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	<title>yutaka aihara&#039;s note &#187; 版画</title>
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		<title>週末 エッチングプレス機が来た日</title>
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		<pubDate>Sun, 22 Jan 2012 12:39:58 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>朝早く業者から連絡があり、エッチングプレス機が工房に届きました。新品ではありません。不要となった古いエッチングプレス機を頂いてきたのです。修理代は少々かかりますが、新品を買うより安上がりです。学生時代、ドイツ表現派の影響で木版画に手を染めていた私は、ほとんど銅版画をやったことがありません。でも銅版画をいつかやりたいと思っていて、その頃から３０年も経ってしまいました。当時自分の後輩が手の込んだ技法を使った銅版画をやっていて、それを自分でもやってみたいと思っていました。後輩に技法を真似てもいいかと言ってみたところ、ＯＫという返事が返ってきました。それはエッチングとアクアチントの併用による不思議な世界が表現できる方法です。あと数年で定年になる私は、現在の陶彫や木彫に加えて銅版画をやりたいのです。３０年越しの念願を叶えるために以前からエッチングプレス機を探していました。ようやく手に入れたエッチングプレス機です。制作できるその日がくるまでイメージを貯めておこうと考えています。</p>
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		<title>晦日に工房で過ごす一日</title>
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		<pubDate>Fri, 30 Dec 2011 13:39:41 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>２０１１年も残すところあと１日になりました。今日は朝から晩まで工房で制作三昧でした。新作屏風の木彫部分が思い通り進まず、明日までの制作目標を修正せざるを得ません。例年こんなものかと思いながら不足している材料を買いに車を走らせました。ただし、身体が疲れているにもかかわらず、気持ちは満足していて快い時間を過ごしました。今日も若い子がレリーフ作品を作りにやってきていました。世代は違えど作品に取り組む姿勢は同じで、こんな年の瀬になってようやく新作の全体像が捉えられた按配です。彫刻の制作の傍ら、一昨年のＲＥＣＯＲＤに「渦巻く」というテーマで龍を描いたことを思い出し、それをデジカメで撮影して年賀状にすることに決めました。突如考えたことで上手くいくかどうかわかりませんが、慌てて賀状の用意をしました。毎年、年賀状はアナログな版画でやっていましたが、今回は方向を変えました。余裕が無いことを言い訳にして楽な手段を選んでしまったことになります。そうなれば来年のＲＥＣＯＲＤには蛇が登場する場面を作らねばなりません。年賀状として新たに版を彫るより、こんな方法がいいかなぁと思っています。今年のＲＥＣＯＲＤも明日作る１点を残すだけとなり、来年のＲＥＣＯＲＤの方向性もそろそろ模索しなければなりません。明日は大晦日。来年に向けて考えることが多い一日になりそうです。</p>
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		<title>先輩の版画展へ行く</title>
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		<pubDate>Sat, 10 Dec 2011 14:35:07 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>版画家の加藤正さんは大学の先輩で、学生時代よりエッチングやアクアチントの技法を使った銅版画をやっていました。現在、東京渋谷のギャラリーで個展を開催しているので見に行ってきました。加藤さんには会えませんでしたが、長く銅版画に関わっていた作家なので技法的には円熟度が増し、イメージ豊かな世界の数々が自分を迎えてくれました。草や木の根のような植物的な蔓が無数に絡まり、やがて塊となって大地に蔓延り、また世界を分ち、死に絶え、再び蘇生していく加藤ワールドは、小さな要素で壮大な世界を描いているように思えます。象徴的風景画と言うべきか、絡まる蔓はまさに私たち人間の姿かもしれません。加藤さんは私の個展にもフラリと現れて、近況などを話し合ったりする仲です。今後ともお互い健康で変わらぬ制作生活が続けられるようにしたいと願っています。自分は加藤さんの世界観のさらなる展開を見たいと思う一人です。</p>
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		<title>上野の「写楽展」</title>
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		<pubDate>Tue, 14 Jun 2011 12:55:06 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>東洲斎写楽は謎の多い画家で、作品よりも正体探しに興味が移りがちな絵師です。寛政6年から7年のたった10ヶ月の間に現在確認されているだけでも１４５点の作品を作り出し、その後忽然として姿を消したことが謎めいて、それが写楽という存在にさまざまな憶測を与える結果になっています。自分は写楽のそういった諸説よりも、眼の前にある浮世絵を通して写楽を知りたいと考える一人です。ひと目でわかる写楽の個性、それはデフォルメされた歌舞伎役者の表情、クローズアップした顔です。現代的な面白さを感じているのは私だけではないはずです。確かに見得を切った役者の表情はこんな印象を齎せます。画面構成もその広い面割ゆえ現代絵画のような空間を感じさせます。上野の東京国立博物館平成館で開催されていた「写楽展」は、浮世絵特有の渋みはなく、むしろ荒唐無稽な美を喜んだ当時の庶民の懐の深さが見えて、こちらも思わず楽しくなってきます。ユーモアやダイナミズム、そして抽象性。日本人として美しさや新しさを保ちながら、東洲斎写楽のような作風を時代が認めてきたことに誇りを持ちます。</p>
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		<title>創作絵本「ウド」の思い出</title>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>学生時代、彫刻を学ぶ傍らビジュアルな表現に興味を持ち、手製の絵本を作りました。当時好きだったドイツ表現派のモノクロの木版画を発想の源にして、数ページにわたる創作話を考え、文字のない絵本にしようと企画しました。題名は「ウド」。村で嫌われ者だった一人ぼっちのウドが、池で溺れそうだった少年を助け、それでも理解されずに再び一人ぼっちに戻っていく物語でした。全て自刻手刷りで限定30部。製本も自分でやりました。書物に対する興味関心と、将来絵本で何とか生計が立てられないかという淡い欲求も手伝って一生懸命作り上げた記憶があります。何冊かヨーロッパに持参して、当時ウィーン国立美術アカデミーでクラスをもっていた芸術家フンデルトワッサーに見せたこともありました。創作絵本「ウド」は今どこにあるのか、粗雑に扱っていたため手許に残っていません。でも書物に対する興味関心は今も続いています。今日のＮＯＴＥは創作絵本「ウド」の思い出という表題をつけましたが、絵本は思い出にしたくない魅力的な表現方法だと今も思っています。</p>
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		<title>画家キルヒナーと戦争</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Feb 2011 14:16:44 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[２０世紀初頭から第二次世界大戦のヒトラーの弾圧を受けるまで、ドイツは美術のエポックを迎えました。それがドイツ表現主義で、自分は学生時代から関心を寄せていました。まずコルヴィッツの版画が先陣を切って、自分の中に入り込んでき [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>２０世紀初頭から第二次世界大戦のヒトラーの弾圧を受けるまで、ドイツは美術のエポックを迎えました。それがドイツ表現主義で、自分は学生時代から関心を寄せていました。まずコルヴィッツの版画が先陣を切って、自分の中に入り込んできました。そのうちエミール・ノルデやエーリッヒ・ヘッケルを知り、「ブリュッケ（橋）」や「ブラウエライター（青騎士）」というグループを知りました。エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナーは「ブリュッケ」で活躍した画家で、コルヴィッツ同様にまず版画が眼に飛び込んできました。ギクシャクした戦慄を覚えるような画面に忽ち自分は虜になりました。画面に見え隠れする戦争の傷跡をテーマにした油彩や版画。そこに走る筆致に常軌を逸したものを感じるのは私だけでしょうか。キルヒナーは志願兵として軍務について、そこで精神的にも肉体的にも衰弱してしまい、サナトリウムで過ごした時期があったようです。きっと自分の滞欧時代に私はキルヒナーの油彩を見ているはずですが、木版画しか記憶に残っていないのです。分厚い書籍もウィーンで買ってきましたが、図版を見るだけで原著を読む気になれません。あまり日本で知られていないキルヒナーという表現主義の画家に、興味関心を持っていてもなかなか日本では資料が手に入りにくいのが現状です。</p>
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		<title>卵たちの初グループ展</title>
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		<pubDate>Sat, 05 Feb 2011 14:16:40 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>週末になると工房に通ってきているボランティアがいます。その子は私の陶彫に使う陶土の調合や、個展の搬入搬出の手伝いをやってくれます。工房の一角を使って自分の作品も作っていて、今月その作品を３人の仲間と共に発表するのです。会場は横浜の観光名所として知られる山手の洋館です。港の見える丘公園や外人墓地のあるエリアで、洋館の地下ギャラリーを借りているのです。今日は工房にグループ展を開催する仲間と共にボランティアの子がやってきて、打ち合わせをしていました。自分は彼らを横目で見ながら制作をしていましたが、初めて展覧会をする気分が伝わってきました。自分も大学在学中に版画によるグループ展を、東京の京橋にある画廊で開催したことが思い出されます。中途半端な作品を出していたことが今となっては悔やまれますが、あの頃はそれでも一生懸命だったように思います。彼らの発表が最初で最後にならないよう祈るばかりです。</p>
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		<title>窯に供えた鏡餅</title>
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		<pubDate>Wed, 29 Dec 2010 11:16:06 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>休庁期間の始まりです。朝のうち小さな四角錘の成形をやっていました。昼ごろ工房の清掃を始めました。大清掃のはずが、制作に体力を使ってしまったため、土埃を掃く程度のちょい清掃になってしまいました。それでも僅かながら綺麗になったような気がしています。窯には鏡餅を供えて「火の神様」に今後の安全と成功を祈願いたしました。よく陶芸家のお宅にお邪魔すると、窯場に神仏が祭ってあります。尋常ではない温度を求めて炎をコントロールする仕事ゆえの願掛けなのだと思っています。来年も無事に焼成が出来ることを自分も祈るばかりです。夕方から年賀状の版画に着手しました。いつも元旦には届かないのですが、日頃お世話になっている方々やなかなか会えない人に挨拶する機会は、これをおいて他はないと思っています。年賀状の版画もＲＥＣＯＲＤのような自分の小品であることには変わりありません。</p>
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		<title>「ブリューゲル版画の世界」展</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Aug 2010 13:20:20 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>先日、東京渋谷のＢｕｎｋａｍｕｒａギャラリーで開催している「ブリューゲル版画の世界」展に行ってきました。猛暑の中、涼しい美術館で名画を鑑賞するのは贅沢な時間です。同じような考えを持っている人が多いためか展覧会は大変混雑していました。人混みの中で小さな版画の世界を堪能するのはちょっと厳しい状況でした。それでもブリューゲルの風刺の効いた版画の世界にどんどん引き込まれていって、版画の中に隠されている古来の諺を知る仕掛けを見つけて歩きました。ブリューゲルは大好きな画家の一人です。自分は１９８０年から８５年までの５年間をウィーンで過ごしましたが、ウィーン美術史美術館にあるブリューゲルのコレクションは世界有数のもので、滞在中は数え切れないほどブリューゲルの部屋を訪れました。美術アカデミーの学生証があれば無料で入れる美術館なので、散歩の途中にちょっと立ち寄るという習慣ができて、ブリューゲルの絵画はいつもさらっと見渡せる日常の中に存在していました。今思うと何て素晴らしい環境だったのか改めて感じている次第です。今回日本にきている版画も、自分にとって馴染みのある画風で、初対面とは思えない懐かしさがありました。</p>
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		<title>今夏見たい展覧会</title>
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		<pubDate>Fri, 23 Jul 2010 14:27:37 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>今夏の東京近郊の美術館では、自分の興味関心のある展覧会が目白押しです。２年ほど前までは自分の個展開催に合わせて東京の美術館を見て回っていましたが、最近はそれもできず、日を改めて美術館に行くことになります。時間をどう取るか考えながら、見たい順番をつけて行こうと思います。今読んでいる「瀧口修造全集Ⅵ」（みすず書房）の中に、マン・レイに関する文章があります。マルセル・デュシャンも瀧口修造の評論で詳細を知りました。そして今はマン・レイです。マルセル・デュシャンとマン・レイは昔から作品を知っていても、踏み込んだ理論を知ることもなく自分の中を通過してきています。でも興味があって今更ながら当時の前衛を振り返っているのです。そこに国立新美術館で開催されている「マン・レイ展」。これはぜひ行ってみたいと思っています。千葉の美術館でやっているマスク展にも行ってみたいと思います。これは自分の中にある土俗の趣向からきています。上野でやってる中国文明、渋谷でやっているブリューゲルの版画展…どれもこれも行きたい展覧会ばかりです。公務のスケジュールの間隙を縫って、どのくらい回れるのか楽しみではあります。</p>
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