Archives for posts tagged ‘カタチ’

週末 土練り&彫り込み加飾

やっと週末になりました。今週はウィークディの仕事の休憩時間を使って、論理学の書籍を読み続け、NOTE(ブログ)に読んだ箇所の引用文章を毎晩掲載していました。よく読み込むと難解と思われるところも意外に内容を把握できるかなぁ […]

建築家等からの意見・感想②

「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 エクスナレッジ)の第2部には、著者藤森照信氏の著作や建築を巡って、他の建築家や歴史工学家による意見や感想が掲載されていました。今回も前回同様に5氏を取り上げます。まず […]

12月RECORDは「円環の風景」

「~の風景」と題名をつけるのは今月が最後ですが、はたして風景という付加した題名にどのくらいの意味があったのか、自分で考えておきながら疑問が残ります。今までも風景を想定したRECORDを作ってきたので、今年が特別なことでは […]

週末 新しい作品へ向けて

個展終了から早くも1週間が経ちました。間を開けずに新作を作り始めるのが私の流儀です。ちょっと休みたい気分になりますが、休息を入れるのは新作を作り始めてからと決めているのです。実際、新作の陶彫部品のひとつが出来ています。私 […]

7月RECORDは「螺旋の風景」

通勤中に読んでいる「ヨーロッパの形 螺旋の文化史」(篠田知和基著 八坂書房)に影響されて、今月のRECORDは「螺旋の風景」というテーマにしてみました。螺旋や渦巻きは私の大好きなカタチで、RECORDにも度々登場していま […]

鉛筆に親しみを込めて…

数ある筆記用具の中で、自分は鉛筆に特別な思いを抱きます。職場の私の部屋には鉛筆削りがありませんでした。今日は自宅から鉛筆削りを持参してきました。鉛筆削りはアナログなものが好きで、電動は好みに合いません。それというのも10 […]

「写生雑録帖」と「写生図巻」

根津美術館で開催されている「円山応挙展」に、応挙のエスキースと言うべき写生の原本が出品されています。応挙の完成度の高い写実的な絵画は、写生の原本に見られるような研鑽と修練によって到達した境地と言えます。私は完成した作品と […]

16‘RECORD4月・5月・6月分アップ

RECORDとは和訳すれば記録です。日々思いつくイメージをその日のうちに記録する意図で始めたRECORDでしたが、昼間は公務員をやっていて、夜に制作をするサイクルが、私には精神的に厳しい時があって、開始して2年目より5日 […]

体調不良の時の成形作品

今朝、出勤前に工房に立ち寄りました。先日、陶彫の成形をしてビニールをかけた作品がどうなっているのか心配で、体調が多少回復したら見に行こうと思っていたのでした。水を打ってビニールをかけておいたので乾燥はしておらず、次の彫り […]

「発掘~環景~」大地の窪みを表現

夢は幼児体験からくる欲望充足であるというのが精神分析学者フロイトによる夢の解釈です。覚醒時にも同じような現象に囚われるのが神経症であるならば、造形イメージの源泉もそこからやってくるのではないかと自分は思っているところがあ […]

2月RECORDは「めばえる」

今月のRECORDのテーマを「めばえる」にしました。今年はひらがな4文字でテーマを決めています。季節に応じたテーマを考えると、冬籠もりをしていた生命が蕾を膨らませたり、地上に僅かに頭を出したりする状況がイメージされて、今 […]

三連休 集合彫刻の統括

三連休の中日です。今日も朝から夕方まで制作三昧でした。擂り鉢状の新作は陶彫部品を組み合わせた集合彫刻です。集合彫刻は私が20年以上も関わってきた表現方法で、部品をひとつずつ作って、それらを統括してひとつのカタチにしていき […]

週末 シュトレンを買いに行った日

シュトレンとはクリスマス時期に売られるドイツの伝統的な菓子パンのことです。1980年から5年間オーストリアで暮らした自分は、何かの機会でシュトレンの存在を知り、大好物になりました。ちょうどその頃、洋菓子作りの修行にきてい […]

9月RECORDは「間」

今月のRECORDのテーマを「間」にしました。RECORDは一日1点作ることを課題にした平面作品でポストカード大の大きさです。毎月テーマを決めて、そのうち具体的なカタチが5日間で展開できるようにしています。そうした理由は […]

週末 陶彫制作の継続

先週から陶彫による新作を作り始めています。今日は凌ぎ易い気温で、朝から工房に篭ることが出来ました。このところ急に涼しくなって、工房に来ていた若いスタッフたちも疲れが出ているように見えました。タタラと紐作りで2個目の陶彫部 […]

RECORDにある具象画

一日1点ずつ小さな平面作品を作っていくRECORDですが、いつか旅行をした時にその場でスケッチをして、その日の記録を絵で留めようと考えていました。今までも旅行をした印象をRECORDに描き留めてはいますが、その場でスケッ […]

講演会「不揃いの木を組む」

今日も昨日に続いて一日出張で、神奈川県相模原市橋本で会議がありました。今日は神奈川県の管理職による総会で、午前中は昨年度の会務報告やら会計決算報告があり、今年度の計画や予算等が話し合われました。今日も自分は職場ではなく、 […]

「群塔」床置き再考

今晩も工房に来ました。目の前に置かれた陶彫部品の数々と木彫が貼り付けられた屏風7点、彫り始めた床置きの木彫の厚板。もう一度新作「発掘~群塔~」の全体像を整理して、完成のイメージの把握を試みました。カタチの取捨選択をどうす […]

日常から生み出されるモノ

朝が来て目覚め、夜に床に就く日常の繰り返しに、ふと我に返って考えることがあります。自分は創作活動をやっていて、自分の生きた証を残してきました。振り返れば毎年制作している作品に、その時の自分の思考や心理状態が反映していて、 […]

代休 床置き作品の全体構成

今日は関西出張の代休2日目になります。朝から工房に行って、昨日完成した「発掘~群塔~」屏風部分を確認しました。まだ焼成が終わっていない陶彫部品が3つありますが、木彫は接着まで終わりました。僅かな隙間はパテで修整して、今月 […]

週末 8月の終わりに…

ちょうど日曜日が8月の最終日になりました。今月を振り返ると、大きかったのはアンコール遺跡を訪ねてカンボジアに行ったことでした。遺跡を見に外国へ行く楽しさを満喫しました。元気なうちにまたどこかの遺跡を見に行きたいと思いまし […]

週末 新作の成形第1号

週末になり、朝から工房で制作三昧になりました。先週土練りをしていたので、今日はタタラを作りながら、まず成形の第一歩を踏み出しました。陶彫で作る塔の土台部分です。成形中に何とかなりそうだと思い、これが成功すれば今後10個程 […]

8月RECORD「悠久なる祈りの鎮座」

今月のRECORDのテーマは、カンボジアのアンコール遺跡群を訪ねる機会を中心に据えたコトバを考えました。実際にカンボジアに出かけたのが7日からなので、今までのRECORDが5日間でカタチが展開していく方法をとっているため […]

サンティアゴ巡礼路からのメッセージ

彫刻家池田宗弘先生は自分の大学時代の恩師です。先生は30年前にスペインに滞在され、サンティアゴ巡礼路を歩かれました。ちょうど自分がウィーンに滞在中の頃で、自己表現を求めていたものの確固たる指標も持てず、街を彷徨いていた自 […]

週末 6月になって…

今日から6月です。来月には個展が控えています。今週末も「発掘~層塔~」の塗装修整を行っていました。そろそろ梱包も始めていかなければなりません。修整や梱包も大事ですが、来年に向けた新作の準備も今月から始めようと思っています […]

イメージを育てる

新たなイメージはどこからやってくるのでしょうか。現在の作品制作が佳境に入った時に、うまくいったり、悩んだりしている状況の中で、ふと湧いてくる現行とはまるで異なるイメージがあります。現行の作品に集中しているにも関わらず、浮 […]

天使について

今月のRECORDのテーマにした「天使」とは何か、キリスト教美術に疎い自分は一般的な画像の印象しか頭になく、天使の存在そのものを捉えておく必要があると思いました。事典を見てみると、天使とはユダヤ教、キリスト教、イスラム教 […]

2013年 HPによる総括

2013年の大晦日を迎えました。今年はどんな1年間だったろうと振り返ってみると、自分にとって幸福と思える素敵な1年間だったと思っています。まず、自分を含めて家族が健康に過ごせたこと、周囲に大きな事故や事件がなく、公務員と […]

週末 仕上げの時間の確保

今日は朝から夕方まで工房に篭って制作していました。土練、タタラ、成形、彫り込み加飾を繰り返す制作サイクルの中で、いつから仕上げ工程である化粧掛けや窯入れに入るかを考えながら制作を進めていました。問題は時間の確保です。乾燥 […]

地を這うカタチ「発掘~増殖~」

地を這うカタチとして制作を続けている新作に「発掘~増殖~」という題名をつけました。無限に広がっていく植物的な生命体が脳裏にあって、当初は画廊空間全体に蔓延らせるイメージがありました。大地を這うように広がるのは無計画な都市 […]

横浜の「プーシキン美術館展」

ロココ主義や古典主義さらに印象派の作品は、とりわけ日本人に人気が高く、表題の展覧会を企画した横浜美術館は連日大勢の鑑賞者で賑わっています。愛くるしく微睡むような女優を描いたルノワール快心の絵画を使ったポスターの宣伝効果も […]