創作に向かう意欲

週末は若い大学院生に助けられていることもあるのでしょうが、創作に向かう意欲が湧き出てきています。新作の全体構想が把握できるこの時期は、例年意欲的になっています。こんな気分になれる喜びに感謝です。毎年夏に東京銀座のギャラリーせいほうで個展を企画していただいているので、そこに向かって弛まぬ努力をしていて、休まず焦らずコツコツと制作を続けることが習慣になっています。この習慣の中で緩急があったり、休憩を取ったりしていることが、全体的に見れば生きる充実に繋がっていると思っています。健康面では、この年齢になれば抱えている病気もありますが、一病息災で作業に影響を及ぼすことも現在はなく、意欲を持続できる状態にあります。今回の新作も陶彫部品の数が多く、今年以上の作品になることがわかってきました。毎年ハードルを上げているので、こればかりは仕方のないことです。まだ追い立てられても大丈夫だろうという無意識な判断があるのでしょう。二足の草鞋生活が終わるまで残すところ2年を切りました。この創作へ向かう現時点での意欲は、定年後の次のステージに上がるための準備とも言えるのではないかと思うところです。

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