思索集 藤田昭子の原風景

何年か前に神奈川県の大山の麓にある小さな美術館で藤田昭子さんが個展をされていたので見に行って、本人にお会いしました。昔から野焼きによるモニュメントを多く作られていて、住居ともオブジェとも言える造形に注目し、また羨望の眼差しで作品を追いかけてきました。表題の本はその個展の時に買ったもので、丁寧にサインをしていただきました。自分も陶彫による造形を手がけていて、やはりパーツに分けて窯に入れて、ひとつの大きな作品にまとめています。そこは藤田ワールドに共通するものがあって、展覧会があれば必ず見に行っています。この思索集も時々読んではまた本棚に戻す書籍のひとつです。昨日ブログに書いた「石のコトバ」も「思索集」も身の周りに置いて参考にする資料です。

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