Archives for the Month of 1月, 2017

1月を振り返って…

今月は早かったなぁと思います。制作は週末を使って陶彫部品作りに明け暮れました。「発掘~宙景A・B~」に吊り下げる大きめの陶彫部品をいくつ作れたのだろうと確認中ですが、精一杯やっていたにも関わらず、焦る気持ちに変化はありま […]

渋谷の「火焔型土器のデザインと機能」展

先日、東京渋谷にある國學院大學博物館へ「火焔型土器のデザインと機能」展を見に行ってきました。火焔型土器は自分が作る陶彫にも通じた表現なので、昔から興味関心の対象なのです。國學院大學博物館には初めて行きました。皇室関係や国 […]

週末 今月最後の制作日

早いもので1月がもう終わろうとしています。今日は1月最後の週末で一日中制作が出来るのは今日しかありません。週末土日のうち私は日曜日の方が気持ちよく制作が出来ます。土曜日はウィークディの疲れがあって身体が重く感じるのです。 […]

週末 修了制作展&博物館散策

週末になり、今日は前から予定していた展覧会に家内と出かけました。東京上野にある東京藝術大学美術学部の卒業・修了制作展に、工房のスタッフが出品していたので見に行ったのでした。彼女は校舎の一室を使って床置きの大きな凸面の作品 […]

表現の蓄積と保管

工房の片隅に棚代わりにしたパネルがあり、RECORDを並べています。RECORDは一日1点ずつ作っていく小さな平面作品で、今年が作り続けて10年目に当たります。RECORDは完成すると、右下に印を押して日付けを入れていま […]

ナイーヴ・アートの村を訪ねた頃

以前のNOTE(ブログ)にも書いた記憶がありますが、旧ユーゴスラビアの村にナイーヴ・アートの制作現場を訪ねたことがあります。昨日アップしたNOTE(ブログ)で思い出しました。村の各家庭で農閑期に絵画制作に勤しむ村人たちの […]

我が家にあるナイーヴ・アート

私は20代の頃、幾度となくルーマニアに出かけていました。当時住んでいたウィーンで紀行作家みやこうせいさんと知り合い、ルーマニアの現存民俗の取材に同行させていただいたことが、ルーマニアを身近に感じる契機になりました。ルーマ […]

祈りと鑑賞

現代美術作家で古美術商もやっていた杉本博司氏の著書「現な像」から触発されたわけではないのですが、仏像について考えることが暫しあります。杉本氏のように眼前に古美術品としての木彫仏像がやってきたら、自分はどうするだろうと想像 […]

写真媒体が及ぼす影響

スマートフォン等の浸透で写真撮影が日常的になり、私たちの周辺には画像が溢れています。写真技術は記録としての手軽な方法や、画像処理を楽しんで超現実的な世界に遊ぶことも可能になり、現代ではなくてはならないアイテムになっていま […]

週末 来訪多くて創作邁進

今日は頻繁に来ている大学院生に加えて、久しぶりに中国籍のスタッフが工房にやって来ました。さらに職場の人も絵を描きにきていて、普段の工房にしたら来訪者が多かったと思いました。それぞれが、お互いの事情を話しながら創作活動に勤 […]

週末 世界情勢を考える

週末になって、いつも通り工房に朝から篭って制作三昧でしたが、日本時間で午前2時にトランプ米大統領が就任式を迎えることになり、海の向こうでは反対派の集会や暴動が報道されて大変な事態になっていたようです。私もトランプ氏が次期 […]

自己満足の捉え方

自己満足をマイナス要素として捉えてはいけない、自己満足があるからこそ人は生きていけるのだと京都に住む版画家の友人から言われたことがあります。確かに自己満足というコトバを使う場面では、客観的評価ではなく、周囲から見れば本人 […]

真冬の夜は睡魔と闘う

仕事から帰ってくると、私にはもうひとつの仕事が待っています。二束の草鞋生活の辛いところですが、夜は時に工房に出かけ、陶彫制作をやってみたり、自宅の食卓では毎晩RECORDをやっています。リビングに置いてあるパソコンではホ […]

「人は多面体」原稿まとめる

職場関係の人に頼まれて、久しぶりに原稿を書きました。時候の挨拶もなく、いきなり論理に導く文章で稿を起こしました。自由記述に近かったので、さて、何を題材にしようか迷った挙句、彫刻家らしく立体的な解釈を伴うものを選びました。 […]

表現の拡散について

工房でお茶を飲みながら、若いスタッフや職場の人と話す内容は、畢竟美術のことばかりになります。若いスタッフは現代アートを網羅する思索を続けていて、また大学院で先端芸術を専攻しているため、仲間も多く創作環境も整っています。職 […]

真冬の通勤雑感

この時期になると、ついNOTE(ブログ)に書きたくなるのが、早朝の通勤についての雑感です。橫浜もついに氷点下の朝となり、6時半に自宅を出る自分は身が切られる思いで坂道を下り、バスの停留所まで歩いて向かいます。自宅は小高い […]

週末 寒さ厳しい工房より

横浜と言えども寒波到来の季節は寒さが厳しいもので、内壁のない工房は外と変わらない温度のため、厚着をして作業をしていました。それでも陶土に触れていると手が悴んで、ついストーブの傍に駆け寄って暖を取りたくなるのです。今日は前 […]

週末 大雪の記憶が甦る日

今日は工房に行く前に、家内を神奈川公会堂に車で送っていきました。和装になり、邦楽器を持って出かける家内は、バスや電車に乗るのが難儀なため、毎年車で送っているのです。思い出すのは2013年の今日、大雪が降ったことです。ちょ […]

「現な像」読み始める

「現な像」(杉本博司著 新潮社)を読み始めました。著者杉本博司氏は現代美術作家ですが、写真の世界では「劇場」シリーズや「海景」シリーズで、独自な感性を持った作品で注目されています。とりわけ私は全米の映画館を撮影した「劇場 […]

1月RECORDは「かすむ」

昨日のNOTE(ブログ)に書いた通り、RECORDは今年も継続していきます。テーマはひらがな3文字に統一しました。今月のRECORDのテーマは「かすむ」にしました。「かすむ」を、漢字で書けば「霞む」になります。霧や靄がか […]

2017年RECORDのテーマ

一日1点ずつポストカード大の平面作品を作っているRECORD。2007年から始めているので、今年がちょうど10年目になります。毎日1点ずつやっていて、よくぞ10年やってきたなぁという思いも込み上げますが、中断するつもりは […]

映画「この世界の片隅に」雑感

今年になって立て続けにアニメーション映画を観ました。「この世界の片隅に」は戦前から戦中にいたる広島市内や軍港のある呉で暮らした女性の半生を描いた秀作でした。私の心を捉えたのは背景になっていた風景描写で、戦前の広島の町並み […]

三連休 最終日に思うこと

三連休の最終日になりました。年末にも三連休があり、その後休庁期間に入り、また新年早々三連休がありました。暦の関係で昨年の暮れから新年に至るまで、よく工房に通うことが出来ました。例年になく多くの陶彫部品が出来ているのではな […]

三連休 「宙景A」制作継続

今日は雨が降る寒々しい一日で、工房はかなり冷え込んでいました。同じ職場の人が2人来て、それぞれ絵を描いていました。私は昨日から「発掘~宙景A~」のテーブルに吊り下がる陶彫部品の2段目の成形をやっていて、寒さに耐えながら陶 […]

三連休 「宙景A」2段目の制作開始

今日から三連休になり、年末の時のように陶彫制作に明け暮れる予定です。背の高いテーブル彫刻「発掘~宙景A~」のテーブル下に吊り下げる陶彫部品6個全ての焼成が終わりました。いよいよ2段目の陶彫制作に入ることになり、今日は成形 […]

映画「君の名は。」雑感

映画「君の名は。」を観て最初に思ったことは、アニメーションを映画館で観ることが、自分は初めてではないかと気づいたことでした。宮崎駿監督作品もDVDやテレビ放映で観ているので、最近のアニメそのものには親しんでいますが、大ス […]

立て続けに映画鑑賞

今年になって立て続けに映画を観に行っています。今月2日に「君の名は。」を観たばかりなのに、今日は「この世界の片隅に」を観て来ました。昨日から仕事が始まり、なかなか調子が出ない中、気分を乗せるために勤務時間終了後に、いつも […]

「シュルレアリスト精神分析」読後感

「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)を読み終えました。ボッシュ、ダリ、マグリット、エッシャーの4人の画家に加え、SF作家の荒巻義雄の小説における精神分析の解釈があって、大変楽しめる内容になってい […]

休庁期間終了&従兄弟会

今日で休庁期間が終わり、明日から宮庁御用始めとなります。午前中は工房に出かけて、柱陶の仕上げや大晦日に窯入れした作品を窯から出してきました。焼成の終わった作品は「発掘~宙景A~」のテーブルに吊り下げる6個目の陶彫部品とな […]

制作再開&映画鑑賞

元旦が過ぎて今日から工房での制作を再開しました。午前中は材料の購入に店に出かけました。大学院生も同伴し、彼女は搬入用木箱を作るための木材を調達していました。工房では夕方4時まで制作をしました。さすがに昨日は焼成温度を確認 […]

2017年 新年の抱負

新しい年になり、気持ちを新たにしていきたいと思います。NOTE(ブログ)を見てくださっている皆様に、新春のお慶びを申し上げます。今年も何卒よろしくお願いいたします。今朝はまず工房に出かけて焼成温度を確認しながら、昨日鏡餅 […]