草月会館の「天国」

重森三玲の庭園に劣らず、自分が最も好きな庭園空間は東京の草月会館にあります。玄関前にすっきりと立つ黒味影石、それに続く入り口吹き抜けのロビーには大小の自然石を配置した室内庭園が広がっています。「天国」と題されたイサム・ノグチの作品です。石の床で四段階に分けられ、それぞれを階段でつなぎ、最上階から下まで人工の川を作り、水が流れています。最上階にはつくばいが置いてありました。仕切られた空間に現れた雄大な世界に毎回見るたびに刺激を受けています。自然のままの石と加工された石を巧みに組み入れた秀作だと思います。

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