Archives for the Month of 6月, 2017

6月は鑑賞が充実

今日は6月の最終日です。今月を振り返ると4日に新作の写真撮影がありました。多くのスタッフが来てくれて、撮影は何とか無事に終えることが出来ました。その画像をもとに案内状を印刷し、先日図録の校正を済ませたところです。ギャラリ […]

「伊藤若冲論」幻想の博物誌

自分の鞄に携帯している書籍は「聖別の芸術」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)と「奇想の系譜」(辻 惟雄著 筑摩書房)で、その時の気分によって交互に読んでいます。今回は「奇想の系譜」に登場する江戸時代の絵師伊藤若冲を取り上げ […]

12冊目の図録作成

今月4日に新作の写真撮影が終わり、17日に案内状や図録用の写真を選び、23日に案内状の印刷と図録のレイアウトが出来上がってきました。案内状1000枚はギャラリーせいほうに既に届けてあります。今日は図録の色校正を確認する打 […]

「土谷武論」 閑寂のかたち

野外展示された彫刻家土谷武の颯爽と空間を切る作品を、折に触れて見てきました。鉄と石を組み合わせ、大きく空間を捉えた作品は、ハッと眼に焼きつく印象を私に与えました。生前の作家を40年も前に一度だけ自分が学んでいた大学でお見 […]

DM持参でギャラリーへ

個展のダイレクトメール(案内状)が先週金曜日に出来上がってきました。それを1000枚持参して東京銀座のギャラリーせいほうへ行ってきました。職場で半日年休をいただいて、久しぶりに銀座に出かけ、ギャラリーせいほうの田中さんに […]

週末 陶彫用木箱を作り始める

工房は朝からスタッフが2人来ていて活気がありました。中国籍のスタッフは日本の浴衣が欲しくて、家内が知り合いの呉服屋に彼女を連れて行き、浴衣選びをしたようです。気に入った浴衣を購入して、工房に帰ってきた彼女は上機嫌でした。 […]

週末 梱包に明け暮れる

週末になりました。集合彫刻を分解したカタチでそれぞれ梱包するのは、かなり手間がかかる作業ですが、個展に向けて安全な搬入・搬出と、作品を倉庫に保管をするためには仕方のないことだと割り切っています。梱包は創作活動のような面白 […]

映画「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」雑感

仕事から帰った夜の時間帯にミニシアターに出かけ、「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」を観て来ました。これは家内が希望した映画で、家内は胡弓奏者としてこの映画が主張する伝統継承についての確認をしたかったようでした。家内は「 […]

アンフォルメルとヴォルスの関係

先日、DIC川村記念美術館で開催されていた「ヴォルス展」に行き、ヴォルスが生きた時代に興った美術の潮流に思いを馳せる機会を持ちました。それはアンフォルメルという一連の動きで、仏語で非定型な芸術という意味です。代表される芸 […]

千葉佐倉の「ヴォルス展」

DIC川村記念美術館は、千葉県佐倉市の森の中にあって中世の城を彷彿とさせる美しい景観を持つ美術館です。ここでは私の感覚を擽る企画展が時々あって、橫浜から遠い美術館でもよく出かけます。箱の造形作家コーネルや、黒い家具のよう […]

映画「ローマ法王になる日まで」雑感

私が常連になっている橫浜のミニシアターには夜の時間帯に上映するレイトショーがあって、仕事から帰ってから映画を楽しむことが出来るのです。今回観た映画は「ローマ法王になる日まで」という実在の人物を扱った映画でした。これは単な […]

横須賀の「デンマーク・デザイン展」

横須賀美術館は海に面した美しい景観をもつ美術館です。今まで何回か訪れた中で、今回の展覧会は美術館の美しい雰囲気をそのまま投影したような洒落た内容で、若い女性スタッフを連れた私は、ちょっといい気分で「デンマーク・デザイン展 […]

週末 梱包作業&美術館鑑賞

今日は梅雨らしい鬱々とした天気でした。午前中は昨日から続いている作品の梱包作業をやっていました。今日は若いスタッフが2人朝から来ていて、それぞれ制作に励んでいましたが、10時半頃スタッフ2人と家内を連れて、千葉県佐倉市に […]

週末 梱包作業&図録打ち合わせ

週末になりました。今日は朝から工房に篭って作品の梱包作業に精を出しました。シートの内側にエアキャップを貼り、柱陶の作品を包み込む作業でした。途中でシートや養生テープが足りなくなって、店に追加購入に出かけました。梱包は創作 […]

東京駅の「アドルフ・ヴェルフリ展」

東京駅内にあるステーションギャラリーは面白い企画展が多く、今まで私は幾度となく足を運びました。とりわけ2階の煉瓦壁に掛けられた作品の数々は、独特な雰囲気を纏って鑑賞する者に心地よさを与えてくれます。金曜日は遅くまで開館し […]

葉山の「砂澤ビッキ展」

先日、神奈川県立近代美術館葉山で開催されている「砂澤ビッキ展」に行ってきました。副題に「木魂を彫る」とあって、生前巨木に挑んだアイヌ人彫刻家の痕跡を辿ることが出来る優れた展覧会でした。私は導入の部屋にあった「神の舌」と、 […]

映画「ムーンライト」雑感

先日、橫浜市中区にあるミニシアターで米映画「ムーンライト」を観てきました。この映画はアカデミー賞授賞式の際に作品賞を間違えられたエピソードがあり、賞レースで心躍る完成度の高いミュージカルに競り勝った映画です。映画を観た感 […]

京都の「戦後ドイツの映画ポスター」展

先日、京都国立近代美術館で見た「戦後ドイツの映画ポスター」展は、時代背景を考える上で興味をそそる企画でした。第二次世界大戦後、ドイツは東西に分断されました。1990年に統一されるまで、ドイツの映画は東西の社会体制の影響を […]

京都の「杉浦非水展」

先日の関西出張の折に何とか時間をやり繰りして、京都の岡崎にある細見美術館に出かけました。同館で開催していた「杉浦非水展」に興味が湧き、デザイン分野がまだ定着していない時代に、三越の広報担当として活躍した画家の足跡を辿るこ […]

週末 梱包開始&美術館散策

今日から個展のための梱包作業に入ります。まず「発掘~座景~」の4枚の台座をシートに包みました。シートの内側にはエアキャップをガムテープで貼り付けています。台座に施した砂マチエールが痛まないように作品が触れる表面には必ずエ […]

週末 梱包準備&映画鑑賞

やはり昨日思っていた通り、今日は3日間の関西出張の疲労が取れず、午前中は自宅で休んでいました。昨日京都のホテルから送った荷物が今朝届きました。衣類の他に京都の美術館で購入した書籍も入っていました。美術館近くにある書店には […]

関西出張③ 夏のような暑さの中で…

関西出張も3日目を迎え、今日は横浜へ帰ります。今日は奈良公園にいました。茹だるような暑さになり、鹿も木陰で休んでいました。大仏殿や二月堂は過去何回も来ていますが、久しぶりに来てみると何度も情緒に浸れる場所だなぁと思いまし […]

関西出張② 仕事の合間の散策

私が関西方面に行くことは滅多になく、現在の職場では1年1回しかありません。しかも3日間とも余裕のない仕事の行程なので、なかなか休憩時間を見つけるのは困難ですが、それでも何とか1時間程度は自由時間を確保しました。今日は京都 […]

関西出張① 「奇想の系譜」読み始める

今日から関西方面へ2泊3日で出張します。行きの新幹線に中で読む書籍をどれにしようか思案していました。普段鞄に携帯しているのは「聖別の芸術」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)です。私には大変面白い評論で、時間をかけてとつおい […]

6月RECORDは「まざる」

6月のRECORDのテーマを考えたときに、多くの同質なモノの中に異質なモノが混ざるイメージがありました。それは人種であったり、障害の有無であったり、さらに目に見えぬ複雑な状況も考えられます。起源から遡って純粋を守っている […]

撮影後の安堵感

月曜日から仕事が始まるので、本来なら今日のモチベーションは下がるはずですが、昨日の図録用撮影が何とか無事に終わって、今朝からストレスが脱けたようで心が軽くなっていました。昨晩は肉体的にも精神的にも疲労していて、今日はひょ […]

週末 図録用撮影日

いよいよ新作の図録用撮影日になりました。昨日深夜までやっていた準備が万全でないことに今朝5時に寝床で気づき、眠気が吹き飛びました。早朝の工房に出かけ、細かな陶彫部品に追加の印を貼り、ボルトナットの点検や作業台の片付けを行 […]

週末 撮影前の追加制作

明日は図録用の撮影日になっています。「発掘~座景~」と「発掘~宙景~」、「陶紋」5点が今年の個展に出品する作品で、明日の撮影を予定している作品全てです。今朝7時に窯を開けて「発掘~宙景~」に吊るす3段目の陶彫部品6点、小 […]

開港記念日は制作の日

横浜の公的機関は今日が開港記念日として公務を減らしているところが多いようです。私の職場も横浜市の組織に入るので開港を祝う日を特別な日として設定していますが、私たち職員は通常勤務です。ただし、年休を取りやすい環境になるので […]

6月をどう過ごすのか…

6月になりました。目先の目標は図録用の撮影が成功するように祈るだけです。撮影日は6月4日(日)です。天気予報では曇ったり晴れたりで、何とか野外での撮影も出来そうです。明日、横浜は開港記念日、明後日は土曜日なので、丸2日を […]