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	<title>yutaka aihara&#039;s note &#187; 画家</title>
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		<title>週末 後輩たちのグループ展</title>
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		<pubDate>Sat, 11 Feb 2012 12:34:34 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>今日の午前中は工房で制作。「発掘～混在～」の表層の彫り込みに四苦八苦していました。時間がかかるのは承知していましたが、こんなにも時間がかかるとは思いもよらず、この調子でいくと畳大６点が今月中に終わるかどうか怪しくなってきました。来月に持ち越すことも想定に入れる必要がありそうです。それでも午後になって、自分の後輩たちがグループ展をやっているので、横浜市民ギャラリーまで行って来ました。横浜市民ギャラリーのある教育文化センターは昨年の震災の影響で、来月３１日をもって閉館となります。市民ギャラリーはそのあとも１年間だけは継続しますが、今までここで多くの展覧会を見て、または自分も陶によるインスタレーションをやらせていただいた由緒あるギャラリーがなくなってしまうのはつくづく残念に思います。自分が作家として育まれた場所であるだけに思いも一入です。グループ展に出品している後輩の一人は二科展に彫刻を出している気鋭の作家です。厚板を構成的に扱った木彫をやっていました。もう一人は同じ職場で働いている人で、西欧の風景を具象で表現している画家です。２人ともそれぞれ公募団体に出品していますが、地元で発表できる機会がこのグループ展なのです。はたしてこのグループ展はどうなってしまうのでしょうか。来年までは作品を見ることができそうですが、この先も近い場所で発表の機会が持てることを願ってやみません。</p>
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		<title>Ｐ・クレーによる建築学雑感</title>
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		<pubDate>Fri, 10 Feb 2012 13:12:47 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>現在読んでいる「クレーの日記」に建築に関するクレーの考えが述べられている箇所があります。長い文章ですが引用します。「イタリアで建築芸術の理解を深めてくると、ものを見る目が肥えてくるのが、自分でもすぐわかるのであった。どの建物も実用のために建てられたのに、そこにあらわれている芸術は、ほかの芸術分野の作品にくらべて、はるかに調和のとれた純粋さを保っている。この空間の有機的構造というのは、どんな先生にならうのよりも大きな収穫であった。私のいうことは、さぞ抽象的に思われるであろう。しかし、高い次元へと精神が成長するときには、だれでも専門家ぶった難しい口をきくものなのだ。絵画や『自然』と違って、建築作品では、個々の部分の相互関係を目でみて計算することができる。だから、愚かな初心者にとっても、建築物は手っとり早く卒業できる速成学校のようなものなのだ。数的なものを有機体という概念で理解できるようになれば、自然画もはるかに易しく、また正しく描けるかと思う。また、建築物は無限に複雑になりうるから、建築という宝庫のいずみはおよそ尽きることを知らないのである。はじめて建築物を前にしたとき、どうしてよいか、ただとまどうばかりかと思う。これは、末端の梢ばかり見て、太い枝や幹を見ないためである、と言いたい。太い枝を一度見れば、先の先の小枝の葉にも、全体の法則が顕現しているのがわかり、またこの法則を利用できるであろう。」（訳：南原実）</p>
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		<title>日記の公開</title>
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		<pubDate>Wed, 08 Feb 2012 13:58:21 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[２０世紀を代表する画家パウル・クレー。今、通勤時間帯に「クレーの日記」を読んでいます。これはクレーのご子息が編者を勤めていることから明らかなようにこれが公開されるとは生前のクレー自身はわかっていなかったと思います。整理好 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>２０世紀を代表する画家パウル・クレー。今、通勤時間帯に「クレーの日記」を読んでいます。これはクレーのご子息が編者を勤めていることから明らかなようにこれが公開されるとは生前のクレー自身はわかっていなかったと思います。整理好きだったクレーは１９歳から日記をつけ始め、あくまでも日記は自分の意思確認としてやっていたので、当然歯に衣着せぬ文章になっています。これが読者には面白いと感じるところです。かなり皮肉屋であり、若い頃は無頼をしたクレーでしたが、イタリア滞在を契機に造形表現に立ち向かい、音楽家としてもオーケストラの演奏活動に参加しています。生前は内面を明かすことが少なかったクレーでしたが、日記が公開され、全世界で読まれることになろうとは努々わからなかったと思います。自分もこうして日記代わりのＮＯＴＥ（ブログ）を毎日書いていますが、これは公開されることを意識した上でやっているので、他者に対して配慮や考慮をしています。その分つまらないものになっているのは否めないと思います。自分には非公開メモはありません。でも「クレーに日記」を読んでいると、こんなふうに感じたことを感じたまま書いたメモがあってもよさそうなものだという思いに駆られます。</p>
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		<title>「難波田史男の１５年」展</title>
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		<pubDate>Mon, 06 Feb 2012 13:42:43 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[一昨日、東京オペラシティギャラリーで開催中の「難波田史男の１５年」展に行って来ました。現代絵画で大きな世界を切り開いた難波田龍起は史男の父にあたります。難波田龍起の絵画は前に何回か見たことがあり、その形象の無くなった茫洋 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>一昨日、東京オペラシティギャラリーで開催中の「難波田史男の１５年」展に行って来ました。現代絵画で大きな世界を切り開いた難波田龍起は史男の父にあたります。難波田龍起の絵画は前に何回か見たことがあり、その形象の無くなった茫洋とした世界観に魅かれていました。難波田龍起の次男にあたる難波田史男のまとまった作品を見るのは今回が初めてでした。一言で言えば自己の内面を捉える苦しさに満ちた世界が広がり、そこから紡ぎだされる線描や色彩が才気をもって自分に迫ってくる感覚を持ちました。一見Ｐ・クレーのようでいて、でもその線描は難波田史男独特のもので、他の追従を許さないほど奥深い世界があると感じました。心の在り処を軽いタッチで表現し、思惟を重ねつつ次から次へと生み出していく作品群は、短い生涯を予見しているようでした。自分が単純に美しいを思った作品は「不詳（１０点組）」と「無題（４点組）」です。グラフィックな要素もあって、その構成に眼が奪われました。心理的な描写では、それに続く小品が秀逸で、しかも多作なのに驚きました。享年３２歳。普通ならまだ画学生といってもおかしくない年齢です。お恥ずかしいながらこの歳に自分には発表できる作品がありませんでした。夭折な作家は誰でも初めから作品に深い精神性を湛えています。非凡な才気が漂うのです。自分のような凡人は長く制作を続けて、ひとつのものだけを構築するしか方法がないと思えます。</p>
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		<title>週末 ＡＭ制作、ＰＭ美術館巡り</title>
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		<pubDate>Sat, 04 Feb 2012 14:25:36 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[今日は午前中に「発掘～混在～」の木彫レリーフの下書きを行い、午後は家内と東京の美術館巡りに行きました。制作工程では今日から木彫の予定ですが、意欲に弾みをつけたかったことと、彫刻家の池田宗弘先生から「ＤＯＭＡＮＩ・明日展」 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>今日は午前中に「発掘～混在～」の木彫レリーフの下書きを行い、午後は家内と東京の美術館巡りに行きました。制作工程では今日から木彫の予定ですが、意欲に弾みをつけたかったことと、彫刻家の池田宗弘先生から「ＤＯＭＡＮＩ・明日展」のチケットを頂いていたので、六本木の国立新美術館まで出かけたのでした。池田先生はかつて文化庁在外研修員としてスペインに行かれたので、今回の記念展に出品されていたのです。自分は海外生活をしてきていますが、こうした機会は訪れなかったので、研修をされた方々が羨ましい限りです。研修をされた方々の表現は十人十色で、実力から言っても今後の活躍が期待できる人たちばかりと思いました。国立新美術館の後、東京オペラシティアートギャラリーに行きました。「難波田史男の１５年」展を見ました。史男は夭折の画家、しかも父の難波田龍起は現代絵画に大きな足跡を残した人だったので、親子２代にわたって興味関心を持ちました。３２歳で船から転落して亡くなった画家は、創作生活１５年の間にどんな作品を残したのか、詳細は後日改めて感想を述べますが、痛ましく衝撃的な作品を見て、自分は何とも言えない気持ちになりました。明日は今日の鑑賞を糧にして工房に籠もり、制作続行の予定です。</p>
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		<title>日記から読み解く青年クレー</title>
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		<pubDate>Thu, 26 Jan 2012 13:12:56 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[画家として特異な作風をもつパウル・クレー。その人となりを現在読んでいる「クレーの日記」（Ｐ・クレー著 南原実訳 新潮社）から読み解くことができます。まだ第一の日記を読んでいるところなので、子どもから青年に至る成長過程で恋 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>画家として特異な作風をもつパウル・クレー。その人となりを現在読んでいる「クレーの日記」（Ｐ・クレー著 南原実訳 新潮社）から読み解くことができます。まだ第一の日記を読んでいるところなので、子どもから青年に至る成長過程で恋や性に関することが多く書かれています。女性に対しては本能に忠実というか、在りのままの心理が描かれていて、悶々とした時期があったり、鬱々として羽目を外したりする鬱積した青春時代が読み取れます。その中でクレーは生まれながらにして詩人だなぁと思わせるところが度々出てきます。ヴァイオリンを演奏し、造形美術では師匠のもとで他の画学生から賞賛の的となっていたクレーですが、詩人としての資質に自ら気づいていたようです。日記に詩がいくつも出てきて、それによって自分の気持ちを吐露しています。自分が他の書籍からイメージしていたクレーとは違う一面が見られて読んでいて楽しいと感じます。なるほどと思うところもあります。通勤時間帯に読む「クレーの日記」に只今夢中です。</p>
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		<title>「解放」ベン・シャーン</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Jan 2012 11:54:02 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[自作にも「構築～解放～」という作品がありますが、ここで取り上げるアメリカ人画家ベン・シャーンによる「解放」は、象徴的な名作です。これは第二次世界大戦中のフランス解放をテーマにして描かれたガッシュによる絵画で、内容は瓦礫の [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>自作にも「構築～解放～」という作品がありますが、ここで取り上げるアメリカ人画家ベン・シャーンによる「解放」は、象徴的な名作です。これは第二次世界大戦中のフランス解放をテーマにして描かれたガッシュによる絵画で、内容は瓦礫の中で遊ぶ子どもたちの情景です。図録によると、子どもたちは仮面のような表情をしていると書かれています。確かに子どもに表情はありません。楽しく遊んでいるはずが、絵に近づいてみると孤独を湛えた無表情な子どもの顔に異様さを覚えます。これが本当の意味の「解放」なのか疑問に感じるのは私だけではないはずです。「解放」されても楽園がくるとは限らないと頭の隅で私も考えて「構築～解放～」を作ったように記憶しています。ベン・シャーンはもっと直接的で具体的です。「象徴とは…戦争が私に与えた虚無と荒廃の意味を形にし、戦争の非道さをくぐりぬけて生き抜こうとする人間の小ささを形にする、たった一つの方法になっていた」とベン・シャーンは語っています。大きな悲劇の中で、それでもなお生きていこうとする人間の意志、それが人間の心の「解放」なのかもしれません。</p>
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		<title>「至福」ベン・シャーン</title>
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		<pubDate>Thu, 19 Jan 2012 12:25:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator>yutaka</dc:creator>
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		<description><![CDATA[画面の下半分には麦穂がたわわに実っている様子が描かれ、農夫がそれを眺めながら一人佇んでいる絵があります。アメリカ人画家ベン・シャーンによる「至福」という題名のついた絵です。「至福」はテンペラの他に同じテーマによるデッサン [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>画面の下半分には麦穂がたわわに実っている様子が描かれ、農夫がそれを眺めながら一人佇んでいる絵があります。アメリカ人画家ベン・シャーンによる「至福」という題名のついた絵です。「至福」はテンペラの他に同じテーマによるデッサンや版画等がありますが、自分は大きな画面に広がる世界とパステルカラーのような微妙なニュアンスをもつテンペラが一番気に入りました。先日出かけた神奈川県立近代美術館葉山館で開催されている「ベン・シャーン展」で、自分の印象に強く残った作品を何点か挙げるとこの「至福」が入ります。まるでドライポイントで描いたような線描。塗り残しのような淡い色彩。ＦＳＡ（農村安定局）の写真家ドロシア・ラングの撮影したものがイメージの土台になっているようですが、「至福」という題名がついているにも関わらず、農夫の表情はどことなく不安な面持ちをして神妙な雰囲気を与えています。麦穂はデザイン化されて気持ちのよいリズムを感じます。そうしたグラフィカルな画面が一瞬にしてその世界に誘いこむ効果を上げていると思います。図録によると「一旦取りかかったがその後３年放っておいた」とシャーンは言っているようですが、未完成と思しき部分も全体の中で生きていて、これで良しとする説得力があると私には思えました。</p>
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		<title>「クレーの日記」再読開始</title>
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		<pubDate>Wed, 18 Jan 2012 12:06:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator>yutaka</dc:creator>
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		<category><![CDATA[イメージ]]></category>
		<category><![CDATA[創作]]></category>
		<category><![CDATA[画家]]></category>
		<category><![CDATA[留学]]></category>
		<category><![CDATA[芸術家]]></category>

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			<content:encoded><![CDATA[<p>このところ書店で新しい書物を買うことはせず、自宅の書棚に眠っている数々の書物を取り出して再読することにしています。その中にはもう既に書店で売られていないものもあって、今となっては貴重な本があるかもしれません。今日から読み始める「クレーの日記」は再版を続け、今も書店で扱っています。ただし、私の手元にある「クレーの日記」（Ｐ・クレー著 南原実訳 新潮社）は１９８５年に購入しているので、やや黄ばんだ古書になっています。当時どこまで読んだものか見当がつかず、最初から読み始めることにしました。Ｐ・クレーは自分のＮＯＴＥ（ブログ）で度々扱っている、言わば自分にとってお気に入りの芸術家です。自分のイメージを広げたい時や創作に迷う時に、Ｐ・クレーの画集を開いて雁字搦めになった自分を解放しています。自分は若い頃からクレーが好きで、塑造で具象的な彫刻を作っていた時代もクレーの絵をよく見ていました。この「クレーの日記」は自分が滞欧生活を切り上げて帰国した年に購入しているので、海外で得たものの裏づけとして読んでいたのではないかと思います。今、再び手にとって読み始めた特異な芸術家の日記は、どんなことを自分に齎せてくれるのでしょう。楽しみつつ時間をかけて読んでいきたいと思っています。</p>
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		<title>「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」の読後感</title>
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		<pubDate>Tue, 17 Jan 2012 12:42:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>yutaka</dc:creator>
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		<category><![CDATA[書籍]]></category>
		<category><![CDATA[画家]]></category>
		<category><![CDATA[芸術家]]></category>

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		<description><![CDATA[昨年暮れから通勤鞄に入っている「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」（ゴーギャン著 岡谷公二訳 みすず書房）をやっと読み終えました。ずいぶん長く携帯していた書籍です。当時フランス領だったタヒチを初めとする島々で、彼の地 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昨年暮れから通勤鞄に入っている「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」（ゴーギャン著 岡谷公二訳 みすず書房）をやっと読み終えました。ずいぶん長く携帯していた書籍です。当時フランス領だったタヒチを初めとする島々で、彼の地を統治していた憲兵と原住民の間に入って、ゴーギャンはさまざまな感想や思索に耽り、また白人社会に抗議を繰り返していた様子を伺うことができました。島の生活がどんなものであったのか、ゴーギャンの眼を通して具体的に語られていて興味は尽きません。ゴーギャンの色彩や画面構成に高校時代から惹かれていた自分は、彼の地に行って身体を張って培ってきた表現力に感銘するばかりです。ただ、本書は芸術家としてのゴーギャンばかりではなく、当時の社会や西欧文明に対する批評家としてのゴーギャンをも感じさせます。こうしたゴーギャンの文献が表に出るのには相当な時間が必要だったようですが、在りのままのゴーギャンを捉えたいという編者の意思が感じられる一冊だと思いました。また、明日から新たな書籍の扉を開きたいと考えます。まだまだ自宅の書棚に眠っている書籍は数多くあります。</p>
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