作庭家 重森三玲
2006年 10月 18日 水曜日
松下電工汐留ミュージアムで「重森三玲の庭」と題する個展が開かれています。作庭のプランや模型、写真などによる展覧会で、画家や彫刻家ではなく、さらに工芸家や建築家でもない人を扱ったユニークな内容でした。亡父が造園業をやっていたことがあって、自分はかなり前から重森三玲という人に興味がありました。京都の東福寺でそのモダンな庭を見ていたのですが、実際に意識するようになったのはイサム・ノグチが作ったパリにあるユネスコ庭園に協力をした人だとわかった時からです。特に石が垂直に立てられた築山や白砂に横たわる長い石に不思議なハーモニーを感じます。場の彫刻を考える自分にとって避けて通れない存在だと思っています。これを契機に重森三玲をもっと研究しようと考えています。
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Tags: 展覧会
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