Archives for the ‘note’ Category

週末 円形土台の梱包

週末になりました。私はウィークディもずっと工房で過ごしているので、週末の気分はありませんが、一応週末には個展準備の動向を書いていくことにしました。「発掘~盤景~」の円形土台は20点のパーツから成り立っています。その一つひ […]

平塚の「柳原義達展」

コロナ渦の影響で、最近は展覧会が閉幕するまで行こうかどうしようか迷っている傾向があり、また急遽思い立って展覧会に出かけるため、僅かな日程を残した状態でNOTE(ブログ)にアップすることが少なくありません。今日出かけた平塚 […]

6月RECORDは「流転の因」

雨が降れば河川が氾濫し、豪雨ともなれば逆巻く波に家屋が呑み込まれていく場面を何度となく最近の報道で見ています。梅雨の季節になれば水害による悲惨な状況をつい考えてしまうのは私だけではないはずです。梅雨に入るのはいつ頃でしょ […]

2つの新しい印を作る

石による印材に自分の名前を自ら彫り、新しい作品が完成した時に裏側に印を貼っていくのが、私が今まで続けてきた方法です。私の作品が集合彫刻で陶彫や木材で成り立っているため、その組み立てにそれぞれの部品に番号が必要であり、サイ […]

新作の陶彫部品第1号

このところ現行作品の梱包を続けていますが、この単純作業だけでは飽きるので、来年に向けて新しい作品も同時に作り始めています。来年の作品も陶彫部品を組み合わせて集合彫刻として見せるもので、木材とのコラボレーションも考えていま […]

新宿の「モンドリアン展」

先日、見に行った東京新宿のSOMPO美術館で開催されていた「モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」の詳しい感想を述べさせていただきます。展覧会は既に終わっていて、広報を兼ねてNOTE(ブログ)にアップする意図は外れてしま […]

週末 来年の新作への第一歩

このところ7月の個展に向けて作品の梱包を始めていますが、梱包は創作活動ではないため忽ち退屈してしまい、一日の時間のうちに何か工夫を凝らさなければならないと実感しています。そこで、梱包作業と併行して来年の新作へ向けて第一歩 […]

週末 梱包準備

先日、個展の図録用の写真撮影が終わり、出品する作品をいよいよ梱包していく作業に入りました。週末のNOTE(ブログ)には週末だけの内容に限らず、この1週間の制作状況も書いていこうと思っていて、撮影後の作品の補填について触れ […]

再開した展覧会を巡り歩いた一日

コロナ渦の中、東京都で緊急事態宣言が出され、先月までは多くの美術館が休館をしておりました。緊急事態宣言は6月も延長されていますが、美術館が漸く再開し、見たかった展覧会をチェックすることが出来ました。展示期間を延長した展覧 […]

「自己の探究2」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第4章 陶製彫刻と木彫浮彫(1889年と1890年)」の「3 自己の探究2」をまとめます。これには「原初的『自我』と哲学的グロテスク」という副 […]

「自己の探究1」について 

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第4章 陶製彫刻と木彫浮彫(1889年と1890年)」の「2 自己の探究1」をまとめます。これには「感じ易い『自我』とその過去」という副題がつ […]

次のステップに向かう6月

6月になりました。そろそろ入梅が発表されてもおかしくない季節です。6月も今まで同様、工房に勤務時間があるが如く決まった時間に通う予定です。今月やらなければならないことは個展の出品作品の修整補填で、厚板土台20点の裏側塗装 […]

新作完成の5月を振り返る

今日で5月が終わります。今月は個展図録用の写真撮影が昨日あったために、これに間に合わせるために夢中になって制作に明け暮れた1ヶ月だったと言えます。31日間のうち工房に行かなかった日は2日だけで、29日間は朝から夕方まで工 […]

21’図録用の撮影日

今年の7月に個展で発表する新作の図録を作ることになり、今日がその撮影日になりました。前から決めていた日程だったものの、作品を撮影できるまで仕上げていくのは大変で、この日のために奮闘してきたと言っても過言ではありません。言 […]

週末 撮影前の作品準備

週末になりました。明日が図録用の写真撮影日で、今日のうちに撮影が出来るところまで作品を完成させていく必要があります。「発掘~盤景~」は陶彫部品が出揃い、20点で円形を構成する土台が何とか終わりました。厚板材を加工して鋭角 […]

「状況-ファン・ゴッホとの関わり」について

フランス人の芸術家ゴーギャンの生涯の中で、劇的とも言える一幕があり、そのドラマティックな事件がゴーギャンを美術史とは関係なく、世界的に有名にしたと言ってもよいと思っています。それはオランダ人の画家フィンセント・ファン・ゴ […]

「発掘~盤景~」最後の窯入れ

今月30日(日)に迫った図録用の写真撮影日。そこから逆算すると最後の陶彫部品の焼成をやらないと撮影に間に合わなくなります。残った3点の陶彫部品の乾燥具合を確かめて、昨晩窯入れを行いました。計算上ではこれで全ての陶彫部品が […]

「木彫」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第3章 彫刻的陶器への発展と民衆的木彫の発見(1887末~1888末)」に入り、今回は「5 木彫」をまとめます。ゴーギャンの立体作品と言えば、 […]

「グロテスク」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第3章 彫刻的陶器への発展と民衆的木彫の発見(1887末~1888末)」に入り、今回は「4 グロテスク」をまとめます。グロテスクとは何でしょう […]

「陶器から彫刻へ」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第3章 彫刻的陶器への発展と民衆的木彫の発見(1887末~1888末)」に入り、今回は「3 陶器から彫刻へ」をまとめます。ゴーギャンの作り出し […]

週末 「構築~視座~」の彩色

今年の7月個展には2点の大きな作品を出品する予定です。目玉は複数の陶彫部品で構成する「発掘~盤景~」ですが、もうひとつは木彫のみで作った「構築~視座~」です。この作品はテーブル彫刻で、楕円状の卓を4本の木彫した柱で支えて […]

週末 土台の完成に向けて

公務員を退職してから週末の意識が薄れてきていますが、NOTE(ブログ)のタイトルには週末を明記して、新作の制作状況を書いていきます。まず「発掘~盤景~」は陶彫部品の制作が既に終わって、窯入れの順番を待っている状態です。小 […]

次なる作品のイメージへ…

現在作っている新作が佳境を迎え、肉体的にも精神的にも苦しい状況の中で、私には次なる作品のイメージが降って湧いてくる癖があるようです。現行の新作は土台に砂マチエールを施し、また同時に土台を追加して制作しているため、工房の至 […]

「発掘~盤景~」砂マチエール開始

新作「発掘~盤景~」の木材による土台加工がまだ完全に終わっていませんが、出来ている土台に今日から砂マチエールを施す作業を開始しました。砂マチエールは20年以上前の私のデビュー作品「発掘~鳥瞰~」からやっている表面処理です […]

「形態と色彩の新しい概念」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第3章 彫刻的陶器への発展と民衆的木彫の発見(1887末~1888末)」に入り、今回は「2 形態と色彩の新しい概念」をまとめます。「マルティニ […]

「発掘~盤景~」と「構築~視座~」について

今年の7月個展に出品する新作のタイトルを「発掘~盤景~」と「構築~視座~」とつけました。「発掘~盤景~」は発掘シリーズとして私の作品の中核を成すもので、陶彫部品を組み合わせる集合彫刻にしています。デビュー作品である「発掘 […]

「マーク・マンダースの不在」展の図録から

先月の13日(火)に東京都現代美術館で見た展覧会の図録が郵便で送られてきました。展覧会についての自分の感想は既にNOTE(ブログ)にアップしていますが、「マーク・マンダースの不在」展について、自宅に届いた図録から文章を拾 […]

週末 小品「陶紋」に取り掛かる

毎年、夏の個展には大作の他に小品を作って展示しています。数年前から「陶紋」と名づけていて、カタチはいろいろパターンがありますが、シリーズとして通し番号をつけています。全て陶彫作品なので、図録用撮影日から逆算すると、そろそ […]

週末 新作の柱の木彫

今年の7月個展に出品する大きな新作2点のうち、陶彫部品を伴わないテーブル彫刻を現在制作しています。その新作はテーブル部分では文様を刳り貫き、それを有機的な形態を持つ4本の柱で支える構造を持つ作品です。今週の月曜日から今日 […]

「状況-マルティニーク島滞在」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中で、今日から「第3章 彫刻的陶器への発展と民衆的木彫の発見(1887末~1888末)」に入ります。今回は「1 状況-マルティニーク島滞在」をまとめ […]

「さまざまな形態構造と装飾原理」について

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第2章 最初の陶器(1886秋~1887初頭)」に入り、今回は「3 さまざまな形態構造と装飾原理」をまとめます。本章では4つの単元が出てきます […]