フローマルクト

所謂「蚤の市」で、日本でも最近はあちこちでこうしたフリーマーケットが開かれています。その先駆けとも言うべきヨーロッパのマーケットはかなり歴史があって、自分の留学生時代には盛んに行われていました。ウィーンは毎週土曜日の午前中に青果市場近くの広場で、由緒のあるものからちょっと如何わしいものまで売られていました。いったいどこから持ってきたのかわからないイコン(宗教画)、燭台、十字架、キリストの磔像などや、かなり値の張りそうな絨毯、戦前のモノクロ写真、装飾金具、食器など諸々の雑貨があって、日本からやってきた者にとっては異国情緒に溢れていました。ユーゲントステイールの工芸品も売られていました。「昔はもっと良い物があった」と昔から利用している住民から聞いていましたが、それでもなお西洋臭さが残る雑貨を見て、大いに楽しめました。

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