Archives for the Month of 10月, 2016

10月制作成果とハロウィーンについて

今月の最終日になりました。新作の制作目標に掲げたテーブル彫刻の脚の設置では、背の高い方は手が着かず、背の低い方をやりました。設置時に工具が壊れたため残り1点が出来ていない状態ですが、自分なりに頑張ったと思っています。背の […]

週末 テーブル彫刻の脚

今日は朝から工房に篭って制作三昧でした。今月の目標にあった通り、今日は新作の背の低い方のテーブル彫刻に脚を設置する作業をしました。背の低いテーブル彫刻は4体でひとつの世界を構成するのです。だからテーブルの数は4体必要で、 […]

週末 新作の窯入れ準備

やっと週末になりました。来年度人事が始まっているせいか一週間が長く感じました。週末の仕事も厳しい制作工程を迎えていて、どっちの仕事もなかなかどうして痺れるような時間を今後過ごすことになります。毎年これからが本腰を入れる時 […]

イメージの言語化

一日1点のノルマで、小さな平面作品を作っているRECORDでは月毎にテーマを決めています。今月は「さからう」というテーマで、今日の分までの28点が終わりました。まずテーマがあった方が制作動機を導きやすいし、カタチがまとま […]

「パラノイアック・クリティック」について

「パラノイアック・クリティック」とは何か、昨日から読み始めた「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)の最初に出てくるコトバです。精神医学の専門用語というのですが、全く聞き慣れないコトバです。本書から […]

「シュルレアリスト精神分析」を読み始める

「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)を今日から読み始めました。著者は精神医でSF評論の視点からシュルレアリストを捉えています。扱っている画家はボッシュ、ダリ、マグリット、エッシャーで、偶然にも私 […]

カフカ「城」読後感

「城」(カフカ著 前田敬作訳 新潮社)をやっと読み終えました。NOTE(ブログ)のアーカイブを見ると、7月15日から読み始めているのですが、8月と9月の2ヶ月間読書をしなかったので、中断したまま鞄に携帯していました。今に […]

16‘RECORD4月・5月・6月分アップ

RECORDとは和訳すれば記録です。日々思いつくイメージをその日のうちに記録する意図で始めたRECORDでしたが、昼間は公務員をやっていて、夜に制作をするサイクルが、私には精神的に厳しい時があって、開始して2年目より5日 […]

週末 陶彫制作に明け暮れる

昨日、疲労で制作が捗らなかった分、今日は頑張ろうと決めていました。朝から工房に篭りました。今日は大学院生もいて、それぞれの課題に向かって真摯に努力を続けました。陶土を叩いてタタラにしながら、6個の陶彫部品を何とか完成に近 […]

週末 職員親睦の機会

職場では大きなイベントが終わって、職員全員を労いあい、また親睦を深めるため宿泊研修会を企画しました。それぞれが専門職で別々に活動しているからこそ、私たちは組織的な対応が大切で、イベントを通じて連携を図るのは、職員全員の心 […]

プロジェクション・マッピング

私の職場では年間2回祝祭的なイベントが行われます。前回は体育的なイベントで、昨日と今日行われたのは文化的イベントになります。察しがつく方や同業者には私たちの職業は明白ですが、ホームページのNOTE(ブログ)では拡散を怖れ […]

「ポルト・リガトの聖母」雑感

先日訪れた国立新美術館で開催中の「ダリ展」において、ダリの宗教画とも言える巨大な「ポルト・リガトの聖母」の前で、私は暫し足を止めて見入ってしまいました。イタリア・ルネサンスの祭壇画を彷彿とさせる古典的手法で描かれた、現代 […]

東京の「ダリ展」

20世紀を代表する巨匠サルバドール・ダリの絵画を初めて知ったのは、私が中学生の頃だったように思います。溶けた時計盤やら砂丘のような風景に不思議な人体が配置されている絵画は、私の時代には既に革新ではなくなっていましたが、感 […]

追悼 アンジェイ・ワイダ監督

ポーランドを代表する映画を数多く世に送り出したアンジェイ・ワイダ監督が90歳で他界したニュースが先日流れました。ワイダ監督の映画は私がかつて暮らしていたオーストリアのウィーンでよく観ました。私が20代の頃なので、もう30 […]

16‘RECORD1月・2月・3月分アップ

今日の話題は、先日に続いてホームページにRECORDをアップしたことです。先日撮影が終わった9月分までのRECORDですが、今回は今年の1月から3月までの3か月分のRECORDをアップしました。2016年の年間テーマはひ […]

週末 グローバルな会話

昨日に続き、朝から工房で陶彫の制作をしていました。今日も気持ちのいい秋晴れでした。今日は工房によく出入りしている若いスタッフが2人来ました。一人は東京芸大の大学院生で、工房で修了制作をやっています。もう一人は中国籍の子で […]

週末 秋晴れの工房

今日は秋晴れになり、気持ちのいい一日でした。どこかへ行楽に行きたい気分を押さえ、朝から制作三昧で相変わらずの一日を過ごしました。大学院在学中の若いスタッフが朝から来て、修了制作に励んでいました。私の職場から散歩がてらに来 […]

ノーベル文学賞雑感

今年のノーベル文学賞に米歌手のボブ・ディランが受賞したと聞いて驚きました。職場にある新聞がどれも一面を割いて、このニュースを伝えていました。ボブ・ディランはシンガソングライターで、とくに自ら作詞したものに文学性が認められ […]

橫浜の「エッシャー展」

既に終わってしまった展覧会の感想を述べるのは恐縮ですが、旧知の作品が多い有名な版画家の印象を改めて書きたいと思いました。オランダ人版画家M・C・エッシャーの作品を、私がいつ頃知ったか今も鮮烈に覚えています。私は高校3年生 […]

「旅の修道士は見た」雑感

師匠である彫刻家池田宗弘先生は、真鍮直付けという手法で作品を作っています。人体はジャコメッティのように細長く引き延ばされて、そのシルエットがとても美しいと私には感じられます。これは量感を見るのではなく、人体や樹木等に切り […]

15‘RECORD10月・11月・12月分アップ

ホームページに2015年RECORD10月分~12月分をアップしました。先日、2015年10月から2016年の9月までの1年間分のRECORDの撮影をしたので、今後は次々にアップをしていきます。昨年の月々のテーマは漢字一 […]

三連休③ 美術館巡り&ビール祭り

三連休の最終日になりました。今日は工房へは行かず、家内と東京と横浜の美術館を巡ることにしました。師匠の池田宗弘先生は自由美術協会の会員で、例年この時期に先生から招待状が届きます。そこで今日が自由美術展の最終日であるため、 […]

三連休② 制作&風景彫刻鑑賞

三連休の2日目です。朝から工房で制作三昧でした。今日は久しぶりに中国籍の若いスタッフが来ていました。彼女は栃木県のグループ展に参加するというので、新作を作っていました。私は相変わらず陶彫制作に勤しんでいました。テーブルの […]

三連休① 風景彫刻について

三連休の初日です。今日は朝から工房に篭って制作三昧でした。私の職場から2人の職員がデッサンをやりに工房に来ていました。いつも来ている大学院生もいて、今日の工房は賑やかでした。私はテーブル彫刻の上面に展開する陶彫部品を作っ […]

年度の折り返し地点

職場は4月初めから翌年の3月末までのサイクルで動いています。つまり年度で仕事の切り替えを行います。今日は年度のちょうど折り返し地点になり、上半期が終了したことになります。職場では特別に何か儀式があるわけではなく、簡単な上 […]

文系人間の居場所

今朝、職場にあった日本経済新聞の小さな記事に目が留まりました。「国立大に文系は要らないー。文部科学省が昨年、こう読み取れる通知を出したときに怒ったのは文系の先生たちばかりではなかった。日本学術会議のメンバーをはじめ、むし […]

「柱陶」夜の制作開始

テーブル彫刻の木材の柱を覆う陶彫を「柱陶」と名づけました。柱陶は主にウィークディの夜に工房に出かけて制作をしようと思っています。昼間は仕事があるため、夜の制作は1時間から2時間くらいと決めていて、秋や春のような比較的気候 […]

10月RECORDは「さからう」

今月のRECORDのテーマを「さからう」に決めました。今年はひらがな4文字による年間テーマを設定して、日々RECORDを作っています。1ヶ月のテーマを決める際は、その時の心情もありますが、視覚表現がやりやすいテーマを選び […]

10月の制作目標

10月になり、新作の制作に弾みをつけようと思っています。秋が深まって作業がやりやすい季節になりました。今月はテーブル彫刻の天板に柱を立てる作業をやりたいと思っています。天板に穴をあけて柱に接合するのですが、背の低いテーブ […]

週末 陶彫によるテーブルの脚

週末は専ら制作に時間を費やしています。今日も工房に篭りました。久しぶりに若いスタッフも来て、大学院の修了制作に取り組んでいました。私は新作のテーブル彫刻の陶彫部品を作っていました。テーブルは木材を使って構造を作ります。天 […]

週末 RECORDの撮影日

10月になりました。今月の目標は後日書かせていただきます。今日は週末で朝から工房で制作をしていました。午前10時頃、懇意にしているカメラマン2人がやってきて、1年間のRECORDの撮影をしていきました。昨年の10月分から […]