5月に再読「智恵子抄」
2007年 5月 1日 火曜日
風薫る5月になりました。今日は雨模様でしたが5月の空のイメージは清々しく夏の香りを運んでくるものと思い描いています。そんな折、高村光太郎の「智恵子抄」に出てくる詩の冒頭に目がとまりました。「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。櫻若葉の間に在るのは、切っても切れない むかしなじみのきれいな空だ。〜略〜」都会ではなく自然に恵まれた土地で見る空。5月になって気候がゆるやかに身体を包む季節になると、美しい空が見たいと自分も思います。智恵子のまっすぐな思いを、そのまままっすぐな詩に詠んだ光太郎。時々こんな詩に触れると気持ちがピュアでまっすぐになります。こんな心をいつまでも持ち続けたいものです。 Yutaka Aihara.com
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