水芭蕉の咲く木道

尾瀬に来ています。昨年のブログにこの時期の尾瀬紀行を書いています。今年も尾瀬沼までの木道を歩いてきました。昨年は豪雪で木道が埋まって、幾度となく足を滑らせましたが、今年は雪がわずかに残るだけで、清々しい空気の中を気分よく散策することができました。水芭蕉が群生しているところを眺めていると、まるで桃源郷のようで、癒しの空間を味わいました。湿原の美しさ。山々に筋をなしている残雪。青空にぽっかり浮かぶ雲。このまま風景画にしてしまうと、あまりにも構図が決まりすぎてしまいます。絵のような風景ではありますが、絵にするよりはリアルな自然の方が断然勝っているのです。この風景を表現するとしたら、時間をおいて印象を再構成するしかないかなと思います。昔から芸術家は自然のもつ偉大さや畏怖を表現しようと試みてきました。この肌に感じる尾瀬の透明な空気の前では、作りごとは何て無力なんだろうと感じます。

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