作品の梱包作業

グループ展のための作品梱包作業に追われた一日を過ごしました。集合彫刻なので、柱が大小30本、厚板が大小14枚あって、搬入当日に組み立てる予定です。このため柱や厚板にそれぞれエアキャップを巻き、シートで覆って番号を記します。この作業が簡単にはいかないのです。量が多いというのは思いのほかシンドいものです。丸一日がかりでした。まるで引越し荷物のように置かれた作品の部品。梱包なんてどうでもいいと昔は思っていましたが、運搬だけではなく展覧会後も保存することを考えれば、これは半端なことでは済みません。有名な陶芸家は自作を収める箱作りにも腕利きの職人を頼むと聞きます。自分はそこまでやれませんが、ひとつひとつ丁寧に梱包して、少なくても破損がないようにしなければなりません。今、「構築〜包囲〜」はクリストの作品のようになって、明後日会場に運ばれるのを待っています。

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