再びコトバとカタチについて

このHPを始めた時に、ギャラリーのページに造形作品とともにコトバを添えることにした経緯を、前のブログに書いたような気がします。添えるというつもりだったのが、詩作となり、作っているカタチと同等な存在になってしまいました。現代詩は高校時代から親しんでいて、「ユリイカ」などを読んでいましたが、いざ詩を書くとなると構えてしまったり、技巧に走ったりで恥ずかしいばかりでした。詩を作る行為は10代で諦め、彫刻を作る行為は20代から始まったと言えます。今は不思議なめぐり合わせで、コトバとカタチが両輪となっています。でもコトバは頭を捻ったり振ったりしながら書いていて、それでも気に入らず、10代で放棄したままになっているのかと思うほどです。どうしたら詩人は最初の1行が出てくるのか、行をかえると、ハッとするコトバに生まれかわるのか、何とも不思議な文才です。空間の中で彫刻の表現がさらにシンプルに深く練られていくのと同じで、詩も練られていくものなのかなと思います。

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