Archives for the Month of 12月, 2016

2016年HP&NOTE総括

2016年の大晦日になりました。毎年この日は1年間の総括をしています。今年は7月にあった11回目の個展に「発掘~環景~」と「発掘~表層~」を出品しました。「発掘~環景~」の陶彫部品の数が多く、個展搬入前日まで窯に入ってい […]

今年印象に残った展覧会

2016年の晦日になりました。明日は今年全般に亘るまとめをNOTE(ブログ)に書くつもりですが、今日は印象に残った展覧会を取上げます。まず西洋の美術展では東京六本木の国立新美術館の「ダリ展」と東京上野の西洋美術館の「クラ […]

休庁期間 制作&賀状宛名印刷

今日から休庁期間になり、朝から工房に篭りました。年末の雑用は家内任せにしているので、自分は極楽トンボのような暮らしです。申し訳ないと思いつつ、工房では陶土と格闘していました。「発掘~宙景B~」の高いテーブルに吊り下げる陶 […]

内観と公開について

幼い頃から内気なところがあった自分は、人に知られない秘めた内面の世界を持っていて、つい独り言を口走ったり、じっと黙ったまま過ごしたりしていました。内観は自分自身を探る上で重要なアイテムになり、今でも自己分析は習慣になって […]

猫の生態

このところ厳寒の後に、妙に暖かい日があったりして真冬の感覚になれません。そのせいか無性に眠くなったり、体調を崩しそうになります。人は自分の身体の都合を考えず、仕事を優先することが多く、空調が効いている部屋では気候の変動に […]

映画「こころに剣士を」雑感

昨日、横浜のミニシアターにフィンランド・エストニア・ドイツ合作映画「こころに剣士を」を観に行きました。監督はフィンランド人、出演した多くの俳優陣はエストニア人という構成でした。時代は1950年初頭、舞台は旧ソビエト連邦に […]

冬季三連休 制作&映画鑑賞

三連休の3日目です。相変わらず工房で朝から制作に没頭していました。大学院生と競い合うように、また制作時間を惜しむように陶土と格闘していました。今日はクリスマスです。今晩、大学院生は家族や親戚と外食して過ごすと言っていまし […]

クリスマスの思い出

三連休の中日です。今日も朝から工房に篭り、制作に明け暮れました。今日はクリスマス・イヴです。工房にあるラジオのFM放送からクリスマス・ソングが流れていました。私はその雰囲気をラジオでしか味わうことしか出来ず、陶彫の制作サ […]

冬季三連休の制作目標

職場の仕事が一段落したところで、今日から大晦日までの9日間を可能な限り、創作活動に充てていこうと思います。職場に顔を出さなければならない時は仕方ないにしても、新作「発掘~宙景B~」の大きな陶彫部品を作り上げるべく努力をし […]

ちゃんこ鍋コミュニケーション

今年は29日(木)から休庁期間が始まりますが、今日で仕事が一段落し、職員全員が昼食を囲む場面を設定しました。私の職場運営の手法の一つに、全員が鍋をつついて語り合う大鍋コミュニケーションがあります。現在の職場に境川部屋にい […]

M・Cエッシャーの夢

現在読んでいる「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)の4人目に登場する画家はオランダ人のM・Cエッシャーです。エッシャーの絵画に関しては、自分が10代の終わり頃、トロンプルイユを多用した版画作品を […]

造語タイトル「宙景」と「座景」

このところ自作のタイトルは造語にするしか考えが浮かばず、漢字を繋げて造形イメージに近づけようとしています。「層塔」「群塔」「環景」など、過去のタイトルを振り返ると、造形イメージとの一体化を図る意志があります。私はタイトル […]

北方ルネサンスの継承

先日見に行った「クラーナハ展」が、NHK番組で取り上げられて、クラーナハが得意としたヌード絵画の分析を行っていました。肢体がリアルではないのは自分も理解していましたが、カタチの象徴化や色彩の艶めかしさを日本の写実画家が実 […]

週末 大きな陶彫部品の制作計画

今日も朝から工房に篭って制作三昧でした。12月末まで何日間工房で制作できるのか、休庁期間も含めて試算し、大晦日までの制作計画を立てました。現在は背の高いテーブル彫刻の天板に吊り下がる大きな陶彫部品を作っています。背の高い […]

今年も週末に陶土600kg届く

昨年は12月5日に栃木県益子町にある明智鉱業から陶土600kgが届いていました。今年は今日の昼ごろ陶土600kgが届きました。実はまだ使い切れていない陶土がありますが、念のため早めの措置を取ったのでした。以前大雪が降って […]

「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」

現在、国立西洋美術館で開催中の「クラーナハ展」に展示されている絵画「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」の前で私は足を止めました。同じようなポーズを持つ作品に「ホロフェルネスの首を持つユディト」という絵画があって、こちらの方 […]

東京上野の「クラーナハ展」

東京上野にある国立西洋美術館は、金曜日に開館時間を延長していて、仕事帰りに立ち寄れるので有り難いと思っています。先日は職場で午後年休をもらって幾つかの美術館を回り、最後に国立西洋美術館に辿り着いたのでした。夜になっても「 […]

マグリットの超幻想的世界

現在読んでいる「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)の3人目に登場する画家はベルギー生まれのルネ・マグリットです。マグリットの生い立ちの中で彼自身が語る次の文章に、その後の創作活動を示唆するものが […]

12月RECORDは「つながる」

今月のRECORDのテーマを「つながる」に決めました。今年はひらがな4文字による年間テーマを設定して、日々RECORDを作っています。年間の締め括りとして「つながる」というテーマにした訳ですが、職場でも人と人の連携、コミ […]

友人パテシェのシュトレン

今年もクリスマス時期が到来し、ドイツ発祥のシュトレンを味わえる季節になりました。川崎市中野島にある洋菓子店「マリアツェル」に例年通りシュトレンを複数個注文しました。「マリアツェル」は自分が20代の頃、滞欧中に知り合った年 […]

週末 もうひとつの新作に向けて

現在作っている新作は全てテーブル彫刻で、背の低いテーブル彫刻と背の高いテーブル彫刻です。背の低いテーブル彫刻は4畳大のテーブルを設えた1点のみで、テーブル上に陶彫部品を複数配置して、架空都市をパノラマにして見せようとして […]

週末 昼夜の制作

週末がやってきました。このところ週末の創作活動は充実しています。集中力によって周囲が気にならなくなる状態が続き、心の充足感を得ています。今日も例外ではなく作業中は時が経つのを忘れました。最近の土曜日はウィークディの疲労が […]

漱石没後100年に思う

文豪夏目漱石が亡くなって今日が100年目にあたる命日だそうです。大学の研究室が開発した漱石のアンドロイドがマスコミに紹介されていました。齢49歳で逝去した漱石は、早くして世を去った印象を拭えません。中学生の頃から読書癖が […]

北斎 傘寿の表現力

東京両国にある「すみだ北斎美術館」は、葛飾北斎のあらゆるジャンルの作品を集めていて、北斎ファンならずとも一見の価値がある美術館です。建築は近未来的な装いがあり、またICT活用により楽しく北斎ワールドを堪能できるようになっ […]

東京両国の「北斎の帰還」展

先日、東京両国にある「すみだ北斎美術館」に行ってきました。目的はTVで放映された「須佐之男命厄神退治之図」の復元された絵をこの眼で見たかったことでしたが、美術館が企画した「北斎の帰還」展にも眼が奪われました。帰還とはどう […]

「写生雑録帖」と「写生図巻」

根津美術館で開催されている「円山応挙展」に、応挙のエスキースと言うべき写生の原本が出品されています。応挙の完成度の高い写実的な絵画は、写生の原本に見られるような研鑽と修練によって到達した境地と言えます。私は完成した作品と […]

東京青山の「円山応挙展」

先日、東京青山の表参道にある根津美術館で開催中の「円山応挙展」に行ってきました。江戸時代に活躍した写生派の絵師円山応挙は、自分には思い入れの深い画家で、それまでの格式高い絢爛たる狩野派の絵師に比べると、作風に時代の新しさ […]

週末 陶土との対話

以前のNOTE(ブログ)に、素材との対話が何を意味しているのか書いた記憶があります。制作に集中した状態が続き、疲れも何も感じなくなり、周囲の状況も見えなくなる高揚気分を、素材との対話という表現で自分は言い表しています。心 […]

週末 手の皸が始まった日

12月になって初めての週末ですが、先月のモチベーションを保ったまま、今日も朝から夕方まで陶彫制作に明け暮れました。今日は暖かい一日でしたが、工房内は寒々としていたので、大型ストーブを点けました。いつものように大学院生が来 […]

金曜夜は美術館へ…

今日は夜になって東京の美術館から帰ってきました。実は今日は美術館巡りではなく、別の用事があって仕事を早めに切り上げ、午後は年休を取得したのでした。用事が意外に早く終わったので、家内を誘って東京の美術館巡りを決行しました。 […]

12月に期待すること

早いもので2016年も残すところ1ヶ月となりました。12月は先月以上に充実した1ヶ月にしたいと思っています。今月末には、今月から来月にわたる6日間の休庁期間があります。毎年この休庁期間をフル活用して創作活動に勤しんでいま […]