富岡多恵子詩集の活字の楽しさ、気ままさがスイスイと心に入ってきたりしました。こういう詩人たちが語る自作論の面白さは、自分が自作の彫刻作品を語るコトバと照らすとあまりにも自分が貧困でなりません。50年も前に初版されているコトバが、世につれずに新鮮でいること。自分の作品も(コトバではない)そうありたいと願うばかりです。

関連する投稿

  • 15回目の個展をExhibitionにアップ 今夏、開催した15回目の個展をホームページのExhibitionにアップしました。Exhibitionでは、ギャラリーせいほうの展示空間をそのまま見ることができて、図録の撮影の時とは違った雰囲気があ […]
  • 作品タイトルをどうするか? 昨年の夏より取り組んでいる新作には、まだタイトルがありません。大きなテーブル彫刻やら小さめのテーブル彫刻といった呼び方をしていて、そろそろタイトルをつけないと不便だなぁと感じています。タイトルは作者 […]
  • ギャラリー「構築~瓦礫~」アップ ホームページのギャラリーに2010年制作の「構築~瓦礫~」をアップしました。ギャラリーやRECORDにアップしてある作品に関する解説は一切避けて、同じ発想のもとで作ったコトバを添えています。カタチと […]
  • 「神と人を求めた芸術家」 表題はドイツの近代彫刻家エルンスト・バルラハのことを取り上げた「バルラハ~神と人を求めた芸術家~」(小塩節著 […]
  • 10‘個展評壇より 『木・陶による「構築」シリーズ。「陶」は錆びた鋳物か古代の土器の趣。「木」は漁具の銛のような形。双方組み合わせての「構築」オブジェ。今回は巨大なテーブル状に仕立てて、壮観。』(美じょん新報 9月20 […]

Comments are closed.