タウン誌の取材

横浜市旭区在住の作家の一人として、タウン誌の取材を受けることになりました。午後の1時間半、僅かばかりの広さのアトリエで、ルポライターの質問に答えました。普段から図碌撮影等で付き合っているカメラマンとは別のカメラマンが現れて私自身の撮影をしていきました。自分のことを喋ったり、撮影されたりするのは本当に苦手ですが、そうも言っていられないので、自分としては精一杯やることにしました。自分の生い立ちから彫刻との出会い、さらに今置かれている立場を、その時代に思索したことを思い出しながら振り返るのは、思うほど気楽なことではありませんでした。自分の創作のことを聞いて欲しいし、人に伝えたいと日頃考えているのに、いざ本格的に聞いてもらえるとなると尻込みしてしまうのは一体どういうことでしょうか。結局、自分は巧く言葉で伝えられないので、造形として表現しているのかもしれません。作品で何を表現しようとしているのか、これは単純で難しい質問でした。言葉にできないのです。イメージがあって、それで何かを表そうとしているのですが漠然としています。でも強烈な意思が働いていることに間違いはありません。説明できない「何か」があるのです。

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