週末 大きな陶彫部品の制作計画
2016年 12月 18日 日曜日
今日も朝から工房に篭って制作三昧でした。12月末まで何日間工房で制作できるのか、休庁期間も含めて試算し、大晦日までの制作計画を立てました。現在は背の高いテーブル彫刻の天板に吊り下がる大きな陶彫部品を作っています。背の高いテーブル彫刻は2つあって、それぞれ一段目に吊るす陶彫部品は6個あります。2つあるので合計12個です。そのうち焼成まで終わっている陶彫部品は4個あるので、残り8個です。それらを大晦日までに全て作れないかと考えました。昨日、栃木県益子町から陶土600kgが届いたので、材料はたっぷりあります。連続して制作する時には窯入れは出来ません。窯に入れてしまうと3日間くらいは放置しなければならず、工房の電気も使えなくなるからです。そのため焼成を除く制作を可能な限りやっていこうと思っています。成形や彫り込み加飾した後、乾燥のための時間確保も必要なので、制作をどんどん進めるのがいいと思っています。私にとってクリスマスも晦日もその気分になれず、毎年工房で制作に追われて過ごしています。街のイルミネーションを楽しむ余裕もありません。そこに今回は大学院生が付き合ってくれます。彼女の修了制作も次第に表現的な凄みを増してきました。作品が自己イメージの具現化に向かって産声を上げていく瞬間は、気分は意気揚々としてきて他に目移りがすることはありません。これが創作の醍醐味です。この根源的で生命の証に匹敵する魅力に比べれば、何をやってもうわべだけの楽しさは感じなくなり、創作の魔力に心身ともに憑かれてしまうのです。大晦日まで身体が動く限り頑張っていきたいと思います。次は天皇誕生日から始まる三連休です。土練りと成形・加飾を繰り返す計画を遂行したいものです。
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Tags: 制作, 創作, 工房, 彫刻, 陶彫
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