独自設定による三連休
2017年 12月 23日 土曜日
暦の上では、今日から三連休は設定されていません。私の職場だけ三連休にしてあるのです。先日の土曜日を休日出勤し、今月の25日と入れ替えました。これでクリスマスは休暇になり、三連休が設定できたわけです。職員にとって、これはワークライフバランスとして有り難い処置と聞きました。私の創作活動にとっても連続して休める日があるのは救いです。造形的思索が深まるし、何よりも制作に勢いがつくのです。さて、三連休の目標ですが、先日失敗した大きな陶彫部品のやり直しを行うつもりでいます。失敗作品をいつまでも工房に置いておくことはしたくないので、早速今日からタタラ作りに入りました。やり直す作品と同時に新しい陶彫部品も進めることにしました。失敗作品のやり直しだけでは虚しいなぁと思い、たとえ最小の陶彫部品であっても新しい作品を作りたいと考えたのです。今日は朝から工房に行き、タタラ作りをしました。通常より多めのタタラを用意し、そのうち2枚のタタラを使って、陶彫部品の根の部分の最小のものを成形しました。残りのタタラはやり直しをする大きな陶彫部品に使います。大きな部品は明日作る予定です。夕方は家内と常連になっている横浜のミニシアターに行きました。スイスとスペインの合作映画「ダンシング・ベートーヴェン」を観てきました。1964年にベルギーのブリュッセルで初演をしたバレエ史上に残る傑作は、天才振付家モーリス・ベジャールが亡くなった後、再演は不可能とされてきた演目でしたが、2014年に東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団の共同制作という一大プロジェクトで甦ったのでした。ベートーヴェンの最高峰「第九交響曲」を総数80人余のダンサーとオーケストラ、ソロ歌手、合唱団を加え、総勢350人という大規模で演じられたステージは、作り上げるまでの厳しい練習やダンサーの苦悩や情熱が余すところなく映像に収められ、圧巻と呼べる映画に仕上がっていました。人種や国籍を超えて繋がる歓喜の世界に私は魅了されました。詳しい感想は後日改めたいと思います。今日は三連休の滑り出しに満足した一日でした。