旧ユーゴの画家ジェネラリッチ

旧ユーゴのヘルビネ村でジェネラリッチさんという売れっ子画家にお会いして、自宅兼ギャラリーで作品を見せていただきながら、趣味の卓球のポーズをして記念写真を撮りました。もう20数年も前のことなので、ご存命かどうか今はわかりません。他の農民画家に比べると表現力があり、もう農業はやらず画家として自立しているように見受けられました。当時の数枚の写真とその時いただいた図録が今も手許にあります。自分が住んでいたウィーンには旧ユーゴの素朴派画家の作品を扱っているギャラリーがあって版画やポスターがかなり売れているようでした。ウィーンの歴史美術館には有名なブリューゲルの絵がたくさんあり、ある意味ではブリューゲルとの共通点も見られ、現代版ブリューゲルともいえるかもしれません。

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