休庁期間の始まり

毎年、休庁期間をどう過ごすのか、創作活動に没頭する中で制作目標を立てています。目標としては大きな陶彫の新作の床に這う根の部分の完成と、やや小さめの3点のテーブル彫刻のテーブル部分を作ることです。3点のテーブル彫刻には、それぞれ陶彫部品を設置しますが、まずは木材でテーブルを作るところから始めようと思います。今年の3日間は陶彫のみ制作する予定です。来年からテーブルの天板の切断にかかります。今年3日間では根の部分の陶彫部品を全て作り切ることは難しいと考えます。陶彫部品は来年に持ち越しになりますが、休庁期間が終わった後に成人の日を含む三連休が続くので、ここまでに根の部分を終わらせる予定です。窯入れは三連休の後になります。窯入れをしてしまうと電気の関係で翌日の作業が出来なくなるのです。窯入れは1月9日から始めます。今日は窯の上にお供えを置きました。例年、正月になると1年間無事に焼成が出来ることを天に祈ります。一般家庭では考えられない高温で何時間も窯を焚くので、常に危機意識を持っていたいのです。今日は朝から夕方まで工房に篭って制作に明け暮れました。制作工程の中で、陶彫の成形が一番面白いと感じていて、今日はあっという間に一日が過ぎていきました。毎日制作すると、仕事がどんどん進み、常に土を練ったり、タタラを作ったり、成形や彫り込み加飾をやっています。立ち止まって考えることなく制作サイクルが回り始めます。自分の肉体疲労を顧みないので、工房を出る夕方になって、一気に疲労に襲われる結果になりますが、それでも心は充足していて快いのです。翌朝は筋肉痛に悩みますが、工房に行ってしまうと痛みがなくなり、パワーが全身に漲ります。昨年は休庁期間前後を含めて9日間継続しました。新年の職場復帰の頃は放心状態になっていました。今年は暦の関係で昨年のような長い制作時間は取れませんが、出来る限り頑張りたいと思っています。

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