Archives for posts tagged ‘書籍’

彫刻家父子の往復書簡を思い出す

現在、通勤時間に読んでいる「ある日の彫刻家」(酒井忠康著 未知谷刊)に、彫刻家保田龍門・春彦による父子の往復書簡の章が出てきて、嘗て羨望の眼差しで読んだ「往復書簡」を思い出しました。私は武蔵野美術大学出版局に問い合わせを […]

週末 過密な鑑賞スケジュール

やっと週末を迎えました。年度末が近づきウィークディの仕事が少しずつ多忙になってくると、週末が楽しみでなりません。今月に入って美術展に行っていないので、今日は行きたい展覧会をチェックして、丸一日かけて東京の博物館や美術館を […]

「ある日の彫刻家」を読み始める

「ある日の彫刻家」(酒井忠康著 未知谷刊)を読み始めました。本書は副題に「それぞれの時」とあって、美術評論家酒井忠康氏がそれぞれの時代や場面で関わられた造形作家に対し、その思いを綴られた随筆集になっています。現代の日本を […]

「フォルムと色」について

先月末にフッサールが提唱した現象学における現代的な解釈を論じた日本人著者による書籍を読み終えたばかりですが、もう一冊フランスの現象学者が著したカンディンスキー論を同時に読んでいて、こちらの方はまだ読破しておらず、ここでひ […]

寒さ増す2月になって…

寒さ増す2月になりました。春が待ち遠しい季節ですが、工房の窓から見える梅の木々の蕾が膨らんでいるようで、春がやってくる足音が聞こえています。今月の陶彫作品に関する制作目標を考えました。大きな新作の陶彫部品は残り8個を制作 […]

平成最後の1月を振り返って…

今年の5月に新しい元号になることから、平成最後という冠があらゆるところで用いられそうですが、平成最後の1月が今日で終わります。光陰矢の如しと言うけれど、本当に今月は時間が経つのが早く感じられました。陶彫部品55個程度で形 […]

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」読後感

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)がやっと読み終わりました。まだ完全に理解出来ていない箇所もありますが、こうした書籍に対する語彙力が身につけられれば、近い将来再読もあり得るかなぁと思って […]

「現象学というシステム」について

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の最終章である第十二章「現象学というシステム」について取り上げます。この章は最終章に相応しく、そもそも現象学というシステムとは何か、それを考えるにあたっ […]

「反省論と自我論的構図」について

いよいよ「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)も残り僅かになってきました。今回は第十一章「反省論と自我論的構図」について取り上げます。この章は3つの単元に分かれているので、ひとつずつ気に留ま […]

「歴史と文化的規範」について

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の第十章「歴史と文化的規範」を読み終えました。まとめをするのは至難の業ですが、現象学と「歴史と文化的規範」の関わりについて冒頭の文章を拾い上げてみます。 […]

「近代美術史テキスト」読後感

あっという間に読んでしまった「近代美術史テキスト」(中ザワヒデキ著 トムズボックス)は、私にとって極めて興味深かった内容があり、また手書きの文章から発する独特な感覚に、密かなメモ書きに似た雰囲気を感じさせる書籍でした。あ […]

「近代美術史テキスト」を読み始める

現在読んでいる現象学の書籍を横において、美術に関わる不思議な書籍を手に取りました。ちょっと一服のつもりが読み始めたら、面白過ぎる内容に惹きこまれて、忽ち半分くらいまで読み進めてしまいました。それにしてもこれは文庫本くらい […]

「他者と客観的世界」について

昨日に続いて「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の第九章「他者と客観的世界」についてNOTE(ブログ)に掲載していきますが、この章から大きな単元になっていて「自我という問題ー他我・歴史・文 […]

「デカルト図式の反転」について

冬季休業を利用してフッサールの現象学を少しでも理解しようとしていましたが、難解な語彙や複雑な理論に、正月の休み気分では太刀打ちできず、「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の読破は出来ません […]

1月の制作目標

今日から仕事始めとなる職場が多い中で、私は年次休暇をいただいて、7日(月)から職場に出勤する予定にしています。今日は年末年始を通して毎日通っている工房に出かけて、朝から陶彫制作に明け暮れました。野外と温度が変わらない工房 […]

週末 冬季休業の初日

今日から職場は冬季休業に入ります。出勤日もありますが、年休を使うと最大16日間の休みが取得できます。この長期休暇の制作目標は陶彫部品を8個作ることです。単純に計算すれば2日で1個作るわけですが、職場外の催し物に参加したり […]

16日間の過ごし方

明日から最長1月6日まで冬季休業を取得できるように、私の職場では「働き方改革」を進めています。職員によっては出勤を余儀なくされる部署もありますが、年末年始を迎えるこの時期は、それぞれの家庭事情を考えて適切に休んでほしいと […]

現象学の書籍読破の目標

昨日、一昨日のNOTE(ブログ)に「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の単元毎のまとめを掲載しました。著者であるミシェル・アンリはフランスの現象学者で、抽象絵画の先 […]

「目に見えない色」について

昨日に引き続き「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の単元を取上げます。今回は「目に見えない色」についてです。カンディンスキーの著書「点・線・面」の中では、色彩以外の […]

「要素の統一性」について

「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の中で、「要素の統一性」について取り上げます。冒頭の文章から引用すると「要素の統一性とは絵の統一性にほかならない。それはコンポジ […]

「体験流の構成」について

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の第七章「体験流の構成」を読み終えました。体験流の構成とは何か、冒頭の文章に述べられていた箇所を引用いたします。「体験流の構成とは、過去の体験を想起し、 […]

週末 休日出勤から12月が始まる

週末ですが、私の職場では今日は休日出勤でした。この代休を12月25日にとる予定で、冬季休業を連続して取得できる環境を作っています。今週は土曜日まで出勤する長い1週間でしたが、年末の休庁期間を含めた冬季休業に創作活動を充て […]

充実の11月を振り返る

今日で11月が終わります。昨年のアーカイブを見ると工房で重宝している土錬機は、昨年の11月に滋賀県信楽町から届いたことが書かれていて、新機種になってちょうど1年になるのかぁと思いました。窯のメンテナンスや陶土の追加注文も […]

「『時間形式ー時間内容』図式の解明」について

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の第六章「『時間形式ー時間内容』図式の解明」を読み終えたので、同章についてまとめをしたいと思いますが、毎回述べているように私は難解な論文を解釈するだけで […]

上野の「マルセル・デュシャンと日本美術」展

東京上野にある東京国立博物館平成館で開催されている「快慶・定慶のみほとけ」展の隣で、「マルセル・デュシャンと日本美術」展が同時開催されていたので見に行ってきました。隣の仏像展とセットにして見に来ていた人もいたと思われ、鑑 […]

「基礎平面」について

「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の中で、今回は「基礎平面」を取り上げます。カンディンスキーの有名な著作である「点・線・面」の順番から言えば、「点」と「線」の次は […]

「時間性」について

「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)の第五章「時間性」について、気になった箇所を引用いたします。本書を読んで章ごとにNOTE(ブログ)にまとめをアップしていますが、前章でも内容が難解故に、 […]

信仰に関する私見

昨日のNOTE(ブログ)に書いた件をもう一度取り上げます。私は数十年にわたって続けている創作活動が、自分の行動ながら何かに憑かれたように感じていて、自分なりに腑に落ちるものは何かを考えていました。近くで見ている家内が、ま […]

寒さ増す11月の過ごし方

11月になりました。私は今日からネクタイを着用しています。凌ぎやすい季節になって、創作活動に拍車をかけようと思っています。新作の制作状況は、2つの塔が連立する陶彫作品を作っていますが、床に接する1段目の陶彫部品11個は全 […]

秋めいた10月を振り返る

10月の最終日を迎えました。秋が深まって紅葉が見られるようになりました。あれほど暑かった夏も過ぎ、今では朝晩冷え込んできて季節の変わり目に暫し佇みながら、秋めいた10月を振り返っています。今月の陶彫制作は順調でした。4回 […]

某日の新聞の小欄より

自宅のテーブルに置いてあった朝日新聞の小欄「折々のことば」に気になった記事がありました。短いので全文を引用します。「味で見る人の評には、要を尽くしている割合に案外聴くべき所が少ないが、感じで敲かれるとどこか痛く身に応える […]