Archives for posts tagged ‘彫刻’

週末 羨望の彫刻家を惜しむ

今日は朝から工房に篭って、昨日の続きである天板の刳り貫き作業をやっていました。加えて再制作をした大きな陶彫部品がやっと乾燥したので、午後はヤスリをかけて表面を整え、化粧掛けを施していました。昼ごろになって近隣のスポーツ施 […]

「触れ合う造形」読後感

「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)を読み終えました。本書は、私が注目する画家や彫刻家を取り上げていたためか、内容が大変面白く、また考えさせられる箇所もありました。取り上げられた芸術家の頻度としてはムンク、キルヒナー、 […]

週末 テーブル彫刻の天板切断

新作として現在進めている大きなテーブル彫刻の他に、3点の小さめのテーブル彫刻を作ることにしています。今日は小さめのテーブル彫刻のそれぞれの天板を切断しました。年末年始の休庁期間にやろうとしていたことを遅ればせながら今日か […]

三連休 制作&映画鑑賞

月曜日に成人の日があるため、今日から三連休が始まります。正月の休庁期間が明けて、2日間職場に出勤して、またこの三連休は、創作活動をする者にとっては嬉しい限りです。休庁期間にやり残した制作を続行するため、朝から工房に篭りま […]

2017年HP&NOTE総括

2017年の大晦日を迎えました。毎年恒例になっている総括を行います。まず彫刻では7月に12回目の個展をギャラリーせいほうで開催させていただきました。大きな作品では「発掘~宙景~」と「発掘~座景~」を出品しました。個展も1 […]

映画「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」雑感

近代彫刻の祖であるオーギュスト・ロダンは、彫刻を学ぶ者にとって避けて通れない存在です。私も例外ではなく、ロダンの鋳造された代表作を日本の美術館が数多く所蔵していることを学生時代から喜んでいました。ロダンの生き生きとした肉 […]

クリスマスには映画鑑賞を…

職場で独自設定した三連休の最終日です。今日はクリスマスです。明治維新以降、我が国は欧米に政治経済や文化まで見習い、貪欲に吸収していくうちに、西欧の宗教も呑み込んで、その異国情緒を伴う宗教感に憧れを持ったのが現代日本のクリ […]

ドイツ表現派に纏わる雑感

現在、通勤中に読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)と、職場に持ち込んで休憩中に読んでいる「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)は、19世紀から20世紀初頭 […]

テーブル彫刻のバリエーション

現在、新作として大きなテーブル彫刻を作っています。この作品は今年の夏に東京銀座のギャラリーせいほうで発表した「発掘~宙景~」の発展形です。今までNOTE(ブログ)に制作工程を書いてきたのは、専らこの大きな新作のことであっ […]

「運命空間」の人間群

通勤の友として現在読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)の最初に登場する芸術家がムンクとロダンです。ノルウェーの画家ムンクとフランスの彫刻家ロダン。この2人の巨匠の間に何かしら共通点があったとは、自分はまるで知 […]

週末 ロダンに思いを馳せた夜

今日は制作に関してはとりわけ新しいこともなく、大きなタタラを数点作って、陶彫成形を1点作り上げたくらいでした。彫り込み加飾は後日にして、夕方早めに作業を切り上げました。冬の寒さが到来し、風の強い一日になりました。昼頃スポ […]

17’の12月を迎えて

2017年もあと1ヵ月となりました。私にとって1年間の区切りは年が改まるこの時ではなく、職場では3月末の年度が改まる時であり、彫刻家としては個展が開催される7月に気持ちを入れ替えていきます。12月は職場の管理職としては来 […]

窯のメンテナンス

2009年に相原工房を建てて、すぐ陶芸窯を設置しました。それまでは窯を借用して焼成を繰り返していた自分は、ここで漸く自分の窯を持てたのでした。今までギャラリーせいほうで発表した陶彫作品のうち、借用していた窯で焼いた作品を […]

週末 大型ストーブの設置

最近はめっきり寒くなってきました。工房は倉庫建築のため内壁がありません。室内は外気とほとんど変わらない温度で、辛うじて雨風が陵げる屋根がついている簡単なものです。夏は暑く冬は寒いという自然に近い環境にあります。朝から工房 […]

「人と出会ってしまうから…」作品雑感

先日、見に行った平塚市美術館で開催中の「神山明・濱田樹里展」で、注目した作品を取り上げて感想を述べたいと思います。「人と出会ってしまうから 街へ行ってはいけない 約束を忘れてしまうから 夢を見てはいけない」という長い題名 […]

平塚の「神山明・濱田樹里展」

先日、平塚市美術館で開催している「神山明・濱田樹里展」を見てきました。前のNOTE(ブログ)に書きましたが、既に逝去された彫刻家神山明の杉材を使った作品に、私は言いしれぬ思い入れを抱いています。木材が時代を経て古くなって […]

週末 美術展&土錬機搬送

週末になりました。今月に入って週末ごとに展覧会に足を運んでいます。今日は特別な思い入れがあって、家内を連れて平塚市美術館に行ってきました。朝9時に自宅を出て、車で東名高速と圏央道を通って1時間弱で平塚市美術館に到着しまし […]

「歩行」と「ユニット・オブジェ」

東京虎ノ門にある菊池寛実 智美術館で開催している「八木一夫と清水九兵衛 陶芸と彫刻のあいだで」展で、私は2人の巨匠のうちそれぞれ1点ずつの作品を選んで感想を述べたいと思います。まず八木一夫は「歩行」です。バランスが悪くて […]

虎ノ門の「八木一夫と清水九兵衛」展

先日、東京虎ノ門にある菊池寛実 智美術館で開催している「八木一夫と清水九兵衛 陶芸と彫刻のあいだで」展に行ってきました。菊池寛実 智美術館は陶芸を専門にしているにも関わらず、私には馴染みのある美術館ではありませんでした。 […]

「戸谷成雄 現れる彫刻」展について

昨日、武蔵野美術大学美術館で開催している「戸谷成雄 現れる彫刻」展を見てきました。彫刻家戸谷成雄氏は同大の教壇に立っておられます。チェンソーで丸太に多角的に無数の切り込みを入れ、それを林立させた「森」シリーズを見て、私は […]

週末 久しぶりに美大の芸祭へ②

昨日に続き、相原工房のスタッフ仲間に加わった美大1年生の誘いで、今日も美大の芸祭にお邪魔しました。今日は東京の小平市にある武蔵野美術大学に行きました。私の他に多摩美術大学の助手2人と職場の人を連れて出かけました。武蔵野美 […]

やっと金曜日…

私自身の進退を問うヒアリングがあったり、関係者との深夜に及ぶ相談があったり、来年度の職員との人事面談が始まったりして、今週はなかなか密度の濃い1週間を過ごしていました。やっと金曜日になったという実感がありますが、多少でも […]

週末 職員旅行から帰って…

昨夜、職場ではイベント終了時から皆で慰安を兼ねて箱根に旅行に出かけました。私は家の用事があるため、自分の自家用車を使って箱根に向かいましたが、職員は大型ワンボックスカーに乗って行きました。湯に浸かったり、美味しい料理に舌 […]

「無著菩薩・世親菩薩像」について

東京上野の国立博物館で開催されている「運慶展」のほぼ中央の大きな部屋に「無著菩薩・世親菩薩像」があります。像の前に立つと惚れ惚れするような写実を極めた精神性が感じられて、まるで像が生きているような錯覚に陥ります。図録の解 […]

上野の「運慶展」

10代の終わり頃から西洋彫刻を学んでいた私が、仏像に興味関心を持ったのはいつ頃だったのか、今では思い出せませんが、その契機となったのが運慶だったことは覚えています。運慶の筋骨隆々とした木彫に西洋彫刻を重ねて見ていたという […]

三連休 美術館&成形作業

三連休の中日です。今日も鑑賞と作業の二本立ての一日になりました。午前中は東京六本木の国立新美術館に家内と出かけ、自由美術展に出品されている池田宗弘先生の彫刻作品を見てきました。思えば師匠の池田先生には40年以上もお世話に […]

10月の制作目標

新作のテーブル彫刻の制作工程は、現在のところ順調に進んでいます。陶彫は土練り、成形、彫り込み加飾、乾燥、化粧掛け、焼成という段階を踏んで制作が進むため、予め計画を練っておかないとならないのです。来年の個展は新作として4体 […]

彫り込み加飾について

私の立体作品は窯に入れて焼成する陶の技法を用いています。彫刻、陶芸、絵画の3分野に跨る制作方法を取っていて、手間のかかる制作工程と言えます。まずは陶土を使って立体を作ります。これは彫刻です。立体の持つ構成や量感に重点をお […]

17‘新報掲載の評文より

「陶彫。『発掘』シリーズⅨ。巨大作2点。1つは4本柱の台に吊り下がる筒型板。もう一つは帯状文や四角い板などで構成された長大な台。発掘品みたいな古びた感じが特徴で、見処。だが以前に比べ、整理され、すっきりした印象を受ける。 […]

何故奇想に惹かれるのか

私は創作活動を人生の中心に据えているためか、常識の範疇を超えたものに関心があります。一般的な非常識という意味ではなくて、人にとって不可視なもの、想像の世界に属するものに興味関心があるのです。そこをナンセンスと捉えるか、重 […]

「美術家の健康と安全」について

今年の7月に日本美術家連盟から「美術家の健康と安全」という冊子が送られてきました。これは造形美術の分野別ハンドブックで、画材や彫刻素材、溶剤や接着剤などが細かく記載されていて、とても便利です。とりわけ危険有害性物質や有機 […]