Archives for the ‘note’ Category

NOTE(ブログ)2000に到達

NOTE(ブログ)は2006年3月16日から書き始めて、今日で2000の原稿をアップしたことになります。ほとんどが美術に関するもので、制作日記や素材への関わり、芸術家に関する雑感等を書いています。とりわけ制作日記はアーカ [...]

週末 制作と散策

今日は新作屏風の木彫部分の制作に朝から取りかかっていました。全体を見ながらの作業はなかなか骨の折れる仕事です。最初のイメージを思い出しながら表現したい意図をどうしたら伝えられるかを考えていました。次第に考えることが増えて [...]

先輩の版画展へ行く

版画家の加藤正さんは大学の先輩で、学生時代よりエッチングやアクアチントの技法を使った銅版画をやっていました。現在、東京渋谷のギャラリーで個展を開催しているので見に行ってきました。加藤さんには会えませんでしたが、長く銅版画 [...]

「ノア・ノア」の情景描写

通勤途中に読んでいる「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 岡谷公二訳 みすず書房)にある「ノア・ノア」は、ゴーギャンがタヒチ滞在の回想を綴ったもので、詩情溢れる文章です。ゴーギャンがタヒチの民族を受け入 [...]

「ノア・ノア」の出版事情

「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 ダニエル・ゲラン編 岡谷公二訳 みすず書房)を通勤の途中に読んでいます。同書の中に「ノア・ノア」という章があって、その美しく香しい情景描写に没頭してしまいました。「 [...]

書物の魅力について

自分は昔から書物が大好きです。本の虫と言うわけではないけれど、常に書物を携帯しています。書物は扉を開くと無限な世界が広がっている感じがしています。それは映像のような視覚的イメージが限定されない世界で、自分勝手に想像できる [...]

アフターセブンの木彫

昨晩と今晩は工房に行って新作屏風の木彫部分の制作をしていました。職場から帰宅した後、工房に出かけているのでアフターセブンといったところでしょうか。アフターセブンが毎晩できればいいのですが、疲労のため意欲が湧かない日もあり [...]

RECORD12月のテーマ

幾何抽象をベースにやってきたRECORDも今月が最後のシーズンになりました。パターンが限られた中で画面を作っていくのはなかなか難しく手枷足枷もここまでくると雁字搦めの状態になっています。やっと最後の1ヶ月がきて、ちょっと [...]

週末 後輩の決意表明

工房には若い世代の子たちがやってきます。彼らは画家を目指して課題を一生懸命やっています。自分の作品の手伝いもしてくれます。新作屏風の砂マチエールはこの子たちにお願いしているところです。自分が20歳の時に夢見た彫刻の仕事は [...]

祖母の23回忌

祖母の記憶が次第に薄くなりつつあります。齢89歳で他界した祖母は、長い人生を精一杯生きたと言ってもよいと思います。祖母は横浜に生まれ、関東大震災や第二次大戦を経験し、この地で田畑を耕し、大工の棟梁だった祖父とともに歩んだ [...]

2011年を締めくくる1ヶ月

12月になりました。残り1ヶ月で2011年が終わるのが実感としてありません。光陰矢の如しとはよく言ったものです。今月の制作目標として新作屏風の木彫部分の完成を考えています。まだ木彫を始めたばかりなので、いささか無謀な目標 [...]

信仰とはなにか?叔父の告別に捧ぐ

齢80歳で叔父量義治が逝去しました。今日は告別式でした。叔父は東大でカント哲学を専攻し、定年まで大学の教壇に立っていました。多くを語らなかった叔父ですが、自分の個展には度々来て示唆に富むコトバをかけて頂きました。前夜式や [...]

難解な書籍に挑む時

NOTE(ブログ)に何度となく書いていることですが、昔買い込んだ数々ある難解な書籍をどうしようか考えています。買い込んだものばかりではありません。贈呈を受けたものもあります。今日この話題にしたのは哲学書を贈呈してくれた叔 [...]

「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」

自宅の書棚には学生時代に購入して途中で放棄した書籍がたくさんあります。書棚を眺めるたび再読をしたいと思いつつ30年が経ってしまいました。今回読み始めた「ゴーギャン オヴィリ 一野蛮人の記録」(ゴーギャン著 岡谷公二訳 み [...]

「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」読後感

「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」(ジャン・ジュネ著 鵜飼 哲訳 現代企画室)を読み終えてみると、これは特異なフランスの文筆家ジャン・ジュネの詩情や思索の裏づけとなっている人生観を読み解く扉だと思いました。本書に収 [...]

週末の絵画展

公務員でありながら別の顔を持つ、言わば二足の草鞋を履く人は結構いて、決して自分ばかりが例外ではありません。同じ職場にも芸術やスポーツに勤しむ職員がいます。今日は彫刻の素材を買いがてら、同じ職場で絵画をやっている人の展覧会 [...]

週末 小さな木彫

新作屏風の制作を進めています。陶彫部品はある程度先が見えるほど出来上がってきたので、次の段階として木彫部品を作り始めました。小さな円筒状で先を細く彫った木彫部品を18個ほど作り上げました。これは陶彫部品の中に組み込む予定 [...]

風土から考える素材

昨日NOTE(ブログ)で、気候風土の影響を受け、世界各地にはさまざまな暮らしがあり、そこにある住居が美しいということを書きました。建築素材にしても世界各地では木材や日干しレンガや藁土といった各地で産出される素材を使ってい [...]

生存のしるし

職場に「Survivalism~70億人の生存意思~」(GENERATION TIMES編 ダイヤモンド社)が贈られてきました。美しい写真とわかりやすい解説が満載された書物です。普段は窮屈な近視眼的な社会で仕事をしている [...]

謹労感謝の日に寄せて

祝日法では「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」日と言うのが勤労感謝の日です。だから今日は通常の勤務を要さない日ですが、職場ではやらなくてはならない仕事を抱えて休みが取れない職員が結構います。私は今日は休みを取 [...]

「犯罪少年」を読む

フランスの作家・劇作家のジャン・ジュネの著作を通勤途中に読んでいます。ジュネは若い頃から放浪や犯罪を繰り返し、投獄されていた時期があります。表題の「犯罪少年」は、当時の刑務所暮らしとそこで培った自己価値観を振り返って思索 [...]

イメージが湧く時

公務に追われ余裕のない日常を送っています。頭の中は来年度の人事計画のことでいっぱいですが、そういう時は週末以外には彫刻のイメージは出ないものと思っていました。ところが通勤時間帯にぼんやり立体的なイメージが見えて驚きました [...]

あっという間に過ぎる週末

休日があっという間に過ぎていく感覚をもつのは自分だけではないと思いますが、自分は週末2日間でやるべきことが多い一人であることは間違いないと思っています。公務員と彫刻家。二束の草鞋を履いている者の宿命ですが、彫刻に勤しむ週 [...]

週末 工房のストーブ試し焚き

今日は大雨警報が出るくらい激しい雨が降りました。工房で朝から制作をしていましたが、雨の音に時折手を休めました。今日はさほど寒さを感じない一日でしたが、昨年のNOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、11月21日(日)にスト [...]

矢内原伊作から見たジャン・ジュネ

「その異常な経歴や放浪者風の生活態度から考え、また『泥棒日記』の成立の事情や宝石のようなイマージュが次々と湧き出る文体などから考えると、ジュネはいかにも天衣無縫といった言葉のあてはまる天成の詩人のように思われるが、実際は [...]

「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」

昨日NOTE(ブログ)に書いたジャン・ジュネの著作とは、表題の「アルベルト・ジャコメッティのアトリエ」(鵜飼哲 訳 現代企画室)のことです。彫刻家ジャコメッティは、自分が学生時代から興味を寄せている巨匠で、ヘンリー・ムア [...]

ジャン・ジュネの著作

フランスの作家・劇作家で政治的活動にも身を投じたジャン・ジュネは、自分にとって馴染みの薄い作家でした。矢内原伊作著による「ジャコメテッィ」(みすず書房)に登場してくるジャン・ジュネに少なからず関心を寄せる程度でしたが、今 [...]

「生きのびるためのデザイン」読後感

10代の終わりに読み始めて途中で放棄し、30数年経った今になって再読を始めた書籍は結構あります。A・ブルトンの著作も然りで、最近になってようやく全て読み終えた按配です。工房に出入りしている若い美大生に私の若い頃に挫折した [...]

窯入れが始まると…

窯入れが始まると、出勤前の早朝に工房へ行き、窯内の温度を確認し、また仕事帰りにも工房に立ち寄っています。自動的にコントロールされる電気窯なのに、自分は温度が気にかかって仕方ないのです。自分の手の届かないところで作品化され [...]

週末 陶紋の再制作

前回の焼成でヒビの入った陶紋4点を再度作ることにしました。30cmの高さのある直方体に文様を彫り込んだ単体の陶彫です。風景の中に点在させて撮影をしたい意図があるので、これはどうしても諦めるわけにはいきません。ヒビの原因を [...]

週末 陶彫制作が大詰め

週末になり、工房で制作三昧の時間がやってきました。新作屏風に接合する陶彫部品の仕上げが大詰めを迎えています。新作としては最後の窯に入れることになります。陶彫部品がすべて出来上がったところで、再度全体構成を確かめて次の工程 [...]