Archives for posts tagged ‘イメージ’

時間刻みの生活について

芸術家は自由な時間の中からインスピレーションを得て、それを具現化する仕事だという認識が、私は学生時代からありました。亡父は造園業、祖父も先代も大工の棟梁という職人家庭に育った自分は、自ら決めた時間で仕事をすることが当たり […]

今年最初の夜の制作

三連休でやり残した作業を、今晩仕事から帰宅した後、工房でやりました。1時間程度なら寒くても作業が出来ると判断して、暗い夜道を工房に向かいました。工房に着いて作業を始めると、工房に棲みついている魔物に取り巻かれ、作業はトン […]

1月RECORDは「浮遊の風景」

「風景シリーズ」として始めた今年のRECORDですが、まず最初の1月を「浮遊の風景」というテーマで日々制作をすることにしました。私が創作活動の中心に据える彫刻は、空間の中に置かれる立体であり、それなりに重量があります。彫 […]

19‘RECORDは「風景シリーズ」

今年のRECORDの方向性を考えました。もう既に元旦から作り始めているRECORDですが、今年1年の大きな主題として、現存する風景、または心象風景を中心に据えて、日々制作していこうと決めました。彫刻の手ほどきを受けていた […]

映画「メアリーの総て」雑感

先日、常連である横浜のミニシアターに19世紀の英国を舞台にした映画「メアリーの総て」を観に行きました。主人公メアリー・シェリーは「フランケンシュタイン」の作者です。18歳でこの物語を執筆した彼女の動機や背景が描かれていて […]

12月RECORDは「跨」

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作ることを自分に課しているRECORD。文字通りRECORD(記録)ですが、毎晩制作しているにも関わらず、ペースが追いついていかない困難さを抱えています。下書きだけが先行していて、今 […]

ムンクの「叫び」について

あまりにも世界的に有名になったムンクの「叫び」。全部で4点あるようですが、そのうちの1点が東京都美術館に来ていました。先月、「ムンク展」を見てきましたが、「叫び」の人気で混雑を極めていました。ほとんど日本では「叫び」がキ […]

上野の「フェルメール展」

事前予約が必要な美術展に行ったのは、私は初めてだったかもしれません。それほど上野の森美術館で開催されている「フェルメール展」には国際的に見ても貴重な作品が多数来日していると言っても過言ではありません。鑑賞したのは先月でし […]

三連休 充実の3日間

今日で三連休が終わります。初日は陶彫制作の後、フェルメールとムンクという人気絶大の美術展に出かけてきました。2日目は20個目の陶彫成形と21個目の成形のためのタタラ準備で朝から夕方まで工房にいました。今日は21個目の陶彫 […]

11月RECORDは「枠」

11月のRECORDのテーマを「枠」にしました。RECORDは一日1点ずつ作っている小さな平面作品で、2007年から始めています。文字通り日々のRECORD(記録)で、イメージの出し易さを考えて5日間で展開するデザインを […]

重層空間という考え方

ドイツの版画家ヨルク・シュマイサーの連作版画に、異なるイメージを描いた版を重ねて、ひとつの画面を構成している作品があります。それを見ることで、私たちはあらゆる場面を同時に把握し、イメージの遠近感さえも感受することが出来る […]

シュマイサーの連作版画について

「私の作品を流れている主題は、変化ー人間に、物あるいは風景に、あるいは私に繰り返し起こった変化だ。版画がもつ可能性のうちで、最も魅力的なもののひとつがステートだ:版を刷り、さらに手を加え、変更し、また刷ってまた変える…。 […]

「つくる」という意味

創作行為は人の持つあらゆる能力を最大限に活用するものだという考えが私にはあります。「つくる」というコトバを漢字にすると「作る」と「造る」と「創る」の3つの漢字が当てはまりますが、いずれも多少意味が異なります。一般的には「 […]

HPのGalleryに「発掘~環景~」アップ

「発掘~環景~」は2016年に制作した陶彫による集合彫刻で、個展が始まるギリギリまで窯入れをしていて、かなり焦っていた記憶が残る作品です。陶彫部品一つひとつが大きくて、窯にはひとつずつしか入らなかったのが、時間に追われた […]

三連休 手間取った陶彫部品

三連休の最終日です。一昨日から新作の2段目に当たる陶彫部品を作り始めています。昨日成形を終えたので、今日は彫り込み加飾を行いました。2段目はやや小さめの陶彫部品になっていますが、なかなか手間がかかってしまい、3時間近く作 […]

10月RECORDは「象」

「象」は動物のゾウではなく、象形や象徴を意味する文字として選びました。最初にイメージしたのは碑文のような刻印された文字で、読解出来なくても、そこに不思議な雰囲気が醸し出される世界でした。文明の曙期で人類には具体的なカタチ […]

2018個展の批評より

(株)ビジョン企画出版社から発行されている「美じょん新報」は月々の展覧会情報が掲載されていますが、「評壇」欄では美術評論家瀧悌三氏による、端的で歯に衣着せぬ展覧会批評があって、私は常々参考にしています。9月20日発行の新 […]

三連休 制作サイクル前倒し

三連休の中日です。今日は朝から夕方まで制作三昧でした。気候も凌ぎ易くなり制作に拍車がかかりました。2日間の週末で1個の陶彫部品を作るというのが現在の制作サイクルになっていて、今月は4回週末がやってくるので、4個の陶彫部品 […]

三連休 新作最初の窯入れ

三連休最終日になりました。今日は残暑が戻ってきて、工房内は蒸し暑くなりました。昨日作っておいたタタラを使って、2つ目の塔を形成する陶彫部品の2個目に取り掛かりました。陶彫部品のトータルは8個目になります。今日は成形と彫り […]

詩人の死生観について

「ぼくは死は生と地続きだ思っているんです。肉体は服を脱ぐように脱げるもので魂は生き続ける。だから、妻や友人たちを思い出すということは、彼らが、俗世間で生きているぼくたちとは違う形で生きているんだと思っているし、そう思いた […]

RECORD奮闘中

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作ろうと決めたのは、2007年の2月でした。それから10年以上も毎日作り続けていますが、この小さな制作が習慣になっているとは言え、ウィークディの仕事が多忙な時や、旅行している時は厳し […]

週末 新作イメージの確認

昨日から新作の2つ目の塔を作り始めています。朝から工房に行って、作業に取り掛かる前に床置きの部分を設計した図を広げました。そこで2つ目の塔が最初に作った塔に比べると、やや小さなサイズになっていたことに気づきました。ひとつ […]

9月RECORDは「互」

先月のRECORDの下書きが山積みされている中で、今月のRECORDも進行中です。毎晩3時間くらい、夕食後の食卓で今日のRECORDの制作と先月分の彩色や仕上げを行っていて、のんびりした夜の時間を過ごすことがありません。 […]

週末 6つ目の陶彫成形

今日は涼しい一日で、工房での制作に集中しました。先月の酷暑の中では作業中に汗が滴って、扇風機の前で時折休憩を取りましたが、今日は長い時間制作に携わることが出来ました。こんな気候が続いてくれたら、制作工程はスムーズに進みま […]

個展お礼状の宛名印刷

先月の個展のお礼状が出来上がってきました。お礼状の画像は「発掘~角景~」で、カメラマンに撮影してもらったものです。今年の個展の目玉は何と言っても「発掘~根景~」でしたが、「発掘~角景~」は我ながら遊び心に溢れた作品だった […]

小泉八雲記念館・旧居にて

先週、島根県松江に旅行した際に、小泉八雲記念館・旧居を訪ねました。小泉八雲はパトリック・ラフカディオ・ハーンとして1850年にギリシャの島で生まれました。父はアイルランド人、母はギリシャ人でした。当時のアイルランドは独立 […]

夏の休庁期間の最終日

今年は職場で長い休庁期間を設定しました。私たち職員は週末以外は勤務を要する日でしたが、夏季休暇や年休が取得し易い環境を作ったのでした。管理職といえども私も長い休みを取らせていただきました。期間中は県外に旅行に行ったり、創 […]

7月RECORDは「伸」

今月のRECORDのテーマを「伸」にしました。若竹が伸びる、木々が伸びる、身長が伸びる、爪や髭が伸びる、「伸」には成長の過程にあって、生命力を謳歌するイメージがあります。まさに盛夏に向かって、工房周辺の草が伸びていく景色 […]

7月の制作目標

1年は1月元旦から始まり、12月31日の大晦日で締めくくります。職場では年度切り替えのため、4月1日から始まり、翌年の3月31日で締めくくります。私の創作活動における暦は、今月が1年間の締めくくりになります。1年間を通し […]

イサム・ノグチの陶彫について

「(イサム・ノグチの)五〇年代の陶器彫刻群は、はるかにそのイメージや題材も広がりは大きい。だが、系譜から言うと、シュルレアリスムの有機性と、縄文やら弥生やらのアルカイック・インスピレーションがふたつの柱であるのは変わりな […]

イメージ力を保つために…

昨日、筋肉を保つために…というNOTE(ブログ)を書いていて、ふと思ったことは身体の筋肉だけではなく、頭脳でも持続力を保たなければならないのではないか、それを保つために何が必要なのか考えました。頭脳を使うことは、職場で言 […]