島根県へ③ 出雲大社参拝

島根県観光も今日が最終日。島根県でどうしても欠かすことが出来ない場所が出雲大社です。私は伊勢神宮には数回訪れているのに出雲大社は初めてでした。やはり横浜からすれば出雲大社が遠方にあるというのが、なかなか来られない理由です。出雲大社参拝と言うのが今回の旅行の目的でした。日本人としてどうしても一度は訪れておきたい場所が出雲大社だと私は思っていて、昔から日本人としてのルーツを探ることに興味関心を持っていました。「平成の大遷宮」を以前テレビで見て、平成20年4月から工事が始まり、御本殿の麗しく清新な容姿に生まれ変わった状況に感動を覚えました。60年に一度8年にも及ぶ御社殿の御修造遷宮等が行われるのは、世界的に見ても珍しい社殿の在り方ではないかと思えます。出雲大社は常に蘇生する伝統に支えられてきたのです。「八雲立つ出雲の国が神の国・神話の国として知られていますのは、神々をおまつりする古い神社が、今日も至る処に鎮座しているからです。そして、その中心が大国主大神さまをおまつりする出雲神社です。」と参拝案内にあります。出雲神社がいつ造営されたのかは謎に包まれていますが、大国主大神が築いた「豊葦原の瑞穂国」が私たちの祖なのでしょうか。それはともかく出雲大社へ入ると不思議な気分になれたことは確かでした。御本殿の切妻屋根が美しく流麗な景観を持っていて、見ているだけで爽やかな快さがありました。有名な大注連縄は神楽殿にありました。神門通りで名物の「割子そば」を食べました。次に向ったのは「古代出雲歴史博物館」で、出雲大社から歩いて数分のところにありました。ここでは展示してある銅剣、銅鐸、銅矛の数の多さに圧倒され、古代本殿の復元模型に興味を覚えました。詳しいことは後日改めます。夕方、帰りの飛行機が関東に接近している台風13号のため、飛ばないのではないかと危惧されました。羽田ではなく関西国際空港に行き先を変更する可能性があるとアナウンスがありましたが、実際は雨風の中を30分ほど遅れて羽田空港に降り立ちました。途中機体はかなり揺れましたが、無事に到着できて内心ホッとしました。出雲大社のご加護があったのでしょうか。島根県3日間の旅行は充実していました。夏季休暇前半が終了してしまいました。

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