藤森建築と路上観察

東京オペラシテイアートギャラリーで、藤森照信展をやっていることを知って早速見に行きました。自分はこの建築家の大フアンなのです。原始と現代が同居しているようなロマンを感じてしまいます。小さい頃、こんな棲家を作りたかったと思うような住居を具現化してしまうところが羨ましいのです。木の上に家を建てる、家を緑で覆う、土壁というより藁や泥がたっぷり入った魅力的な壁を作ってしまう、これは本当に自分の憧れそのものです。昨日までいた大内宿の民家を髣髴とさせるような表現活動に自分も見習いたいと思うばかりです。路上観察学会のビデオや資料には笑ってしまいました。もっと大人は遊ばないといけないなあと思いました。自分も住居のような彫刻作品を作っているので、これはこれで遊んでいるのだと確信しました。頑張る力を大いに貰いました。

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