18’RECORDの方向性
2018年 1月 4日 木曜日
昨日で休庁期間が終わり、今日から職場に復帰しました。職員もちらほら顔を見せ、新年の挨拶を行いました。今日はとくに打ち合わせも会議もなく、平穏な一日で終わりました。元旦から4日間が過ぎていますが、今年のRECORDの方向性を示そうと思います。今年のRECORDは月毎に画面構成のパターンを決めて、そのベースの上に絵柄を考える方法を取ることにしました。何もない画面に自由に発想することを今年1年間は止めました。画面のベースが予め決まっている方が、発想を容易く生むメリットがありますが、逆にデザインに手枷足枷を嵌めることで、苦しい状況に追い込まれることがデメリットになります。つまり、白い画面を眺めていて何もイメージが出てこない昨年の焦りから解放される反面、難しい境地に陥るだろうことは予想されるのです。何もない画面より汚れがあった方が絵にしやすいと言っていたのが、確かスペインの巨匠ミロだったように記憶しています。まさにその通りで、今年はそんな実験をやってみようと思っています。画面構成のパターンは2009年と2011年にもやっていますが、今年はさらにパターンを狭めていくつもりです。
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Tags: RECORD, イメージ
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