アルテ・ピナコテーク
2006年 10月 22日 日曜日
アルテ・ピナコテークはヨーロッパに渡って初めて観た大規模な美術館でした。パリのルーブル美術館でもなく、イタリア各地の美術館でもなく、このミュンヘンの美術館が自分の脳裏に最初にすり込まれた西洋絵画になりました。デューラーから紐解く西洋美術史というわけです。幸いと言っていいものかわかりませんが、有名な「モナリザ」ではなく、デューラーの「4人の使徒」から入った絵画は先入観がない状態で目に飛び込んできました。これには本当に驚きました。描写の迫力に圧倒されました。ルーカス・クラナッハも硬質な感じが一目で気に入ってしまいました。フランスやイタリアといった美術史では避けて通れない国々より、ドイツ美術が自分の心に鎮座してしまったことが、その後の自分の美術趣向にも造形思考にも影響していると今も思っています。
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Tags: ドイツ, 展覧会, 留学
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