週末 板材刳り貫き&映画鑑賞

週末になりました。寒い日々が続いています。今日は水を使う陶彫の作業は止めて、木材の作業に切り替えました。現在、小さめのテーブル彫刻を3点を制作していますが、それぞれの天板の大きさを決め、先週切断しました。今日はそれぞれの天板に穴を刳り貫く作業をしました。テーブル彫刻にギャラリーの照明が当たると、刳り貫いた大小の穴の影がギャラリーの床に落ちます。過去の作品は、それを造形の重要な要素として演出しているのですが、新作ではその要素を無くしました。天板の刳り貫きはそのまま床に投影されず、テーブル上に単に凸面を作り出しただけになります。その天板に陶彫部品を接合するので、今回は影を使った空間演出ではなく、量感のある個体として考えてみようと思ったのです。朝から厚板に、電動工具を使って刳り貫く作業をやっていましたが、途中で鋸歯が曲がってしまい、急遽店に行くことになり、鋸歯を多めに購入してきました。そんなこともあって今日は全て終わらず、明日に作業を持ち越すことになってしまいました。夕方、作業を終えて自宅に戻った後、演奏から帰ってきた家内と相談し、今晩は映画に行くことにしました。横浜の中区にあるミニシアターに「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を観に出かけました。これは東京渋谷で上映されていた建築家に纏わる映画で、前から観たいと思っていたところ、横浜にやってきたので早速出かけたのでした。映画の内容は建築の巨匠ル・コルビュジエと家具デザイナーのアイリーン・グレイの関わりを描いた物語で、アイリーンの創作活動とその生涯を追うことに中心を据えていました。アイリーン・グレイは私にとって未知のデザイナーで、その才能にル・コルビュジエが羨望を抱く場面がありました。映画全般を通して洒落た演出が凝らされ、まさにどの画面をとってもデザイン性が感じられる映画に仕上がっていました。肝心な部分が見え難い面や、意味の分からないカットがあるなぁと思っていたところ、「アナタはこういう映画は趣味に合わないんではないか」と家内に指摘されました。芸術を扱っているため、趣味に合わないことはなく、ただ明快な面白さを感じられなかった映画だったと私は思いました。詳しい感想は後日に改めます。

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