「アイーダ」の凱旋シーン

ハリウッド黄金期の映画「十戒」や「クレオパトラ」を彷彿とさせるのが、ベルデイ作曲のイタリア歌劇「アイーダ」です。「アイーダ」の方が制作年代が古いので、ハリウッド映画の方が影響を受けているのかもしれません。スケールの大きさは比類のないもので、野外で演じられることも度々あります。ウィーン歌劇場で観たオペラの中で、舞台美術や群集の動きが楽しめたオペラでした。オペラ歌手は声量が求められるので華奢な人は少なく、むしろ堂々とした体格をもっています。今にも死にそうな演技には少々無理を感じますが、「アイーダ」にいたってはあまり気になりません。凱旋シーンは圧巻でした。俗っぽい演出という見方もありますが娯楽性も必要なものかなと思います。

関連する投稿

  • 「心の旅人ケルト」について 「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 […]
  • クラシック音楽を聴く機会 20代の頃にオーストリアの首都ウィーンに住んで、リング(環状道路)沿いにある国立歌劇場に毎晩通っていました…と、書くと自分はいかにも文化意識が高く、経済的にも恵まれた、どちらかと言えば鼻持ちならない […]
  • ドイツ在住の旧友来たる 自分は20代の頃、オーストリアの首都ウィーンに住んでいました。同地の国立美術アカデミーに通って、最初は版画科に、次に塑造科に移ってレリーフを学んでいました。今思えば素晴らしい環境に身を置いていたこと […]
  • 「ルル」表現主義によるオペラ ウィーン滞在が5年に及び、その間暇に任せてオペラをほとんど毎晩観ていました。パンフレットは百冊を超えました。だんだん音楽が楽しくなっていき、一端の音楽評論家よろしく今晩のオペラはどうのこうのと人と喋 […]
  • 自分の中の音楽環境 過去のブログを読むと、音楽について書いている時期があります。自分の生育歴は音楽環境に乏しく、それでも両親は私と妹をピアノ教室に通わせていました。私は忽ち頓挫してしまい、それきり楽器演奏をやる機会を失 […]

Comments are closed.