休庁期間終了&従兄弟会

今日で休庁期間が終了しました。6日間の休庁期間をずっと制作に充てることは無理でしたが、それなりに頑張れたように思います。昨年暮れの目標4点は完成し、新年は1点のみという成果でしたが、これは正月の行事があって仕方ないことと思っています。今日も一年1回の従兄弟会がありました。十数人が集まる貴重な機会なので、東京五反田の洋食レストランに家内と出かけました。今日の会合は、家内の関係する従兄弟たちで、奄美大島から出てきて学問で身を立てた叔父や叔母の息子や娘たちなのです。島の濃密な関係が世代を超えて繋がっていると言えます。叔父の中にはカント哲学者や考古学者や音楽家がいて、自分にとっては文化意識の高い親戚です。家内と付き合っていた若い頃に、自分が専門とする彫刻芸術を理解してくれた大切な存在でした。その第二世代が毎年正月に集まっているのは稀なケースでしょう。第二世代も自分にとって楽しく刺激的な人たちで、彼らと会ったのが久しぶりにも関わらず、会話が弾みました。今日はこの従兄弟会があったため、早朝工房に出かけ、1時間程度彫り込み加飾を行いました。休庁期間は今日で終わりましたが、制作に弾みをつけられたことが大きいと思っています。休庁期間でどのくらい作れたかではなく、これから作ろうとする意志がどのくらい湧き上がったかが重要で、それが今後の創作活動を左右すると考えています。6日間懸命に作りまくって燃え尽きてしまうのは危険極まりないことで、寧ろ今後に向かって意欲を高めていくことが、長い制作工程を考えると必要なことだと思っています。

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