活字離れの反動

職場まで自家用車で通勤し、しかも超過勤務の毎日。たまに帰りがけにスポーツクラブに行って水泳で身体を保ち、帰宅すると「365点の連作」を作ったり、このブログを書いたり。こんな毎日の生活で犠牲になっているのは本を読むことです。今日は出張の合間に書店をのぞき、新しい本を2冊買いました。夭折の銅版画家の生涯を描いた本とマニエリスムをテーマにした美術評論。カフェによって、早速買ってきた本をパラパラめくると、たちまち病みつきになり、美術的なるものが頭を駆けめぐりました。こうなるともう職場に帰る気がせず、今日はそのまま本を抱えて帰宅しました。来月末になると職場が夏季休業に入ります。そこでまた例年のように昼間は制作、夜は読書の楽しい生活が始まります。活字離れの反動で、一気に活字に浸る生活が待っています。そんな生活を楽しみに今はしばし職場の労働に身をおくことにします。

関連する投稿

  • 2017年HP&NOTE総括 2017年の大晦日を迎えました。毎年恒例になっている総括を行います。まず彫刻では7月に12回目の個展をギャラリーせいほうで開催させていただきました。大きな作品では「発掘~宙景~」と「発掘~座景~」を […]
  • ベルナール・ビュフェ美術館 日曜日に相原工房スタッフの遠足として出かけたベルナール・ビュフェ美術館は、小高い丘に建つ瀟洒な建物で周囲には木々があって素晴らしいところにあります。ビュフェは若くして世に出た画家で、灰色がかった色彩 […]
  • 週末 梱包作業&美術館鑑賞 今日は梅雨らしい鬱々とした天気でした。午前中は昨日から続いている作品の梱包作業をやっていました。今日は若いスタッフが2人朝から来ていて、それぞれ制作に励んでいましたが、10時半頃スタッフ2人と家内を […]
  • 夏気分を惜しみながら… 今日で8月が終わります。月が変わることに郷愁を感じるのは夏の特徴かもしれません。開放感あふれる夏だからこそ流行り歌にもなり、移ろう夏気分を惜しむ情景になるのだと感じます。今月の創作活動を省みると、と […]
  • 芸術家宅を訪ねる随想 「瀧口修造全集1」に収められている「ヨーロッパ紀行」の中に、ダリを訪ねた時の随想が載っています。アトリエの中の描写やダリの人柄に、ほんの少しばかり親近感が持てるような気になります。スペインの海辺のア […]

Comments are closed.