先祖を思う夏

先日父が亡くなり、墓地を移転する計画が持ち上がりました。我が家の墓地は地方に行くとよく見られるような田畑の一角にある本家.分家の小さな墓地です。今では「こども自然公園」に行く道端になって区画もはっきりしないままです。そこで菩提寺である浄性院に墓地を移そうと言うことになり、墓碑も新しくすることにしました。昨日は移転するため魂抜きを行い、墓地を掘り起こしました。祖父以前は土葬でしたので、かなり気が滅入ることになりはしまいかと思いを巡らせましたが、墓堀り職人の手際の良さもあって、あっさりと終わりました。相原の一代目は市五郎という人で分家をして田畑を耕し、二代目の銀蔵は近隣では有名な大工だったようです。三代目の鶴松も大工の棟梁、四代目の市太郎は造園業、これが父なので自分は五代目になります。いずれも勤勉な先祖だったようで、貧しい小作人から出発し、やがては屋敷を構えるようになったと亡き祖母からよく聞かされました。自分はといえば芸術に現を抜かし、どうも先祖に顔向けできないナマケモノになっているようです。先祖はあの世で相原家の行く末を心配しているでしょうか。

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