バンコク旅行 2日目

昨晩10時過ぎにタイのバンコクに到着し、現地ガイドに案内されてチャオプラヤー川沿いのホテルに一泊しました。旅行会社を通してあると宿泊場所やガイドがつくので時間の節約になり、それがツアーの良さと言えます。ガイドの提案で午前中は水上マーケットに行きました。10人程度が乗船できるエンジン付き船に乗って、河川を走り、土産物店が並ぶエリアに案内されました。欧米からの観光客が多く、この水上で土産物を売り買いする光景はさぞエキゾティックに見えるだろうと思いました。午後は念願のアユタヤ観光に出かけました。バンコクから車で走ること1時間半でアユタヤに到着、それにしても私たちを乗せたマイクロバスの飛ばすこと、車間距離の狭さ、人の道路横断や往来の多さ、道幅の規制の緩さに、ここの交通事情はどうなっているのか、些か疑問を持ちました。アユタヤ遺跡は期待通りで、仏教王朝の栄華を尽くした都が、かつてここにあったことを偲ばせる素晴らしい遺跡の数々がありました。崩壊が美しいと言えば語弊がありますが、自分の陶彫作品の発想はまさにそこからきているので、崩壊された遺跡を見ることが自分の発想や構想の蓄積になると考えています。アユタヤ遺跡に関しては感想を次回に改めたいと思います。夜、ホテルに帰って、余力が残っていることを家内と確認し合い、ホテルから歩いていけるアジアティークに出かけました。アジアティークとはチャオプラヤー川沿いに倉庫を改装して作られた大きなマーケットのことで、モダンな雑貨店や飲食店が立ち並ぶ一大観光スポットになっています。そこで私たちは伝統舞踏ショーを見ながら、タイ料理を味わいました。ついでながら私はタイ料理が自分の好みに合わないことを自覚しました。酸味のあるトムヤンクンや辛さの残るカレーがどうも駄目なのです。昨年行ったカンボジアでは料理を美味しく頂いたのに、好き嫌いのなかった私としては今回はちょっとショックでした。伝統舞踏の衣裳の美しさを堪能しながら、料理を残さざるを得なかったことに悔しい思いをしましたが、その後に見たニューハーフショーは純粋に楽しめました。カリプソ・キャバレーは、1時間以上に及ぶサービスたっぷりのエンターティメントを展開し、女性より女性らしく、理想の女性になりきることを意識して性転換を図ったニューハーフたちが、妖艶に繰り広げる幻惑な舞台は楽しさ満載でした。バンコクの夜を満喫するには最高の演出でした。

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