Archives for posts tagged ‘展覧会’

箱宇宙に捧げられたコトバ

アメリカ人アーティストのジョセフ・コーネルと詩人の高橋睦郎によるコラボレーションによる展覧会は、さまざまな角度から自分を刺激してくれました。そのひとつに造形作品に捧げられた詩人のコトバがあります。捧げられたというのは誤解 [...]

J・コーネル「箱宇宙を讃えて」展

ジョセフ・コーネルは小箱の中に自分の思いを込めたものを詰め込んで、その小宇宙を表現媒体にしたアメリカ人アーティストです。コラージュがマックス・エルンストらによって考案されたのを契機に、従来の描く行為や彫る行為だけが美術で [...]

若林奮「Dog Field」展

多摩美術大学美術館で開催されている故若林奮先生の「Dog Field」展は、彫刻数点と多くのドローイングによって構成された個展です。自分は昔から若林先生の個展であれば必ず見に行っていました。若林先生を「先生」と呼ぶのは、 [...]

週末 千葉と東京の美術館へ

ちょうど見たい展覧会が2つあって、今日はそれぞれのの展覧会に出かけることにしました。ひとつは千葉県佐倉市の「川村記念美術館」で開催中の米国人アーティストのジョセフ・コーネルと詩人高橋睦郎の「箱宇宙を讃えて」と題された展覧 [...]

「マネとモダン・パリ」展

久しぶりに休みがとれた今日は、印刷が出来上がった個展の案内状と図録を届けに、ギャラリーせいほうに行ってきました。帰りがけに家内の胡弓の張替の依頼をするため、駒込にある邦楽器店に立ち寄り、さらに表題の展覧会を見てきました。 [...]

図録印刷完成の日

今年7月に開催する個展の図録が出来上がり、昨日手許に届きました。今回は「木・陶による構築シリーズ」と題した図録で、同じ形式で毎年作り続けて5冊目になります。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も5回目になります。慣れたと [...]

鑑賞から生まれるコトバ

「瀧口修造全集Ⅴ」(みすず書房)には、作家の個展や出版等に寄せる滝口の文章が掲載されています。それは通常の美術評論として書かれたものや、作品鑑賞から生まれ出た詩的なコトバも数多くあります。そうしたコトバは、実際の展覧会を [...]

「美しき挑発 レンピッカ展」

今月5日に美術館巡りをした折り、表題の展覧会に足を運びました。東京渋谷にあるBunkamuraミュージアムは斬新な企画で人を集めるので、自分はよく見に行っています。タマラ・ド・レンピッカも特異な女流画家だと思います。もと [...]

「細川家の至宝」展

由緒ある家系に伝わる文化財を守っていくことは、後世の人にとって大切な役目であると思います。散在して失われた価値ある家宝は残念の極みです。旧熊本藩主である細川家は、永青文庫を設立して文化財を後世に伝えてきました。東京上野に [...]

連休最後の美術館巡り

ゴールデンウィーク最後となる今日は、美術館を巡ることにしました。知り合いにチケットをいただいていること、もちろんそれだけではなく、多忙な公務や週末の創作活動に終始する日常にあって、何とかスケジュールをやりくりしても美術館 [...]

ドイツの近代彫刻家

数年前、東京上野にある東京藝術大学美術館で、ドイツの近代彫刻家エルンスト・バルラッハの大掛かりな展覧会がありました。春爛漫の季節に美術館を訪れて、バルラッハを堪能したのですが、自分が初めてバルラッハの彫刻と対面したのは、 [...]

「フラガ神父の料理帳」展

表題の展覧会が、長野県東筑摩郡麻績村で4月21日より開催されます。師匠である彫刻家池田宗弘先生が、麻績村に根を下ろし、もうずい分日が経ちました。自分は毎年夏に先生宅を訪れています。個展の場所は「信濃観月苑」。そこはどんな [...]

横浜の「ポンペイ展」

先日は3つの美術館を駆け巡り、鑑賞三昧の時間を過ごしました。これは制作と同じくらい大切にしているもので、見たい展覧会が重なると出かけていきます。チケットを贈ってくれる知り合いがいることも大きな要因です。この日、3つ目に辿 [...]

具象復活のVOCA展

先日、東京上野に出かけ、東京国立博物館の「長谷川等伯展」と上野の森美術館の「VOCA展」を観てきました。「長谷川等伯展」の混雑ぶりに比べると、若い世代の画家による「VOCA展」はゆったりと観ることができました。若い世代と [...]

在野の長谷川等伯

先日出かけた東京国立博物館平成館の「長谷川等伯展」。見たかった絵は当然「松林図屏風」ですが、御馴染みの画家でも生涯を通して、どんな画業を打ち立てたのか、とくに修行時代の作品が見てみたい気持ちがあって、混雑が予想される国立 [...]

週末 美術館巡り…

三連休の中日です。今日は自分の制作をリセットして、もう一度新たな気持ちで取り組むために美術館巡りを行いました。一つ目は東京上野の国立博物館で開催している「長谷川等伯展」、二つ目は上野の森美術館で開催している「VOCA展」 [...]

葉山の「長澤英俊展」

先日、横須賀美術館と県立近代美術館葉山を巡り、春の湘南海岸を満喫してきました。県立近代美術館葉山では表題の「長澤英俊 オーロラの向かう所」展が開催されていました。同伴の若い美大生は、作品の持つ素材感や空間の解釈に感動して [...]

横須賀の「ワンダーシニア30展」

先日、横須賀美術館に行って表記の展覧会を観て来ました。「ワンダーシニア30展」というのは、60歳代から70歳代の日本の洋画家32人による旧作と新作を並べた展覧会のことで、日本の高度成長の中で画家としてデビューし、現在まで [...]

「余白に書く」を読む

表題の「余白に書く」というのは、「瀧口修造全集Ⅳ」の副題です。「余白に書く」とはどういうことだろうと思って読み始めました。「余白に書く」とは展覧会や公演に寄せた文章であることがわかり、その夥しい数の文章が「瀧口修造全集Ⅳ [...]

目黒の「ベルナール・ビュフェ展」

昨日、目黒区美術館で開催中の「ベルナール・ビュフェ展」に行ってきました。昨日のブログに書いた通り、昨日は親戚の招待を受けたり、池袋に沖縄民謡を聴きに行ったりした一日でしたが、昼の僅かな時間を使って、目黒にも足を運んだので [...]

「川喜田半泥子のすべて」展

銀行取締役、そして頭取、財界人として活躍した川喜田半泥子。自分は陶芸家として知っていましたが、実は趣味が高じて、その域を抜き出ていたことを、この展覧会を通じて知りました。本格的な二束の草鞋。自分にとっては先達にあたる人だ [...]

2つのグループ展

今日は休日ですが、工房には行かず、知り合いが出品しているグループ展を2つ見て回ることにしました。幸い2つとも地元の横浜でやっているので、気軽に出かけて行きました。ひとつは以前借りていた作業場によく来ていた美大生が出品して [...]

「束芋 断面の世代」展

先日、横浜市民ギャラリーに行った折に、横浜美術館に足を伸ばし、若い映像作家による展覧会を見てきました。「束芋 断面の世代」展という平面作品と映像による作品で、新しいような古いような世界観に浸っていました。見慣れた日常のち [...]

横浜市民ギャラリーへ…

昨年の今頃は横浜市民ギャラリーのグループ展に出品していたので、市民ギャラリーの受付にいて来客を待っていました。今日は鑑賞する側として訪れました。自分の作品がないため、全体を客観的に見回すことが出来ました。毎年出品されてい [...]

ニーヴェルスンの黒い箱

20世紀アメリカで活躍した女流彫刻家ルイーズ・ニーヴェルスンをどこで知ったのかよく覚えていませんが、それほど昔ではないような気がします。自分が大学で彫刻を学んでいた頃、ギャラリーせいほうが「現代彫刻」という雑誌を発行して [...]

フジタが作った礼拝堂

昨日マチスが作ったロザリオ礼拝堂のことをブログに書きました。引き続き今回は藤田嗣治(レオナール・フジタ)の作った平和の聖母礼拝堂について取り上げます。平和の聖母礼拝堂はフランスのランスにありますが、自分はまだ行ったことが [...]

東京上野の「土偶展」

朝7時に工房に行き、陶彫成形1点とRECORDの彩色を済ませ、午後から東京上野の国立博物館に出かけました。これはイギリスの大英博物館で開催された「THE POWER OF DOGU」の帰国記念展で、我が国の有名な土偶が一 [...]

ピカソの陶芸の魅力

箱根の彫刻の森美術館に「ピカソ館」があります。自分にとって「ピカソ館」の目玉は、ピカソが加飾または絵付けをした陶芸の数々だと思っています。これは見応えのあるコレクションで、箱根に行く度にこの陶芸たちに会えるのが楽しみです [...]

「W・ド モーガン展」

ウイリアム・ド モーガンはイギリスのアーツ&クラフツ運動で活躍した装飾美術家です。アーツ&クラフツ運動と言えばウイリアム・モリスが有名ですが、ド モーガンは当然モリスとも親交があったようです。日本では馴染みが薄い人ですが [...]

「権鎮圭」の彫刻展

先日「河口龍夫展」に行った際、もうひとつ注目している展覧会が「河口龍夫展」と同じ東京国立近代美術館で開催されているので、併せて見て来ました。それは「権鎮圭展」。韓国籍で日本に留学して彫刻家としてスタートした権鎮圭は、具象 [...]

「河口龍夫 言葉・時間・生命」展

昨日、陶彫成形に躓いたことで、気分転換に昼頃から東京の美術館に出かけました。横浜の美術館に勤めている知人からチケットを頂いているので、タイミングとしては良かったと思います。出かけたのは東京国立近代美術館で開催中の「河口龍 [...]