Archives for posts tagged ‘画家’

「線」について

「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の中で、昨日は「点」について取り上げました。カンディンスキーの有名な著作である「点・線・面」の順番から言えば、今日は「線」を取り […]

「点」について

「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)を昨日に続いて取り上げます。画家カンディンスキーは抽象絵画の創始者であるとともに、当時バウハウスで講義した抽象芸術の理論が有名で […]

「絵画性の解明」について

職場の私の部屋に置いてあるフランスの現象学者の書籍「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)を久しぶりに手に取りました。現在、フッサールの現象学に挑んでいる自分にとって、 […]

藤田嗣治流「宗教画」について

「晩年に専念した宗教的主題の作品において、15世紀のフランドル絵画を模範として取り入れたのは偶然ではない。かつて戦争中には同じように、ナポレオン風の身振りが描かれた大作(ジェリコー、グロ、ジロデ、ドラクロア)を参照するこ […]

三連休 映画館&グループ展へ

先週に引き続き2回目の三連休がやってきました。先週と同じように3日間のうち1日を鑑賞に充てましたが、完全に制作を休むわけにはいかず、早朝と夕方は工房に行きました。鑑賞に出かける時間を考慮し、朝6時半に工房に行き、乾燥した […]

藤田嗣治流「戦争画」について

先日、東京上野の東京都美術館で開催している「藤田嗣治展」に行ってきました。昨日のNOTE(ブログ)で全体の感想を述べさせていただきましたが、藤田ワールドは乳白色の裸婦像に留まらず、さまざまな絵画表現に踏み込んでいるため、 […]

上野の「藤田嗣治展」

日本とフランスで活躍した画家藤田嗣治。今までも幾度となく展覧会で藤田ワールドに接してきました。おかっぱ頭にロイド眼鏡、そんなファッションでエコール・ド・パリの寵児となり、乳白色の下地に繊細な線描で表現した裸婦像で、パリ画 […]

三連休 美術館&映画鑑賞へ

三連休初日です。夏季休暇が終わり、仕事が始まったこの時期の三連休は、ちょっとした骨休みになって嬉しい限りです。私は公務員管理職と彫刻家の二足の草鞋生活なので、一日中ゆっくり休むことは出来ませんが、それでもこの三連休は大好 […]

週末 もうひとつの塔へ

新作は陶彫部品の集合体による塔を2つ作り、それらが床で連結していくイメージがあります。塔の土台から根が這い出して次の塔へ繋がっていくのです。2つの塔の土台の床に接する広さはほぼ同じですが、高さが異なっています。先週末でひ […]

映画「モリのいる場所」雑感

先日、常連になっている横浜のミニシアターに「モリのいる場所」を観に行ってきました。画家熊谷守一(モリ)は97歳の長寿を全うした人で、その風貌からして仙人のように思われていますが、老境に差し掛かった画家はどんな暮らしぶりだ […]

週末 9月に入って…

9月に入って最初の週末です。9月の制作目標は別の機会に書くとして、今日はNOTE(ブログ)でいつもやっているように、週末をどう過ごしたか、行動を記していきたいと思います。今日は映画や美術展の鑑賞があったため、早朝7時に工 […]

山形県へ① お世話になった人の墓参り

お盆休みが始まるため、山形新幹線の指定席確保が困難で、朝から予定していた山形県行きが午後になりました。山形県上山市にはもう30年以上も交流のある画家サイトユフジさんが住んでいます。ユフジさんとは20代の頃、私が滞在してい […]

島根県へ① 足立美術館雑感

島根県へ行ってみようと思った理由の1つが、足立美術館の存在でした。美術とはあまり縁のない知人たちが、美術館の庭園の豪華さに驚いた話をしてくれるので、まとまった休暇を取って一度足立美術館に足を運ぼうと思ったのでした。横浜か […]

「抽象的なフォルム」について

現在、職場で時折読んでいる「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)は、フランスの著名な現象学者がカンディンスキーの抽象絵画理論考察を試みた著作です。本書は決して平易な文 […]

横浜の「ヌード展」

私の地元である横浜美術館は、企画が優れている美術館のひとつだと予てより思っていました。今回も例外ではなく、人体のヌードに焦点を当てた企画に私は興味津々でした。この企画展は数か国を巡回する大規模なもので、英テート・コレクシ […]

映画「北斎」雑感

先日観に行った映画の正式タイトルは「大英博物館プレゼンツ 北斎」と言います。江戸時代の絵師葛飾北斎の大掛かりな展覧会「Hokusai:Beyond the Great Wave」が、2017年5月から8月にかけてイギリス […]

ベラスケス「バリェーカスの少年」について

東京上野にある東京国立西洋美術館で開催されている「プラド美術館展」で、最も呼び声の高い芸術家はベラスケスです。ベラスケスは写実主義絵画の巨匠ですが、描かれた人物の風貌や静物の質感には、目を見張るような表現力を感じました。 […]

上野の「プラド美術館展」

ゴールデンウィーク中の東京上野の賑わいは大変なもので、家内と私はそんな混雑を避けて、夕方の時間帯に東京国立西洋美術館に行ってきました。開催していたのは「プラド美術館展」。副題に「ベラスケスと絵画の栄光」とあり、今回来日し […]

汐留の「ジョルジュ・ブラック展」

東京汐留にあるパナソニック汐留ミュージアムは、私にとって感度の高い企画展をやっていることが多く、交通の利便さもあってよく出かける美術館のひとつです。今回の「ジョルジュ・ブラック展」も絶対に見に行こうと決めていました。キュ […]

GW⑤ 柱陶制作&美術館散策

ゴールデンウィーク5日目を迎えました。「発掘~根景~」の柱陶制作が残り8枚となり、今日はこれを完成すべく早朝から工房に出かけました。夕方、家内と東京の美術館へ行く約束になっていたので、その分制作時間を前倒し、午前7時半に […]

横山大観「生々流転」

東京国立近代美術館で開催されている「横山大観展」の目玉は大作「生々流転」です。私は「生々流転」に描かれている水墨が織りなす自然のドラマが見たくて、東京竹橋までやってきたのでした。「葉末に結ぶ一滴の水が、後から後からと集ま […]

竹橋の「横山大観展」

先日、東京竹橋にある東京国立近代美術館で開催中の「横山大観展」に行ってきました。横山大観は、我が国の近代画壇では抜群の知名度を誇る日本画家ですが、経歴を辿ると決してアカデミズムの本流を歩んできたわけではなく、寧ろ在野で存 […]

百花繚乱列島「群鯉図」

先日、千葉市美術館で開催中の「百花繚乱列島」展に行ってきました。全国津々浦々から集められた江戸時代の絵師たちによる秀作の中で、私がその場を立ち去り難くなった作品がありました。日本美術史に残る名作ではなく、また新しい価値が […]

千葉の「百花繚乱列島」展

先日、千葉市美術館で開催中の「百花繚乱列島」展に行ってきました。本展には「江戸諸国絵師めぐり」という副題がついていて、全国津々浦々のご当地絵師だけではなく、藩の御用絵師も加えて、彼らが地元の画壇で活躍し、ゆかりの絵師とし […]

名作誕生「鶴の変容」

先日見てきた東京国立博物館の「名作誕生」展の中で、花鳥図の次に自分が足を留めたのが、鶴や鶏を描いた伊藤若冲の作品でした。相変わらず若冲の作品に私は惹かれてしまいます。具象ではあるけれども構成に絶妙な力量を発揮した若冲の描 […]

名作誕生「つながる水墨」

先日見てきた東京国立博物館の「名作誕生」展の中で、初めに自分が興味を持ったのが、日中花鳥画の変遷がわかる展示でした。中国・明時代の画家呂紀や殷宏は緻密な世界観を作り上げていたのに対し、雪舟や元信は画面の象徴化を図っていま […]

上野の「名作誕生」展

先日、東京上野にある東京国立博物館平成館で開催中の「名作誕生」展に行ってきました。「名作誕生」展には「つながる日本美術」という副題がついていました。わが国で比類なき世界を打ち立てた巨匠たちの作品も、大陸から渡来した絵画や […]

週末 早朝制作&4つの美術館散策

週末になって、今日こそは美術館に行こうと決めていました。計画していた大きな展覧会が3つ、加えて私と同じ二束の草鞋を履く職員が出品している公募展があって、今日一日で全てを回るつもりでいました。家内は演奏活動があるため、私一 […]

映画「DARK STAR H・R・ギーガーの世界」雑感

常連にしている横浜のミニシアターへ家内と「DARK STAR H・R・ギーガーの世界」を観に行ってきました。ギーガーは米SF映画「エイリアン」の造形で、1980年アカデミー賞視覚効果賞を受賞し、国際的な知名度を獲得した芸 […]

川越散策の一日

今日は職場で年休をいただきました。創作活動も休みました。関東各地から桜満開の便りが届いていることがあって、家内と久しぶりにドライブに出かけました。ウィークディは公務員管理職の仕事があり、とりわけ最近は人事に振り回されてい […]

映画「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」雑感

画家ピカソやモディリアーニはアフリカ彫刻を見て、その始原的な美に感動し、それが契機になって現代美術の扉を開けました。ゴーギャンも生命力溢れる美を探求するため、タヒチに出かけました。タヒチでの生活はどうだったのか、ゴーギャ […]