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	<title>yutaka aihara&#039;s note &#187; オペラ</title>
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		<title>「下野昇ベストセレクション」</title>
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		<pubDate>Fri, 29 Apr 2011 13:56:25 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[表記は横浜青葉台にあるフィリアホールで開催された声楽家のリサイタルです。下野昇は家内の叔父です。二期会に属して「タンホイザー」や「カルメン」といった数々のオペラに出演してきました。劇団四季の「ＣＡＴＳ」にも客演したことが [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>表記は横浜青葉台にあるフィリアホールで開催された声楽家のリサイタルです。下野昇は家内の叔父です。二期会に属して「タンホイザー」や「カルメン」といった数々のオペラに出演してきました。劇団四季の「ＣＡＴＳ」にも客演したことがありました。今年７５歳。一昨年大きな手術をしたので、もう歌うことができないのではないかと思われましたが、見事復活して豊かな声量が甦っていました。今日のリサイタルも年齢を感じさせない出来栄えでした。親戚と言えども舞台に立てば一表現者を見るように自分は距離を置いて聴いていますが、滾々と溢れ出す表現力の凄みに頭が下がりました。日々研鑽を重ねる姿勢は学びたいところです。自分には彫刻家の師匠がいて、声楽家の親戚がいることが何よりの幸せと常々思っています。彼らはいずれ劣らぬ実力派で、自分の目標とする人生の先輩です。実績や履歴ではなく現在の姿を生々しく見せてくれているところで、自分は刺激をもらっています。自分も個展に向けて日々研鑽を重ねていこうと思った一日でした。</p>
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		<title>クラシック音楽を聴く機会</title>
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		<pubDate>Fri, 10 Dec 2010 14:36:31 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>２０代の頃にオーストリアの首都ウィーンに住んで、リング（環状道路）沿いにある国立歌劇場に毎晩通っていました…と、書くと自分はいかにも文化意識が高く、経済的にも恵まれた、どちらかと言えば鼻持ちならない留学生に見えますが、実際はとんでもない状況の中で、それでも音楽に親しんでいたのでした。ウィーンにいたというだけでも、恵まれていたといえば確かにその通りです。環境の凄さに生活苦を忘れることもありました。国立歌劇場に通い始めた理由は、もちろん本場の音楽を聴きたいことが挙げられますが、ひとつは一人住まいのアパートに帰るのが嫌だったこと。ふたつめは秋から冬、さらに春先にかけて日本とは比べものにならないくらいウィーンは寒くて暖房費を節約したかったこと。みっつめは国立歌劇場の立見席は日本円で当時２００円程度の安さで確保できたこと等々がありました。クラシック音楽は、以前のブログに書いたかもしれませんが、日本にいた時はそれに接する機会がほとんどなくて、とくに興味もなかったのでした。それが前述した理由で国立歌劇場に通いだし、その表現力の片鱗に触れ、素晴らしさを実感しました。クラシック音楽は人間の呼吸や歩くテンポに呼応しているようにも思えます。当時を振り返ると美術そっちのけで、モーツアルトやマーラーを語っている自分がいました。今はほとんどクラシック音楽のコンサートには行きません。生活環境とはそんなもので、たまにＦＭラジオから流れるクラシック音楽を聴くと、当時を懐かしむと同時に、もう一度あの世界に親しんでみたいという欲求が湧いてきます。不滅なモノとはそういうものでしょうか。</p>
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		<title>自分の中の音楽環境</title>
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		<pubDate>Wed, 16 Jun 2010 14:23:05 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>過去のブログを読むと、音楽について書いている時期があります。自分の生育歴は音楽環境に乏しく、それでも両親は私と妹をピアノ教室に通わせていました。私は忽ち頓挫してしまい、それきり楽器演奏をやる機会を失いました。妹はピアノをずっと続けて音大にも入って、現在はピアノ教師をしています。私が音楽環境を手に入れたのは、家内に巡り合ったこと、家内の叔父が二期会で活躍していたテノールの声楽家であったこと、ウィーンの美術学校に通ったことで、同地の国立歌劇場通いを始めたこと等があります。当時は国立歌劇場の立見席から数々のオペラを鑑賞し、一端のクラシック評論家よろしく指揮者や歌手の出来栄えを、あれこれ話していたことが思い出されます。あの頃は自分の何たるかを知らない若気の至りで、今思うと羞恥に耐えませんが、周囲に芸術環境が揃っていたことだけは、とても有難いことでした。今は音楽環境がまた乏しくなっています。時間に追われる暮らしで、仕方がないこともありますが、たまにはウィーンの芸術環境をもう一度味わいたいと願うこの頃です。</p>
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		<title>「ルル」表現主義によるオペラ</title>
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		<pubDate>Sun, 29 Apr 2007 14:23:36 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>ウィーン滞在が５年に及び、その間暇に任せてオペラをほとんど毎晩観ていました。パンフレットは百冊を超えました。だんだん音楽が楽しくなっていき、一端の音楽評論家よろしく今晩のオペラはどうのこうのと人と喋れる自分が信じられないほどでした。そんな自分が理解しようと努めていたのがベルクのオペラでした。２０世紀初頭に現れた表現主義。美術ではとっくに理解し、むしろ古臭く感じていた様式が、こと音楽になるとなかなか楽しめる状態にはなっていませんでした。心理を捉えて歪ませた舞台に、鋭く切り込む音響。世紀末的なドロドロしたドラマ。より現代に近いと感じながらも、今も前世紀のオペラにホッとできる自分がいました。美術の表現主義は充分楽しめるのに、自分の音楽に対する時代遅れを何とかしたいものだと思っていました。</p>
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		<title>「エレクトラ」の壮絶な復讐劇</title>
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		<pubDate>Sat, 28 Apr 2007 13:39:53 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[昨年１１月１３日付のブログに今日書こうとした内容がありました。この「エレクトラ」はウィーンで初めて観たオペラで、上演時間が短いにもかかわらず、旋律が理解できずに退屈さえ覚えてしまったものです。幕が上がるといきなり激しい旋 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>昨年１１月１３日付のブログに今日書こうとした内容がありました。この「エレクトラ」はウィーンで初めて観たオペラで、上演時間が短いにもかかわらず、旋律が理解できずに退屈さえ覚えてしまったものです。幕が上がるといきなり激しい旋律が流れ、愛人と共謀して父を殺害した母に対する娘エレクトラの復讐に満ちたセリフが綴られていきます。ずっと緊張を強いられる叫びともとれる恨みが延々と続きました。オペラ初体験者にとって、これはつらいものです。この旋律、つまり不協和音を理解するまでかなり時間がかかりました。調和のとれた旋律に物足りなさを感じるほどオペラ通になって、ようやく自分の中の音楽史が更新されました。でもシェーンベルクやベルクを理解するのにさらに時間を要しました。現代美術と似ていて、新古典主義から印象派、さらに表現主義、キュービズムやダダイズムやらを自分の中で咀嚼し理解する過程と同じと思いました。</p>
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		<title>「椿姫」の豪華な宴</title>
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		<pubDate>Fri, 27 Apr 2007 14:09:19 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[散りばめられた有名な旋律、華麗な舞台、男女の葛藤、どれをとっても楽しめるオペラと言えます。パリの社交界で繰り広げられる豪華な宴は、女性の衣裳を見ているだけで、その雰囲気は容易に想像がつきます。ウィーン国立歌劇場で観た「椿 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>散りばめられた有名な旋律、華麗な舞台、男女の葛藤、どれをとっても楽しめるオペラと言えます。パリの社交界で繰り広げられる豪華な宴は、女性の衣裳を見ているだけで、その雰囲気は容易に想像がつきます。ウィーン国立歌劇場で観た「椿姫」は思わず口ずさみたくなるメロデイーと、花のような衣裳に身を包んだ社交界の人々の踊りで、まさにヨーロッパ文化の坩堝の中にどんどん引き込まれてしまいました。オペラ鑑賞の第一歩はこの「椿姫」がお勧めです。歌あり、踊りあり、ドラマあり、悲劇ありの全てが揃ったオペラで、たとえイタリア語であっても物語の大筋は理解できます。オペラは耳に心地よいものという印象を最初に持った方がいいと思います。私はＲ・シュトラウスを最初に聴いて、それからしばらくオペラから遠ざかってしまった経験があります。</p>
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		<title>「アイーダ」の凱旋シーン</title>
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		<pubDate>Thu, 26 Apr 2007 13:52:26 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>ハリウッド黄金期の映画「十戒」や「クレオパトラ」を彷彿とさせるのが、ベルデイ作曲のイタリア歌劇「アイーダ」です。「アイーダ」の方が制作年代が古いので、ハリウッド映画の方が影響を受けているのかもしれません。スケールの大きさは比類のないもので、野外で演じられることも度々あります。ウィーン歌劇場で観たオペラの中で、舞台美術や群集の動きが楽しめたオペラでした。オペラ歌手は声量が求められるので華奢な人は少なく、むしろ堂々とした体格をもっています。今にも死にそうな演技には少々無理を感じますが、「アイーダ」にいたってはあまり気になりません。凱旋シーンは圧巻でした。俗っぽい演出という見方もありますが娯楽性も必要なものかなと思います。</p>
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		<title>「タンホイザー」の精神性</title>
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		<pubDate>Wed, 25 Apr 2007 14:23:43 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[ウィーンに住んでいた２０数年前に、いったいどのくらいオペラを観たのか定かではありません。夕闇迫る頃になると決まって立見席の列に並んでいました。ドイツを代表する作曲家ワーグナーのオペラは、耳に心地よいオペラを何度か聴いた上 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ウィーンに住んでいた２０数年前に、いったいどのくらいオペラを観たのか定かではありません。夕闇迫る頃になると決まって立見席の列に並んでいました。ドイツを代表する作曲家ワーグナーのオペラは、耳に心地よいオペラを何度か聴いた上でないと、あの分厚く長い演奏についていけないと今でも思っています。音楽やドラマに精神性を感じるに至るまで、聴く訓練が必要なオペラとも言えます。その中でも「タンホイザー」は聴き慣れた曲があるので、ワーグナーの楽曲の中でも楽しく聴ける演目です。ストーリーは宗教的な教義が底辺にあり、愛する人の犠牲死によって、今までの罪から救済されるというものです。なかなか日本人には理解できない要素をもっていますが、堂々とした音楽や歌手の圧倒する声量を身体中で感じ取るのもいいものだと思っています。</p>
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		<title>「さまよえるオランダ人」の幽霊船</title>
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		<pubDate>Mon, 23 Apr 2007 14:02:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>yutaka</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>家内は大学で空間演出デザインを専攻し、卒業制作にワーグナー作曲による「さまよえるオランダ人」の舞台デザインをやっていました。そのイメージがあってか、ウィーン国立歌劇場で「さまよえるオランダ人」を観た際、舞台中央に大きな幽霊船が現れた時は、家内のデザインと印象が混ざってしまいました。船の舳先がこちらに迫ってくるシーンは圧倒的な迫力と美しさがあって、暗いおどろおどろしい場面でもあっても、ワーグナー独特の分厚い旋律と相まって心躍るシーンになっていました。ワーグナーのオペラはどれをとっても、とてつもなく長くて時折音響に陶酔して夢か現かわからない状態で聴いていることがあります。そうした中でも「さまよえるオランダ人」は短めで程よい興奮が味わえるオペラだと思います。ワーグナー初期の作品という解説ですが、その新鮮さゆえ結構好きなオペラのひとつです。</p>
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		<title>「フィデリオ」の灰色の壁</title>
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		<pubDate>Sun, 22 Apr 2007 12:43:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>yutaka</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>２０数年前に住んだウィーンで爪に火を点す生活をしていた自分の楽しみはオペラの立ち見でした。ベートーベン作曲によるオペラ「フィデリオ」は、ストーリーが分かりやすく音楽も胸を打つものがあったので、何回も観ています。男装した主人公が無実の罪で捕らえられていた夫を探すドラマで、場面はすべて刑務所でした。自分の生育暦の中に音楽的な環境はなかったものの美術的な環境は多少あったので、自分が音楽よりも好んで見ていたのは舞台装置でした。刑務所の無造作な壁に照明が当たり、囚人たちがぞろぞろと外に出てくるシーンがとても美しく、群集劇がまるで一幅の絵画のように感じました。舞台に立てられた灰色の壁がドラマを雄弁に語っているようでした。</p>
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