Archives for the Month of 9月, 2018

週末 9月の振り返り

9月の最終日になりました。今日は朝から工房に篭り、11個目の陶彫部品の成形と彫り込み加飾を行いました。陶彫部品は7月に1個、8月に5個、そして今月は5個作り、2つの塔の土台部分はこれで終了しました。焼成は今日の分を含める […]

週末 9月最後の陶彫制作日

9月最後の週末になりました。制作工程を早めに進められたおかげで、この週末で土台部分11個が全て揃います。もちろん陶彫制作には最後に焼成という極めて重要な工程がありますが、これは人の手が及ばない神がかり的境地なので、人智が […]

2018個展の批評より

(株)ビジョン企画出版社から発行されている「美じょん新報」は月々の展覧会情報が掲載されていますが、「評壇」欄では美術評論家瀧悌三氏による、端的で歯に衣着せぬ展覧会批評があって、私は常々参考にしています。9月20日発行の新 […]

映画「カメラを止めるな」雑感

2日にわたって映画の感想をNOTE(ブログ)に載せさせていただきます。私が常連客になっている横浜のミニシアターは遅い時間帯に上映する映画があって、勤務終了後に立ち寄ることが出来るのです。この時間帯であれば家内を誘うことも […]

映画「スターリンの葬送狂騒曲」雑感

先日、横浜のミニシアターにイギリス映画「スターリンの葬送狂騒曲」を観に行きました。物語の発端は旧ソビエト連邦に君臨した独裁者スターリンが、1953年に脳溢血で倒れ、そのまま死去し、その後継者を巡って政権内で権力争いが起こ […]

藤田嗣治流「宗教画」について

「晩年に専念した宗教的主題の作品において、15世紀のフランドル絵画を模範として取り入れたのは偶然ではない。かつて戦争中には同じように、ナポレオン風の身振りが描かれた大作(ジェリコー、グロ、ジロデ、ドラクロア)を参照するこ […]

三連休 充実した陶彫制作

今日は三連休の最終日です。今月は2週間にわたって2回の三連休がありました。今日は秋分の日の振替休日で暦では中秋の名月ですが、残念ながら曇り空で月は鑑賞できませんでした。陶彫の制作は2回の三連休を通して充実していました。今 […]

三連休 制作サイクル前倒し

三連休の中日です。今日は朝から夕方まで制作三昧でした。気候も凌ぎ易くなり制作に拍車がかかりました。2日間の週末で1個の陶彫部品を作るというのが現在の制作サイクルになっていて、今月は4回週末がやってくるので、4個の陶彫部品 […]

三連休 映画館&グループ展へ

先週に引き続き2回目の三連休がやってきました。先週と同じように3日間のうち1日を鑑賞に充てましたが、完全に制作を休むわけにはいかず、早朝と夕方は工房に行きました。鑑賞に出かける時間を考慮し、朝6時半に工房に行き、乾燥した […]

藤田嗣治流「戦争画」について

先日、東京上野の東京都美術館で開催している「藤田嗣治展」に行ってきました。昨日のNOTE(ブログ)で全体の感想を述べさせていただきましたが、藤田ワールドは乳白色の裸婦像に留まらず、さまざまな絵画表現に踏み込んでいるため、 […]

上野の「藤田嗣治展」

日本とフランスで活躍した画家藤田嗣治。今までも幾度となく展覧会で藤田ワールドに接してきました。おかっぱ頭にロイド眼鏡、そんなファッションでエコール・ド・パリの寵児となり、乳白色の下地に繊細な線描で表現した裸婦像で、パリ画 […]

ドキュメンタリー番組で知る闇の世界

昨日、職場に送られてきている朝日新聞のテレビ欄の記事に注目しました。衛星放送で「馬三家からの手紙」を放映するというもので、その内容に戦慄を覚えました。私は中国の労働教養所の存在を知らず、21世紀になった今も前時代的な拷問 […]

映画「犬ヶ島」雑感

先日、横浜のミニシアターにアメリカ人監督によるストップモーション・アニメ「犬ヶ島」を観に行きました。日本の風俗をテーマにしている点では、以前観た「クボ」に共通するものがありました。20年後の日本が舞台になっていましたが、 […]

三連休 新作最初の窯入れ

三連休最終日になりました。今日は残暑が戻ってきて、工房内は蒸し暑くなりました。昨日作っておいたタタラを使って、2つ目の塔を形成する陶彫部品の2個目に取り掛かりました。陶彫部品のトータルは8個目になります。今日は成形と彫り […]

三連休 新作の焼成準備

今日は三連休の中日です。昨日は美術館や映画館に鑑賞に出かけたので、今日は朝から制作三昧でした。40キロの陶土を土錬機に入れて、最後は手で菊練りをしました。その混合した陶土を掌で叩いて、座布団大のタタラを6枚作りました。タ […]

三連休 美術館&映画鑑賞へ

三連休初日です。夏季休暇が終わり、仕事が始まったこの時期の三連休は、ちょっとした骨休みになって嬉しい限りです。私は公務員管理職と彫刻家の二足の草鞋生活なので、一日中ゆっくり休むことは出来ませんが、それでもこの三連休は大好 […]

HPに2017’7月~9月分RECORDをアップ

一日1点ずつ制作しているRECORDは、そのタイトル通り日々記録をしていく作品です。大きさはポストカードと同じで、現在は平面作品に限っています。2007年の2月から制作を始めているので、かれこれ10年が経っています。最初 […]

詩人の死生観について

「ぼくは死は生と地続きだ思っているんです。肉体は服を脱ぐように脱げるもので魂は生き続ける。だから、妻や友人たちを思い出すということは、彼らが、俗世間で生きているぼくたちとは違う形で生きているんだと思っているし、そう思いた […]

生涯学習としての芸術活動

生涯学習とは何か、昭和56年の中央教育審議会答申を紐解けば「人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために、自発的意思に基づいて行うことを基本とし、必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通じて行う学習」という […]

「志向性の諸理論と志向的相関理論」について

先日から「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)を読んでいます。一度中断していた書籍ですが、哲学的な語彙が散りばめられた論文を読むのは、やはり手強いなぁと改めて思っています。今まで読んでいた軽 […]

RECORD奮闘中

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作ろうと決めたのは、2007年の2月でした。それから10年以上も毎日作り続けていますが、この小さな制作が習慣になっているとは言え、ウィークディの仕事が多忙な時や、旅行している時は厳し […]

週末 新作イメージの確認

昨日から新作の2つ目の塔を作り始めています。朝から工房に行って、作業に取り掛かる前に床置きの部分を設計した図を広げました。そこで2つ目の塔が最初に作った塔に比べると、やや小さなサイズになっていたことに気づきました。ひとつ […]

週末 もうひとつの塔へ

新作は陶彫部品の集合体による塔を2つ作り、それらが床で連結していくイメージがあります。塔の土台から根が這い出して次の塔へ繋がっていくのです。2つの塔の土台の床に接する広さはほぼ同じですが、高さが異なっています。先週末でひ […]

9月RECORDは「互」

先月のRECORDの下書きが山積みされている中で、今月のRECORDも進行中です。毎晩3時間くらい、夕食後の食卓で今日のRECORDの制作と先月分の彩色や仕上げを行っていて、のんびりした夜の時間を過ごすことがありません。 […]

現象学書籍の再度確認

前から読んでいた現象学に関する書籍「経験の構造 フッサール現象学の新しい全体像」(貫茂人著 勁草書房)に再び戻ってきました。さて、どこまで読んだものか、文章を眼で追っていても内容のほとんどが頭から抜けてしまっていたので、 […]

「怪談四代記」読後感

日本に帰化し、日本の文学で独自な位置を持つ「怪談」を書いて、一躍有名になった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。彼の曾孫にあたる民俗学者による軽妙洒脱な随筆「怪談四代記」(小泉凡著 講談社文庫)を読み終えました。小泉八雲( […]

映画「モリのいる場所」雑感

先日、常連になっている横浜のミニシアターに「モリのいる場所」を観に行ってきました。画家熊谷守一(モリ)は97歳の長寿を全うした人で、その風貌からして仙人のように思われていますが、老境に差し掛かった画家はどんな暮らしぶりだ […]

9月の制作目標

今月の制作目標を考えました。週末は5回ありますが、そのうち1回は昨日終わってしまったので、残りは4回になります。そのうち3連休が2回やってきます。17日(月)敬老の日、24日(月)秋分の日の振り替え休日です。東京の美術館 […]

週末 6つ目の陶彫成形

今日は涼しい一日で、工房での制作に集中しました。先月の酷暑の中では作業中に汗が滴って、扇風機の前で時折休憩を取りましたが、今日は長い時間制作に携わることが出来ました。こんな気候が続いてくれたら、制作工程はスムーズに進みま […]

週末 9月に入って…

9月に入って最初の週末です。9月の制作目標は別の機会に書くとして、今日はNOTE(ブログ)でいつもやっているように、週末をどう過ごしたか、行動を記していきたいと思います。今日は映画や美術展の鑑賞があったため、早朝7時に工 […]