残務整理の日々

昨年の3月27日は職場を休んで、家内と埼玉県川越に行って花見を楽しんでいました。ついこの間のような気がしていますが、あれからもう1年過ぎたのかと改めて月日の経つ早さを実感しています。今年度はこの時期に休みが取れません。仕事の残務整理に追われているのです。私はこうした作業が苦手です。自分に褒美を与えないと身体が動かないのです。ちょっと仕事をしてはカフェオレを飲み、またちょっと仕事をしては職員とお喋りをして、勢いよく作業ができる創作活動とはまるで違う顔になっていました。明日も残務整理です。そうしているうちに現実逃避も始まっていて、どこかへ行きたくなってしまうのです。何か面白そうな美術展はあるかなぁ、映画はどんなものを上映しているのだろう、花見もしたいなぁなどと他愛のないことを考えてしまうのです。目の前にパソコンがあって、気軽にいろいろなことが情報として手に入るのも現実逃避を助長するものだなぁと思っています。勤務終了後に自宅に戻って、ぼんやりテレビを見ていたらアニメをやっていて、思わず最後まで見てしまい、おかげで昼間のストレスは解消しました。アニメは「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」。Jポップのミュージックビデオに使われていた映像だったので、緻密な背景の美しさに見惚れながら見ていました。思春期の男女の恋心をIF(もしも)という仮定を用いて紡いでいく物語で、映像作家はこんなシーンを描きたかったのかなぁと思いつつ、技巧を駆使してイメージ世界で遊んでいるように思えました。これは映画の質を問うと、厳しい批評に曝されそうですが、今日の私のように何気なく見ていると、これでもいいのかなぁと感じます。

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