週末 焦らず休まず陶彫制作

日曜日はほぼ一日陶彫制作をやっています。土曜日はウィークディの疲労が残っているため、美術館や映画館に出かけることが多いのですが、制作工程を考えると、日曜日は朝9時から夕方4時くらいまで工房に篭っています。陶彫部品を寄せ集めて集合彫刻にするため、焦らず休まずコツコツと作り続けるのが私の流儀です。一気呵成には出来ないのが私のやっている集合彫刻で、これは自分の生活スタイルに合っていると自覚しています。その日の意欲のあるなしに関わらず、同じ時間帯に工房に行って、制作サイクルの中で作業をしています。職人のような動きが、作品を着実に推し進める原動力になっています。そのつど陶土に埋没して、緊張感の中でやっていますが、制作サイクルから大きく逸脱することはありません。幾度かNOTE(ブログ)に書いている労働の蓄積というのがぴったりくるコトバです。陶彫は土練りから始まって、タタラ、成形、彫り込み加飾、乾燥、仕上げ、化粧掛け、焼成という段取りがあるため、工程ごとに作業が異なります。ひとつの陶彫部品に一日中関わることはしません。複数の陶彫部品を同時に進めていて、次から次へと段階別の作業に追われているのです。大きな厚めのタタラを立ち上げる工程もあるので、陶土がどの程度乾燥しているのかを見極める必要もあります。彫り込み加飾も陶土の表面が乾燥しすぎると、掻き出しベラが使えなくなります。といって柔らかすぎると幾何抽象の彫り込みが出来ません。陶土の乾燥具合を確かめながら制作をしていきます。焦らず休まず、と念仏のように唱えながら陶彫制作をやっていますが、実際のところ陶土が自分に休みを与えてくれないというのが本当のところです。今日も朝から夕方まで制作三昧でした。来週また頑張ります。

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