充実の11月を振り返る

今日で11月が終わります。昨年のアーカイブを見ると工房で重宝している土錬機は、昨年の11月に滋賀県信楽町から届いたことが書かれていて、新機種になってちょうど1年になるのかぁと思いました。窯のメンテナンスや陶土の追加注文もしていて、昨年の11月は一区切りあったことが思い出されます。今年の11月も陶彫制作、鑑賞ともに充実した1ヵ月でした。新作の陶彫制作は6個作り終えました。当初週末を数えて4個を目標にしていましたが、ウィークディに夜の制作をやっていたので、目標を超える成果になったのでした。その分RECORDが厳しい状況に陥っていて、来月は何とかしたいと考えています。今月の鑑賞は過去最大と言っていいほどの充実ぶりでした。「横山崋山」展(東京ステーションギャラリー)、「EXOTIC×MODERN」展(東京都庭園美術館)、「快慶・定慶のみほとけ」展、「マルセル・デュシャンと日本美術」展(両展とも東京国立博物館平成館)、「ルーベンス展」(国立西洋美術館)、「ジョルジュ・ルオー展」(パナソニック汐留ミュージアム)、「フェルメール展」(上野の森美術館)、「ムンク展」(東京都美術館)の美術展だけで8つ、映画では「オーケストラ・クラス」、「世界で一番ゴッホを描いた男」(両上映ともシネマジャック&ベティ)の2本を見てきました。とりわけ「フェルメール展」は事前予約が必要で、前売り券を持った鑑賞者しか入れない状況でしたが、それでも時間設定があった入場前には長蛇の列ができるほど混雑を極めていました。今月鑑賞した作品の詳しい感想が、今月中のNOTE(ブログ)に書ききれないこともあり、11月の充実を示すものだなぁと思っています。読書は現象学者による2冊の書籍を交互に読んでいますが、随分長いこと鞄に携帯していて、次の書籍に手が出せないのです。ウィークディやっているもうひとつの仕事は来年度を見据えた逼迫した取り組みがあり、シンドい思いをしています。毎年のことですが、職場での立場を自分は改めて実感する時期でもあります。さすがに体調が芳しくない時もあり、漢方薬を服用しながら日々過ごしてきました。来月はどうなるのか、健康に気遣いながらやっていきたいと思います。

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