カフェで文化を語る

大学で彫刻を学んでいた頃は、お洒落で手軽な「スタバ」や「ドトール」はなく、いわゆる喫茶店があって、友達と長い時間をそこで過ごしました。芸術論議は大好きで、制作もままならないうちに精神性ばかり語っている歪んだ学生でした。ウィーンに住んでもカフェが大好きで、芸術を語るほどドイツ語力はなかったので、街行く人を眺めたり、在外日本人で彫刻をやっている人と話したりしていました。同じクラスのウィーン女性と話した時は知っている限りのドイツ語を駆使しました。ウィーンのカフェは雰囲気に歴史と文化の香りがして、今思うと何と贅沢な時間だったろうと思います。それにしてもウィーン人はおしゃべりでカフェが大好きな人々で、いったい何時になったら仕事に取りかかるのだろうと思うことも再三ありました。

関連する投稿

  • 「心の旅人ケルト」について 「呪術としてのデザインー芸術民俗学の旅」(中嶋斉著 […]
  • 若かりし頃の貧乏旅行 「保田龍門・保田春彦 […]
  • 週末 グローバルな会話 昨日に続き、朝から工房で陶彫の制作をしていました。今日も気持ちのいい秋晴れでした。今日は工房によく出入りしている若いスタッフが2人来ました。一人は東京芸大の大学院生で、工房で修了制作をやっています。 […]
  • ウィーンからの懐かしいメール 1980年から85年となれば、今を遡ること30年前になります。オーストリアの首都ウィーンは地下鉄の交通網がシュタットバーン(市街電車)に取って代わろうとしていました。そんな頃に自分は市街から遠い10 […]
  • 「言語都市・ベルリン」を読み始める 「言語都市・ベルリン」(和田博文・真銅正宏・西村将洋・宮内淳子・和田佳子共著 […]

Comments are closed.