ピカソとともにキュビズム創始者であるジョルジュ・ブラックについては、今まで特に大きな関心を持ったことはありませんでした。もちろんブラックの代表的な絵画はすぐに思い起こすことが出来るし、キュビズムが近代美術に与えた影響の大 [...]
Archives for posts tagged ‘芸術家’
師匠からの電話
2009年 12月 21日 月曜日
年の瀬になると、長野県に住む彫刻家池田宗弘先生に日本酒を贈っています。先日お礼を兼ねて電話をいただきました。一年一升の酒を楽しみに毎日制作をしているとのこと、こちらまで嬉しくなりました。長野県の聖高原はさぞや寒かろうと思 [...]
瀧口流「H・アルプ」論
2009年 12月 17日 木曜日
瀧口流「○○」論は今日で最後です。シリーズにするつもりはなかったのですが、文中に興味関心の高い彫刻家が続いたので、つい一人ひとりを取り上げてしまいました。アルプは抽象的な有機形態を作る彫刻家で、ポピュラーな作家です。その [...]
瀧口流「I・ノグチ」論
2009年 12月 16日 水曜日
「ノグチは西欧の環境で生活しながらも、たえず東洋に眼を向けている。数回にわたる東洋遍歴のみならず、彼の血液が力づよく誘うのであろう。が私たちの眼からは、それほど彼のある作品は東洋的と感じられないかも知れない。事実ノグチは [...]
瀧口流「A・コルダー」論
2009年 12月 15日 火曜日
アレキサンダー・コルダーは空中に浮遊するモビルで世に知られた彫刻家です。自分の学生時代に見た美術雑誌に、コルダーの作業場の写真が掲載されていて、そこはまるで町工場のようなところでした。鉄の部品が所狭しと置かれている中、町 [...]
瀧口流「H・ムーア」論
2009年 12月 14日 月曜日
愛読している「瀧口修造全集2」の興味関心のある箇所は、やはり彫刻家を扱っている章です。「ムーアにとって、何につけ自然のありかた、とくに生長の仕方に親しむということが必要なのである。自然の深い知識から、生きたリズムと自然の [...]
陶芸からクレイワークへ
2009年 12月 11日 金曜日
先日、ピカソによる斬新で闊達な陶芸についてブログに書きました。奔放な表現でありながら新鮮さを失わない豊かな造形がそこにあると思います。同じスペイン出身の巨匠ミロの陶芸にも自由で開放的な表現が見られます。気儘に作ったようで [...]
ピカソの陶芸の魅力
2009年 12月 9日 水曜日
箱根の彫刻の森美術館に「ピカソ館」があります。自分にとって「ピカソ館」の目玉は、ピカソが加飾または絵付けをした陶芸の数々だと思っています。これは見応えのあるコレクションで、箱根に行く度にこの陶芸たちに会えるのが楽しみです [...]
「W・ド モーガン展」
2009年 12月 7日 月曜日
ウイリアム・ド モーガンはイギリスのアーツ&クラフツ運動で活躍した装飾美術家です。アーツ&クラフツ運動と言えばウイリアム・モリスが有名ですが、ド モーガンは当然モリスとも親交があったようです。日本では馴染みが薄い人ですが [...]
「権鎮圭」の彫刻展
2009年 12月 2日 水曜日
先日「河口龍夫展」に行った際、もうひとつ注目している展覧会が「河口龍夫展」と同じ東京国立近代美術館で開催されているので、併せて見て来ました。それは「権鎮圭展」。韓国籍で日本に留学して彫刻家としてスタートした権鎮圭は、具象 [...]
静岡県のロダン館
2009年 10月 30日 金曜日
大学で彫刻を学び始めた頃、自分にとってロダン、ブールデル、マイヨールの3大巨匠は避けて通れないほど存在感がありました。最初に自分に影響を及ぼしたのはロダンで、勢いのある量感と動きに圧倒されていました。ロダンを師と仰いだ荻 [...]
フォンタナのアトリエ
2009年 10月 29日 木曜日
フォンタナは画布にナイフで穴を開けた作品で世界的に知られたイタリア人芸術家です。日本では中学校・高等学校の美術の教科書に、現代美術の旗手として掲載されています。今読んでいる「瀧口修造全集1」にフォンタナのアトリエに関する [...]
P・クレーに纏わること
2009年 10月 27日 火曜日
愛読している「瀧口修造全集1」の中に、パウル・クレーに纏わることが出てきます。瀧口修造がパウル・クレーのご子息に会いに行き、そこで出会った様々なことが述べられていて、それらをとつおいつ読んでいるとその情景が広がります。自 [...]
芸術家宅を訪ねる随想
2009年 10月 23日 金曜日
「瀧口修造全集1」に収められている「ヨーロッパ紀行」の中に、ダリを訪ねた時の随想が載っています。アトリエの中の描写やダリの人柄に、ほんの少しばかり親近感が持てるような気になります。スペインの海辺のアトリエは理想的な環境だ [...]
芸術家の生きざま
2009年 10月 9日 金曜日
瀧口修造著「幻想画家論」に出てくる芸術家は、幻想的な作風を確立した人ばかりなので、その生きざまも常軌を逸しているようです。昨日ブログに書いたピエロ・ディ・コジモは「かれは人間よりも動物に近い生活をしていた…決して室内を掃 [...]
幻想画家論
2009年 10月 7日 水曜日
ボッス、グリューネウァルト、ピエロ・ディ・コジモ、ラ・トゥール、ルドン、ゴーギャン、アンソール、ムンク、スーティン、クレー、エルンスト、デュシャン…「瀧口修造全集1」に収められている幻想画家論で取り上げている芸術家です。 [...]
「瀧口修造全集」を紐解く
2009年 10月 6日 火曜日
先日読んだ「老人力」(筑摩書房)から一転して「瀧口修造全集1」(みすず書房)を紐解きました。軽妙洒脱な「老人力」と、幾重にも重なった深い洞察に裏づけされた瀧口修造の論文集。あまりにも違う世界を描いても、それを読んでいる自 [...]
「流政之作品論集」
2009年 9月 16日 水曜日
彫刻家流政之を知ったのは高校生の時でした。書店で立ち読みした美術手帳に彫刻写真が掲載されていて、若かった自分はカッコいいなぁと思ったように記憶しています。美大の彫刻科に入って彫刻を本格的にやり始めた頃、西武美術館で「流政 [...]
岡本太郎の本
2009年 9月 9日 水曜日
岡本太郎著による本はシリーズ化したもので5冊あります。いずれもみすず書房から出版されています。自分の若い頃は、この芸術家のアヴァンギャルドな理論や行動が羨ましく思えて、また著作に影響されてきました。彼の造形作品にはあまり [...]
「フランス絵画の19世紀」展
2009年 8月 31日 月曜日
今日まで表題の展覧会が地元の横浜美術館で開催されていました。退屈しそうだと思いつつ出かけてみたら、逆に新鮮な気分に浸れて良かったと思いました。アカデミズム。これはフランス印象派の少し前まで、サロン(フランスの展覧会場)で [...]
「アフリカの美」展にて
2009年 8月 23日 日曜日
現在、MOA美術館で「アフリカの美〜ピカソ、モディリアーニたちを魅了した造形〜」という企画展が開かれていて、これは自分の興味関心のある分野なので、休日の高速道路の混雑にも関わらず、熱海まで出かけていって見てきました。かつ [...]
「魔術的芸術」二つの大いなる…
2009年 8月 22日 土曜日
A・ブルトン「魔術的芸術」もあと少しで終わりです。先日出かけた「ゴーギャン展」に纏わる章に差し掛かりました。「二つの大いなる綜合」という副題がついた章です。二つというのはギュスターヴ・モローとポール・ゴーガン(ゴーギャン [...]
「パウル・クレー 東洋への夢」
2009年 8月 21日 金曜日
表題の展覧会は、静岡県立美術館で開催されているもので、知人からチケットをいただいたので行ってきました。クレーはたびたびブログに書いている画家で、この巨匠に関する興味はずっと尽きません。自分は20代前半で初めてミュンヘンに [...]
「池田宗弘が見た善光寺街道」
2009年 8月 18日 火曜日
表題の展覧会は、長野県東筑摩郡朝日村にある朝日美術館で開催されています。彫刻家池田宗弘は自分にとっては師匠で、彼から彫刻のノウハウを教わり、今もお付合いをしていただいている人です。毎年夏に東筑摩郡麻績村にある池田先生のア [...]
「魔術的芸術」遠まわりの…
2009年 8月 12日 水曜日
A・ブルトンの「魔術的芸術」を今夏じっくり読んでいます。表題の「遠まわりの魔術」というのは本書の中で中世の芸術活動を扱った章です。ビザンティンの宗教的厳格さからの解放によって、悪魔のテーマを画家たちが挙って取り上げる時代 [...]
国宝 火焔型土器
2009年 8月 7日 金曜日
一昨日と昨日は夏季休暇を取り、新潟県と群馬県に行ってきました。越後妻有アート・トリエンナーレと群馬の埴輪展を見るのが目的でしたが、新潟県が縄文土器を数多く出土している地域であること、とりわけ十日町市博物館にある火焔型土器 [...]
越後妻有アート・トリエンナーレ
2009年 8月 5日 水曜日
3年に1回開催する展覧会をトリエンナーレと言います。横浜トリエンナーレは地元で有名です。新潟県の越後妻有アート・トリエンナーレは長く続いている企画展で、出品者も作品点数もかなりの多さを誇っています。田園や廃墟になった学校 [...]
RECORDは「縦縞」
2009年 8月 2日 日曜日
一日1枚ずつ葉書大の平面作品を作っているRECORD。一昨年から始めているので1000点を超える量になっています。3年目の今年は毎月パターンを決めて、その中で展開できるようにしています。8月のパターンは「縦縞」にしました [...]
「野村仁 変化する相」展
2009年 7月 23日 木曜日
自分の個展開催中に東京の美術館を巡る旅を続けています。今日は六本木にある国立新美術館に行ってきました。「野村仁 変化する相」を見てきました。巨大ダンボールが自然に任せて崩れ落ちていく様を撮影して脚光を浴びた現代美術家の大 [...]
連休前に思う今夏のあれこれ
2009年 7月 17日 金曜日
明日から三連休。その後も職場は夏季休業を取る人が増えてきます。8月の盆の休暇を前に、ぼちぼち夏の計画を立てる職場の人が多く見られます。自分も管理職といえども夏季休業は取ろうと思います。今夏の予定は、まず目前に迫った東京銀 [...]
今夏は「A・ブルトン&瀧口修造」
2009年 7月 14日 火曜日
毎年夏になると何か課題を決めて勉強することにしています。義務教育で頭にすり込まれた夏休みの自由課題が今も続いている感じです。今まで「ジャコメッティ」や「ヘンリー・ムア」といった学生時代から親しんでいた彫刻家を改めて勉強し [...]