振替休日 制作&映画鑑賞
2018年 12月 24日 月曜日
今日は天皇誕生日の振替休日になります。言わば三連休の最終日です。今日は過密なスケジュールで一日を過ごしました。朝から工房に行って陶彫成形をやっていました。昨日タタラを準備していたので、今日は冬季休業の制作目標8個のうちの2個目を作り上げました。順調と言えば順調な滑り出しで、制作サイクルが着実に回り始めています。昼には職場関係の催し物が近隣の公会堂でありました。そこに参加するため、12時から午後3時くらいまで時間を費やしました。催し物の内容はクリスマスらしい雰囲気に溢れたもので、とても良い気分にさせてもらえました。3時過ぎに工房に帰ってきました。陶彫成形の続きをやりましたが、連日陶彫制作をやっていると、陶土がまだ柔らかくて彫り込み加飾が巧くできず、そこは翌日に回すことにしました。いつもなら週末の後、ウィークディの5日間は別の仕事に勤務しているので、この5日間で陶土の硬さがちょうどいい具合になっているのです。嘗て連日陶彫制作をやっていることがあって、陶土の扱いを調整していたことを思い出しました。夕方は家内を誘って、常連になっている横浜のミニシアターに映画鑑賞に出かけました。レイトショーで上映されていたのは英米合作映画「メアリーの総て」。19世紀のイギリスが舞台で、革新的思想の背景を背負った若い女性が詩人と駆け落ちし、当時としてはセンセーショナルな行動が、やがてSF小説の元祖と伝えられる「フランケンシュタイン」を執筆するに至る経緯を描いたものでした。女性の権利が軽んじられていた当時のイギリスに於いて、18歳の女性が創作したグロテスクな物語、その動機となったのはメアリーが遭遇したイギリスの産業革命という時代背景や自由恋愛を標榜する詩人たちの生きざまがありました。「フランケンシュタイン」は天才科学者が作り出した人造人間が、怪物として社会から排除されていく物語ですが、メアリーの執筆を促すさまざまなことがメアリーの周囲で起こり、これらが怪奇的で荒唐無稽とも言える物語を紡ぐ契機になったことがよく分かりました。映画の詳しい感想は後日改めます。三連休の最終日は過密なスケジュールながら充実した一日を過ごしました。