16’個展最終&搬出の日

11回目の個展の最終日を迎えました。個展は自分にとって誇らしい面がありますが、自己内面世界を多くの人に見せるというのは恥ずかしい一面もあって、最終日を迎えることで実はホッとしています。今日は朝から懇意にしているカメラマン2人が個展会場の撮影に来てくれました。「発掘~環景~」は画像として面白く加工できると感想を洩らしていました。図録撮影の時と違い、ホームページにアップする時はカメラマンの趣味趣向を入れてもらうので、きっと楽しいデジタル画像が完成するのではないかと思います。午後は友人や職場の方が多くお見えになりました。ウィーンで付き合いのあった友人が30年ぶりに現れた時は、当時の節約を余儀なくされた留学生時代に引き戻されました。今回の個展は自分の過去と向き合う機会が多く、自分の生きた時代が走馬灯のように甦りました。山梨県でワイン会社を営んでいる従兄弟夫妻も来てくれました。親戚にはこのワイン醸造業者の他に考古学者や弾き語りの歌手がいて多彩な面々がいますが、文筆家や紀行作家の知人を含めると、今回の個展も例年に劣らず、さまざまな分野の人たちに来廊していただきました。芳名帳を開いてみると、10年以上も個展を続けていて良かったと思っています。皆様にはわざわざ東京銀座まで足を運んでいただいたことに心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。最後に懇意にしている運搬業者2人と搬入搬出に関わってくれたスタッフの皆さんにお礼申し上げます。こういう人たちがいなければ彫刻の個展は出来ません。搬出はチームワークでスムーズに出来ました。木箱を山積みしたトラックを、私の運転する乗用車にスタッフを乗せて追走していると、業者とスタッフたちの尽力に有難さと温もりを感じます。来夏12回目の個展開催をギャラリーせいほうの田中さんと約束しました。このメンバーで今後も続けたいという思いでいっぱいです。

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