建国記念日は彫り込み加飾

「発掘~丘陵~」の陶彫部品である円柱の彫り込み加飾は毎晩1点ずつ仕上げていますが、「発掘~群塔~」の陶彫部品の彫り込み加飾は進んでおらず、成形しただけの作品が増えてきてしまいました。これから残り8点の成形をしなければならないのですが、成形を終わって彫り込み加飾をやらなければならない作品も6点あって、陶土の乾燥を考えると、成形だけの作品に今後は時間を取って彫り込み加飾をやろうと決めました。成形が終わる毎に作品に水を吹きかけてビニールで覆っていますが、やはり長く放置しておくと表面の乾燥が進み、彫り込み加飾ができなくなります。陶彫は土練機を回して配合陶土を作り、畳大のタタラを作って、それをビニールで包んで一昼夜、次にタタラと紐で成形を行って、それをビニールで覆って、せいぜい1週間、それから彫り込み加飾を施して乾燥させる工程があります。次から次へとサイクルを作って、陶彫部品毎に段階を追って作業をやっていきますが、乾燥を睨みながら進める作業なので、途中で長い休みを取ることが出来ません。週末毎にやってくる必須の作業。身体に鞭打ってやっている自分を見て家内は感心していますが、こればかりは仕方がないことだと思っています。彫り込み加飾は時間がかかり、今日のところは朝から夜8時まで作り続け僅か2点出来ただけという結果でした。

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