ブッターミルヒとブラウエケーゼ

ドイツに渡って、まずスーパーマーケットで買ったのが牛乳とチーズでした。牛乳は「ブッターミルヒ」、つまりバターミルクが名前からして美味しいはずだと疑うことなく買いましたが、一口飲んで思わず吹き出しました。牛乳が酸っぱいのです。これは腐ってると勘違いして捨ててしまいました。次に「ブラウエケーゼ」というチーズ。包まれた紙を開いたら中身は青カビだらけ。これも腐ってると勘違いしました。まだ日本にブルーチーズがわずかしか輸入されていなかった時代です。初めて味わうドイツのドイツらしい食品に唖然とした経験があります。それから普通の牛乳やチーズを買うようになり、これらの美味しさに本当に舌鼓を打ちました。外国の体感はこんなところから始まるのではないかと思います。

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